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2022年度入試の問題分析
問題セットは試験日程ごとに異なり、(1)全国統一選抜試験:I長文読解、II対話長文の空所補充、III対話文問題、IV文法問題、V同意語句問題、VI整序英作文(和文あり)、(2)2月選抜試験A日程:I長文読解、II長文読解、III対話長文の空所補充、IV整序英作文(和文なし)、V文法問題、(3)2月選抜試験B日程:I長めの長文読解、II長めの長文読解、III対話長文の空所補充(PartIとPartII)、IV整序英作文(和文なし)、V文法問題、(4)2月選抜試験C日程:I長文読解、II長文読解、III対話文問題、IV文法問題、V整序英作文(和文あり)となっている。どの日程も2021年度から大きな変化はなかった。難易度や分量については日程間で多少の差はあるものの、試験時間はすべて60分、解答形式はマークシート方式となっている。長文問題の設問は、語彙力を問う問題や空所補充問題、内容一致に加えて単語や表現を英語で言い換える問題なども見られ、難易度・分量ともに長文問題の負担が大きい傾向は変わらなかった。
2023年度入試対策・学習アドバイス
長文読解問題を攻略しよう
A・B・C日程では長文読解問題が2題出題されており、分量も多く、設問も空所補充、語彙問題、内容一致などと多岐にわたっている。全国統一選抜試験では長文読解は1題で、単語の意味や内容一致が中心で設問はすべて英語で書かれている。内容や設問は決して難しいわけではないが、速く正確に読む力が求められる。日頃から英文を読む習慣を身につけ、様々なトピックの英文に親しんでおくようにしよう。長文の読解は時間もかかり、単語を調べていくのも大変だが、決して対策を後回しにせず、得点源にできるようにしっかりと練習を積み重ねるようにしておこう。
基礎的な文法事項を押さえる
文法・語法・整序の問題では、例年設問数が多いが、基本的な事項を知っていれば十分に解答できるので、文法の問題集を一通り学習しておけば問題ないだろう。全国統一選抜試験では、熟語の意味を別の英語で答えさせる問題が出題されていた。熟語の知識と英語の表現力が問われるためレベルは高めだが、類義表現などの言い換えの表現力をつけておくとよいだろう。
会話の学習も忘れずに
会話問題では、長文の対話のものと、C日程や全国統一試験のように短いやり取りの対話を完成させる形式のものが出題されている。A日程やB日程の長い対話問題では、空所に入れる選択肢が前半と後半で分かれる形式となっており、空所前後のやり取りの流れを論理的に判断する力も問われている。表面的なセリフの意味を押さえるだけでは解答が難しいものも見られるため、長文と同様に論理的に会話のやり取りが成立する読解力をつけておこう。
整序英作文を磨こう
整序英作文はどの日程の問題セットでも出題されており、対策が必要となる。基本的な文法の知識や構文、熟語を知っていれば解答できるので、文法や構文の問題集をまんべんなく学習して得点を確保したい。A・B日程は日本語が併記されていないため、英語のみから文を組み立てる力をつける必要がある。また、英作文は記述対策としてしか練習しない受験生も多いが、英文を組み立てる力がつくので、整序問題の対策としても有効である。