甲南女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2025年度入試の問題分析
試験時間は60分、100点満点。出題形式は全問題マークシート方式。大問[Ⅰ]〜[Ⅳ]で構成され、[Ⅰ][Ⅱ]長文読解の合計配点は60点、[Ⅲ]文法・語法(10問)の配点は20点、[Ⅳ]整序英作文(10問)の配点は20点である。[Ⅰ][Ⅱ]長文読解は、空所補充、同意語句選択、内容一致で構成される。空所補充や同意語句選択では、動詞、動詞を含む熟語、名詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞やディスコース・マーカーが頻出。内容一致は、本文の内容に一致する英文を選択する形式だけでなく、英問英答形式、本文の内容に一致するように英文を完成する形式、本文の内容から起こりうる事柄を推測する形式、本文を読んだ生徒の会話文の空所を補充する形式がある。長文の長さは500〜850words程度まで様々で、[Ⅰ][Ⅱ]を合わせると、1,200〜1,700words程度になる。難易度は標準レベル。頻出テーマは、社会、言語、教育、経済、雇用、生物、環境、医療・健康、テクノロジー、エッセイである。[Ⅲ]文法・語法では、最初の3問は、短文の空所に適語を補充する形式が出題されている。基本的な動詞、動詞を含む熟語、代名詞、形容詞、前置詞の語法の知識や、時制、受動態、仮定法、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、接続詞、比較の英文法の知識が主に問われている。[Ⅳ]整序英作文では、前記の文法・語法での主な英文法の知識に加えて、名詞節、形容詞節、副詞節などの基本的な知識が求められるが、特に形式主語構文や強調構文などitを用いた構文や、否定語を伴った構文が問われることが多い。
2026年度入試対策・学習アドバイス
長文読解問題について
基本的な単語、熟語・イディオムの知識を日常から積み上げるとともに、800words程度の長文にも取り組んでおこう。試験時間が60分ということから、速読力が求められている。まず設問を先読みし、設問内容を把握した後で本文を読むなど、効率よく問題を解く練習をしておくことも大切である。また、本文中の空所補充、同意語句選択、内容一致は甲南女子大学の試験問題の必須形式なので、同じ形式の問題を数多くこなし、慣れておこう。内容一致に対しては、文章を正確に読むだけでなく、筆者の論点を確認し、重要な主張内容には下線を施しながら読むとよい。
文法・語法問題について
前記の「問題分析」で取り上げた文法事項に関する標準レベルの問題を多く解くことが効果的である。特に時制、受動態、助動詞、仮定法、不定詞、動名詞、分詞、関係詞、前置詞、接続詞の知識は不可欠である。
整序英作文問題について
前記の「問題分析」で取り上げた文法事項から取り組み、特に動詞や、動詞を含む熟語の知識は単語帳にまとめて暗記していくなど、日常の努力を積み重ねることが重要である。間接疑問文での名詞節や、関係詞を用いた形容詞節、従位接続詞を用いた副詞節にも強くなっておこう。日常の学習では、答案作成の際に英文を実際に書き出して考えるとよい。
過去問に取り組もう
どの日程でも問題形式は同じなので、自分の受験する日程以外の過去問にも取り組んでおこう。なお、長文読解問題は少し短めだが、学校推薦型選抜の過去問も利用できる。[Ⅲ]文法・語法と[Ⅳ]整序英作文では速く正確に解答することを意識し、全体としての時間配分の感覚も身につけておこう。
 
        

