<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

せいれいくりすとふぁー

聖隷クリストファー大学

聖隷クリストファー大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

2023年度は大問が1題増えて8題となった。すべて択一式の問題の出題に変更はない。2022年度で出題されたイディオムの意味を問う問題がなくなり、IIIの文法的に正しい文を選択する問題とIVの発音問題に変更となった。基本的な文法の知識があれば解ける問題で、発音問題も基本的な単語の発音を尋ねる問題なので、難易度に変更はないと思われる。VIの長文読解問題は内容を尋ねる英問英答の形式の問題に、段落の最後に英文を補充する問題が新たに出題された。長文の難易度は標準レベルで、ボキャブラリーや文法・語法の基本的な知識を用いて英文を読解することで十分に対応できる問題だ。2022年度は図から情報を読み取り設問に答える問題が出題され、2023年度はVIIでグラフを読み取る問題が出題された。問題は標準レベルであり、解答をするうえで大きな影響はないだろう。そのほかの問題に変更はなく、Iは基本的な文法・語法や単語・熟語の意味を問う短文の空所補充問題で、標準的な難易度。IIは日本語訳がない語句整序問題で、標準的な文法や構文を用いて英文を組み立てることができる。Vは英文の空所に語句を補充する問題で、選択肢の数が2022年度の12個から16個に増えたが、文の構造と単語の意味と品詞を考慮して解答を決めることに変わりはない。VIIIの反意語を選択する問題も変更なし。

2024年度入試対策・学習アドバイス

ボキャブラリー、文法・語法の基礎を安定させよう

短文・長文の空所補充問題や語句整序問題は、ボキャブラリーや文法・語法の標準的な知識だけではなく、文構造の把握や文意の理解も求められる。文法の知識を頭に入れるだけではなく、それらを使うことができるように学習を続けることが重要だ。また普段の学習で単語を覚える場合に、意味とスペルはもちろん、ほかの語句との組み合わせも意識して覚えよう。このような学習は英文を読む際の土台になり、長文読解問題を解く場合にも大いに役に立つ。英文中の空所補充問題は、過去問と他大学の似た形式の問題の演習を繰り返すことで解答を決める方法を身につけ、解くスピードを上げていこう。なお反意語を選択する問題は、普段のボキャブラリーの学習で十分に対応可能。

標準的な長文で精読・速読力をつけよう

長文読解問題は内容を尋ねる問題が出題され、英文のレベルや設問は標準的な難易度。設問の正解の選択肢は本文の該当部分の言い換えになっていることが多く、英文を補充する問題もそれぞれの段落の内容が読み取れれば解答を決められる。文章の内容を捉えながら英文を読み、解答の根拠を確実に押さえてから、解答を導いてほしい。長文読解問題は、基本的なボキャブラリー、文法・語法の知識を持っていることが前提となる。問題のバラエティが豊富なので、長文読解で解答を出すスピードがポイントになるだろう。単語・熟語集の学習に加えて、普段学習する英文に出てくる単語・熟語や文構造を確認しながら、英文の精読を継続することによって、徐々に速読ができるようになる。同じ長文を何度も音読することも効果的である。過去問や英文のレベルと設問の傾向が似ている長文問題を読み込み、演習を繰り返すことが効果的な対策となるだろう。

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