<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

あいちがくいん

愛知学院大学

愛知学院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

現代文

2023年度入試の問題分析

現代文は1題が課され、主に評論文が出題されている。標準的な文章で、設問は主に選択式で、一部記述式問題(漢字・語句・抜き出し・脱文挿入)がある。設問数は12~14問程度となっている。

やや多く感じるが、空欄補充問題、漢字・語句の意味等の知識問題も多いので、設問全体の分量としては標準的なものである。設問レベルとしては全体的には標準レベルの出題で難問・奇問の類はなく、論理的な読解力の基礎が身についていれば心配はないだろう。一方で語句の意味や用法などの国語知識も重視されている。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基本的な読解力を身につけよう

まずは論理的な読解力を身につけよう。指示語や接続語に注意を払い、文と文、語句と語句の間の同一関係、対比関係などをしっかりと捉えて、文章全体の内容を論理的に把握する力を身につけておきたい。それほど難解な文章が出題されるわけではないので、標準的な難易度の私立大学型の問題集で、様々なジャンルの文章や設問形式に慣れておくとよい。読解問題の中身としては空欄補充問題、傍線部の理由説明問題・内容説明問題が多く出題されるので、しっかり練習をしておこう。それら本文の内容に関わる設問は、傍線部前後の内容を根拠に解答できるものが多いので、同一関係・対比関係・因果関係を意識することで空欄や傍線部の前後の文脈を正しくたどり、内容がしっかり読み取れれば大丈夫だろう。

漢字・慣用句・熟語の知識を身につけよう

漢字問題は選択・記述式両方の形式で多く出題されている。一部難度の高いものがあるが、あくまでも標準レベルの漢字の出題がメインであるから、それらを取りこぼすことのないように標準的な漢字問題集などで繰り返し練習しておこう。また漢字練習では、ただ文字を暗記するのではなく、文字自体の意味・用法なども合わせて覚えておきたい。また、慣用句や熟語、類義語・対義語なども出題されているので、これも標準的な問題集を使って繰り返し解き、しっかり身につけておきたい。

国語知識を身につけよう

語句の知識を問う設問が出題され、また様々な角度から問われるので、しっかりとした知識を身につけておきたい。問題集や参考書を用いた学習と並行して、普段文章を読んでいて不明な言葉があれば辞書で確認し、ノートやカードに書き込みながら覚えることもあわせて行うと効果的である。また熟語や慣用句などが空欄補充問題の選択肢となることも多いので、単なる意味の暗記ではなく、どのような文脈で使われるかということも意識しつつ覚えていこう。また口語文法も出題されているので、口語文法書などを使用して基本的な知識を確認しておきたい。

文学史も数は少ないが出題されており、明治以後の幅広い時代の文学者について問われている。国語便覧などを用いて基本的な知識を身につけておこう。2023年度では一般的な漢字問題のほかに熟語や慣用句の意味を問う問題、単語の構成を問う問題などの出題があり、また、本文の一部を利用して、それに関連する作家の作品を答えさせる出題もあった。漢字、語句、口語文法、文学史の基本的な知識を身につけておきたい。

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