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城西大学

城西大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2025年4月入学)情報を掲載中

数学III・B

2024年度入試の問題分析

2月3日実施の理学部化学科と薬学部のA日程の試験では、数学I・A・II・Bの範囲から全3題の大問が出題された。1つ目の大問は全4問の小問のセットであり、4問の小問の題材は、それぞれ、「円の方程式」「指数関数についての方程式」「対数関数についての不等式」「場合の数(人をグループに分ける問題)」であった。また、後半の2つの大問の題材は、それぞれ、「反復試行の確率、および、図形と計量」「平面ベクトル、および、微分法・積分法」であった。

2月3日実施の理学部数学科のA日程の試験では、数学I・A・II・B・IIIの範囲から全4題の大問が出題された。なお、前半の3題の大問は2月3日実施の理学部化学科と薬学部のA日程の試験問題と同一の問題であった。そして、4つ目の大問は「整数問題、複素数平面、数学IIIの微積分」を題材とした問題であった。

試験時間は、理学部数学科が90分で、それ以外の学部および学科は60分である。出題される問題は標準的な難易度のものが多く、日頃の学習の成果が現れる試験になっている。ただ、理学部数学科の試験の4つ目の大問に関しては、整数問題や数学IIIの微積分などが題材になった本格的な問題が多く出題される。また、試験問題の分量と試験時間はいずれも適切であり、問題にじっくり取り組める試験になっている。出題される分野に関しては、特定の分野に偏ることなく、様々な分野から問題が出されており、総合的な実力を問う試験にもなっている。

2025年度入試対策・学習アドバイス

関数の分野の対策をしよう

「2次関数」「三角関数」「指数関数」「対数関数」「微分法・積分法」といった、関数に関する問題が多く出題される。「微分法・積分法」については、「極値・接線」といった微分法の頻出テーマや、「定積分の計算・面積」といった積分法の頻出テーマを押さえておこう。また、どの関数の分野についても、「最大・最小」や「方程式・不等式」という頻出テーマの対策をしておくようにしよう。

計算力を磨いておこう

どの学部の試験問題も高校数学の各単元の標準的な問題で構成されているので、各単元をまんべんなく学習しておく必要がある。特に、各分野における基本的な計算(円の方程式、三角関数、指数・対数、微積分、ベクトルの内積、数列の和など)を問うものが多く出題されているので、計算力を磨いておこう。

図形問題の学習をおこたらないようにしよう

「図形と計量(三角比)」「図形と方程式」「ベクトル」といった、高校数学で初めて学習する図形分野からの出題が多い。特に、「図形と計量(三角比)」「ベクトル」に関しては、よく用いる公式や解法を確認しておこう。

理学部数学科の受験者は数学IIIの対策もしておこう

2024年度のA日程の理学部数学科の試験では、数学IIIの問題も出題された。数学IIIの対策としては、「極限」では「極限の計算・無限級数」、「微分法」では「接線・関数の増減」、「積分法」では「面積・体積」といった頻出テーマを中心に学習しておくとよいであろう。また、理学部数学科の数学IIIの問題では、粘り強い計算力が要求されるので、計算練習もしっかりとしておこう。

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