河合塾グループ 河合塾
  1. 大学検索トップ
  2. 白百合女子大学
  3. 大学からのお知らせ
  4. 入試対策情報
しらゆりじょし

白百合女子大学

  • 大学HP

入試対策情報

※前年度情報を掲載中

現代文

2022年度入試の問題分析

2日程(2月2日と3日)から受験日を選択することができる(両日受験可能)。試験時間は90分で、「国語」3題のうち2題が現代文という出題形式は両日程に共通である。2022年度の問題文は、2月2日が生態学者の今西錦司による釣りをめぐる随筆と哲学者プラトンに関する評論、2月3日は哲学者・経済学者のアダム・スミスの思想を論じた評論と写真をめぐる評論だった。ここ数年、哲学的な評論の出題が続いている。とはいえ過度に抽象的な議論がなされているものはなく、いずれも読みやすい文章である。問題文の文字数は2月2日が約3,700字と約4,000字、2月3日は約5,300字と約3,400字だった。4,000字以上の文章がなかった2021年度に比べると分量が増しており、字数に関しては2020年度並みに戻ったといえる。設問は漢字、空欄補充、抜き出し、傍線部説明、本文全体の内容一致など、オーソドックスなものである。設問数は1題につき6~7問。解答は記述式とマークシート方式の併用。漢字の読み書きはマークシート方式ではなく記述式であることに注意したい。大問ごとに1問ずつ記述問題が出題される。過去には制限字数80字の問題もあったが、2022年度は2月2日が2題とも60字、2月3日は10字+40字と60字以内だった。全体的な難易度は標準程度であるが、記述問題に苦手意識を持つ受験生は苦戦したかもしれない。

2023年度入試対策・学習アドバイス

漢字は実際に書いて覚える

漢字問題は読み、書きともに記述式なので、正確に記憶する必要がある。漢字の学習をするときには必ず紙に書いて覚えよう。出題される漢字の難易度は標準的なものなので、入試向けの漢字問題集を繰り返し何度も解けば十分な対策になる。

問題文の論旨をつかむ

例年、漢字以外の知識問題はほとんど出題されておらず、本文の内容について問う問題が大半を占める。また、大問1題あたり30分の時間が与えられている。こうした出題傾向から考えて、時間をかけて文章を正確に理解する能力が求められていることは間違いない。本文を最後までよく読み、論理展開を把握してから解答に臨みたい。空欄補充や傍線部内容説明など、特定の箇所に関わる問題であっても、全体の論旨を正確に捉えてから答えた方が正答率は高くなる。

標準的難易度の問題集で演習する

文全体を理解するためには逆接、対比、因果、言い換えなどに注意し、各部分を関連づけて読まなければならない。また、キーワードになりそうな語をチェックする必要がある。標準的な難易度の問題集を用意し、以上のような仕方で本文を整理したうえで問題を解く練習をしてみよう。自己採点する際、解説を熟読して自分の理解が正確であったか確認する。誤読をしていた場合、間違っていた点を検討してもう一度読み、整理し直す。こうした作業を繰り返すことで読解力は確実に向上する。

問われていることに正確に答える

記述問題に不慣れな受験生は、問われていることに対応しない的外れな解答をしがちである。問題の要求をよく考え、自分の答案がその要求に応じているかどうか吟味しなければならない。可能であれば添削を受けるとよいが、自己採点する場合でも前記のように問題と対話する姿勢を忘れないようにしよう。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試広報課
    【電話番号】
    03-3326-8092
    【所在地】
    東京都調布市緑ヶ丘1-25
  • 白百合女子大学資料請求

デジタルパンフレット

(*「テレメール進学サイト」が提供している画面へ遷移します)

閉じる

一緒に見られた大学