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しらゆりじょし

白百合女子大学

白百合女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2024年度入試の問題分析

前期A日程、B日程の2つの試験は同形式同レベルで、文法・語法・語彙(ごい)問題2題16問、長文読解問題4題、会話問題1題8問、整序英作文問題1題8問の8題構成は2023年度から変化なし。文法・語法・語彙(ごい)問題【I】【II】、会話問題【VII】、整序英作文問題【VIII】はいずれもスタンダードな良問で、標準レベルの教材をしっかりと仕上げれば高得点が狙えるだろう。4つの長文の語数は300語前後が2題と600語前後が2題という構成。設問形式は多様で、適語句・適文補充問題【III】、内容一致選択問題【IV】【VI】、日本語の選択肢による内容真偽がメインの総合問題【V】となっている。題材も同じく多様で、論説文だけでなくエッセイや小説からも出題されている。90分という試験時間を考慮すると、かなりの速読が求められている。

2025年度入試対策・学習アドバイス

文法・語法問題対策

【I】は単語の意味・用法を問う問題。例年、形容詞・副詞の問題が多く出題されるのが特徴だが、やや難しい問題も見られる。形容詞・副詞は受験生が油断しやすいので、しっかりと学習して本番に臨みたい。2024年度はA日程で「最も重要な」のprimary、B日程で「今までのところ」のup until now、「すぐ戻る」のright backなどが出題されたが、どれもやや難である。【II】は文法問題。2024年度は名詞の複数形の不規則変化に関する問題がA・B日程で合わせて3問出題された。形容詞・副詞と同様にここでも受験生の盲点になっているポイントが狙われている。例年やや難しい問題も見られるがいずれも高校で学習する内容から逸脱したような難問・奇問はないため、標準レベルの単元別文法・語法問題集と、文法の総合問題集を各1冊丁寧に仕上げれば全問正解も可能だ。【VIII】の整序英作文は、基本的な動詞の語法、イディオム・構文が正答の軸になっている。語数は7~8語。

長文読解問題対策

例年小説・エッセイの長文問題が出題。2024年度は両日とも【IV】が小説文からの出題だった。300語程度のショートストーリーなので、素早く登場人物の人物像や状況を把握する必要がある。長文問題対策は論説文に偏りやすいため小説やエッセイを苦手とする受験生が多い。小説・エッセイは使われる語彙(ごい)だけでなく出題のポイントも変わってくるため、普段の長文読解でも積極的に小説・エッセイを取り入れたい。本番ではある程度速読が求められるが、普段の練習ではじっくり精読し行間に込められた意味も読み取るように心がけよう。【VI】では両日とも「世間に大きな影響を及ぼした女性」が共通テーマの長文だった。A日程は「BBCの『100人の女性』に選ばれたオピニオンリーダーでモデル・俳優としても活躍している女性」、B日程は「日本国内で初めて旅客機の機長となった女性」に関する長文だった。このように両日で関連したテーマの長文が出題されることが多いのも大きな特徴だ。

過去問対策

問題量が多いため、過去問演習で全体を通して解く訓練が欠かせない。まずは時間制限内で終わらせ、その後でもう一度時間無制限で解き直してみよう。急いだことでどんなミスが生じるか確認し、次の過去問演習の課題にしよう。また、過去問演習では、制限時間ぎりぎりまで見直しをしよう。

なお2025年度より試験時間が60分で、記述問題が出題されるので注意しよう。

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