森ノ宮医療大学大学からのお知らせ 入試対策情報
※昨年度(2025年4月入学)情報を掲載中
数学I・A
2024年度入試の問題分析
一般選抜A・B日程はどちらも大問5題で構成され、2024年度入試で出題された主な分野は以下の通りである。
大問1:小問集合(数と式、集合と命題、図形の性質、整数の性質)、大問2:二次関数(グラフ・二次方程式・最大最小に関する考察問題)、大問3:図形と計量(三角形とその外接円に関する問題)、大問4:場合の数と確率(さいころに関する確率)、大問5:データの分析(四分位数・平均値・分散・標準偏差)。
解答時間については、3科目型は135分、2科目型は90分で他科目とまとめて解答することになるが、いずれの場合も平均して割くことのできる時間は1科目あたり45分である。解答はすべてマークシート方式で、4つの選択肢から正答をひとつ選択するという形式である。入試問題としては基本~標準レベルで構成されている。
2025年度入試対策・学習アドバイス
要注意分野は……
数I・Aからまんべんなく出題されているので、苦手な分野を残さないように勉強しておきたい。特に、計算力が求められる問題が多いので、普段の学習から素早く正確な答えを出せるように練習しておくことが大切である。例えば、根号を含んだ計算問題では、どのような式変形をすれば最も計算量を減らすことができるかなど、工夫を心がけながら計算するようにしたい。
データの分析についても、平均や分散の意味まで正しく理解しておくことが望まれる。図形問題では、問題文を正確に読み取り、適切な図を描けるようにしておく必要がある。特に、数学I「図形と計量」と数学A「図形の性質」の融合が出題されることもあるので、分野にこだわることなく、使える知識を総動員して問題を解くことが求められる。中学校で習う図形の知識も当たり前のように使うことがあるので、参考書の冒頭などに掲載されている「中学校の復習」なども確認しておきたい。
入試の特徴を捉える
1科目あたり45分ということを考えると、大問1題にかけることのできる時間は平均して9分であり、他科目との兼ね合いも考えると、時間配分が重要になってくる。また、解答はすべてマークシート方式で、正答の数値をマークするのではなく、空所ごとに与えられた4つの選択肢から正答をひとつ選択するという形式である。ゆえに、必ずどれかひとつを選ぶことはできるのだが、自分の計算結果と合致する選択肢がない場合などに、混乱を招きやすいという側面もある。普段からミスのないように丁寧に計算する癖をつけておこう。しかし人間、一定の割合で計算ミスが発生してしまうことは免れない。そこで大切なのは、計算ミスに気づき、修正することのできる力である。そのためには試験のときだけでなく普段の学習から、後から見直したときに間違いの箇所を発見できるように、途中の計算過程をきちんとメモするように心がけよう。
過去問を繰り返し解こう
基本~標準レベルの問題が多いので、教科書や傍用問題集などで繰り返し演習を積み、しっかり基礎を固める。そのうえで、本番の出題形式に慣れるために、過去問を繰り返し解こう。何度も解くことによって、理想の時間配分や進め方の感覚を身に染み込ませることができる。
