中京大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2024年度入試の問題分析
A方式の問題を分析する。解答時間が60分のマークシート方式。[I]は450~600語程度の長文読解問題で、空所補充問題5問、下線部の同意語句選択問題5問、内容一致問題5問が出題された。[II]はグラフを読み取り、その内容に合うように中文の空所に適語を選択する問題が5問出題された。[III]は長めの会話の空所補充問題が5問出題された。[IV]は文法・語法の4択問題が10問。[V]は和文つきの語句整序問題が5問だった。問題はすべて標準的だが、60分という時間を考えると、時間配分をしっかり決めておくことが大切。スピーディーに、かつ正確に英文を読む練習を重ねる必要がある。
2025年度入試対策・学習アドバイス
長文の流れを把握しよう
長文のジャンルは、時事問題、環境問題、歴史、経済など、毎年変わるので、様々なテーマの長文問題にあたっておきたい。また、一般教養や社会常識を多く持ち、様々な分野について知識を持つことで長文問題を読むのがスムーズになるので、普段から新聞をよく読む努力も大切である。2024年度は「宇宙での長期生存には地球に似た環境が不可欠」、2023年度は「これからのスマートホームにできること」、2022年度は「コンピュータネットワークにおけるハッカーとクラッカーの違いについて」がテーマだった。空所補充問題においても下線部の同意語句選択問題においても、文法・語法の力に加え長文の流れが把握できていることが大切である。文と文との関係を探り、長文の流れを把握する練習を重ねよう。また、各段落のトピックと全体のテーマを読み取る力も養おう。さらに、内容を問う設問文の本文における対応箇所の特定練習を、中京大学の過去問やセンター試験の長文および共通テストなどで積んでおく必要がある。
グラフの読み取りの練習を
グラフを読み取り、それを英文で表現する問題が出題された。設問形式は4択問題で、中文の空所に適切な語を補充しグラフの内容を説明する文章を完成する。2024年度は「高校生の読書の状況」、2023年度は「リモートワークが行われる頻度とズーム疲労を感じるかについて」をテーマとしたグラフが出題された。グラフの情報を素早く読み取る練習を心がけたい。
会話の流れをつかもう
比較的長めの会話が出題される。2024年度は「日本語で混血種の人を『ハーフ』と呼ぶことについて」の会話が、2023年度は「旅行代理店で航空チケットの予約をする」会話が、2022年度は「NASAによる火星についての最新の発見について」の会話が出題された。テーマが毎年変わるので、様々な会話表現に慣れておこう。
文法・構文の徹底学習を
4択問題では文法・語法の基本的かつ重要な事項が問われる。また、つづりの似た語の意味の違いや空所に入れるべき品詞などについても問われる。語句整序問題では、句や節の正しい語順および文型といった項目を中心に出題される。文法の基本をしっかりと押さえ、文構造の把握を普段から心がけよう。文法・構文問題集で同じ問題を繰り返し演習し、素早く正確に解答にたどりつけるよう練習が必要だろう。難易度が標準的であるため、高得点獲得が合格の必須条件となる。