<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

にほんふくし

日本福祉大学

日本福祉大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

2023年度一般前期(2月5日実施)を分析する。全問マークシート方式で、大問I、IIが長文読解問題、IIIが5択の文法・語法問題、IVが会話文問題、Vが整序英作文という出題で、2022年度と比べて大きな形式の変更はなかった。大問I、IIは何年にもわたり同様の形式で、それぞれの長文に10問の設問がついており、空所補充、表現の意味を問う問題、内容一致問題(選択肢は日本語)などが問われる。例年、前置詞や接続詞に関わる出題が多く、2023年度も同様で、前置詞に至っては7問出題されている。本文中の語彙(ごい)の意味を問う問題も出題され、2023年度はrot、thumb、defectなどの語義を選択肢のなかから選ぶ、という設問が出題された。また、大問III(文法・語法問題)やV(整序問題)では、基本的な文法・語法の知識が多く問われている。2023年度の問題では、不定詞や分詞、使役動詞に関する知識が多く問われた印象である。センター試験の第2問などを使いながら、素早く解答を判別する練習を行っていこう。また、ここでは熟語に関する設問も多いので、一般的な文法・語法問題集に載っているレベルの熟語については瞬時に意味が出てくるようにしておきたい。大問IVの会話文問題についても、「会話」の形をとってはいるものの、although、if、because、whenを空所に入れるという、ほぼ文法問題とも言える出題であった。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基本語彙(ごい)の充実を最優先に!

日本福祉大学の入試問題では、様々な問題形式をとりながらも、その根幹にあるのは単語・熟語・文法などの基本知識に関する理解である。出題形式にとらわれすぎずに、基本的な英語の知識を確実に身につけていくことを心がけよう。文法については、市販の問題集などを用いて、1冊で良いのでそれを何周も復習し、正解・不正解の根拠を人に説明できるくらいまで丁寧に復習をしていこう。単語については、繰り返し単語帳などを見直し、まずは「1単語につきひとつ日本語の意味が言える」という状態をめざして学習を進めていこう。なお、今回分析した問題では、first of all、at first、for the first timeの区別など、英語が得意な受験生でも区別が曖昧になりがちな表現の区別なども求められていたし、語義を定義する問題で問われる単語のレベルも決して低いものではなかった。油断せず語彙(ごい)力増強に励んでほしい。

英文を「速く&正確に」読む練習をしていこう!

60分間で大問を5つ(年度によっては6つ)処理していかなければならず、かつ長文が2つあるので、時間配分としてはやや厳しめである。長文の後に控える文法問題に時間を十分にかけられず、得点できたはずの問題で落としてしまう、ということにならないようにしたい。時間配分の練習に加えて、共通テストリーディング対策用の問題やセンター試験の過去問などを使って、前からスムーズに英文の意味を取っていく練習をしよう。英文を音読しながら構造の切れ目ごとに止まり、大まかな日本語での意味をスムーズに言う練習をするとよいだろう。また、日本福祉大学の長文問題では、大問ごとに必ず1問出題される内容一致問題の選択肢が原則日本語なので、あらかじめその選択肢を先読みし、文章の大まかな内容を把握したうえで英文を読み始める、という戦略で解き進めるのもよい。

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