埼玉学園大学

埼玉学園大学大学からのお知らせ　入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

例年と同じく、大問4題の構成となっており、出題傾向は一貫している。出題内容は、長文読解、文法・語法・語句整序、会話表現、語彙(ごい)問題の4題となっている。第4問の問2では英単語を英語で説明した選択肢を選ばせるものや、単語の同義語や別の品詞を書かせる問題が出題されている。英語の様々な側面を問う設問となっているため、全体としてバランスのよく取れた問題セットといえるだろう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

過去問演習を

対策として、過去問の演習を通して全体の分量や出題の傾向をつかんでおくようにしたい。第4問のような独特な問題形式のものは過去問でこそ対策が可能となるので、万全の対策をしておくようにしよう。

長文対策が必須

第1問は例年長文読解問題が出題されている。内容は社会問題から科学的なものなどバラエティに富んだトピックからの出題となっている。語彙(ごい)のレベルが高いことに加え分量も多いが、注釈が与えられているため、高校の教科書レベルの読解力があれば対応は十分に可能である。また、空所補充は動詞の語法やコロケーションで判断するものに加え、文脈から判断できるものが多く、無理のあるレベルの問題ではない。選択肢はすべて日本語であるが、内容一致問題があるので、できる限り速く正確に英文の内容を読み取ることが求められる。日頃から英文を読む習慣を身につけ、様々なトピックに親しんでおくようにしよう。

基礎的な文法事項を押さえる

文法・語法・語句整序の問題では、基礎的な文法事項が多く問われている。第2問は問1から問3まで各10問ずつの計30問と設問数が多いものの、基本的な文法事項や頻出の熟語などを知っていれば解答できるものばかりなので、文法の問題集を一通り学習しておけば得点源にすることができる。

会話の学習も忘れずに

第3問では会話表現の問題が出題されているが、問1の形式は特徴的で、10個の英文の返答として適切な返答を選択する設問となっている。それぞれが別々の会話になっている問題と比べ、どの返答がどの問いかけに合うのかを判断するのは意外と難しいだろう。問いかけに対して適切な返答を選ぶには、会話を成立させる表現の理解力が必要となる。問2は2人の対話の形式になっており、やはり会話でのやり取りが問われている。注意したいのは、5W1Hのような典型的な問いかけに対して、直接答えるものだけが解答となるわけではないということ。疑問にそのまま直接答えるものでなくても、会話として成り立っているかどうかという基準での判断もできるようにしたい。会話特有の表現については、リスニング用の教材なども活用して対策をすることが必要となる。

英語を英語で捉える力を

第4問では英単語を英語で説明した選択肢を選ぶ問題や、英語での定義を選ぶ問題が出題された。このような語ご彙いの問題では、知っている単語でも同意語や反意語を押さえておいたり、英英辞典も見て英語でどのように説明されているかを確認したりすることが有効な対策となる。日頃からこのような習慣を身につけることで、英単語に対する理解も深めることができるだろう。