同志社女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2025年度入試の問題分析
すべて4択問題でマークシート方式。国際教養・英語英文学科は大問[Ⅰ]〜[Ⅳ]の計50問、その他の学科は大問[Ⅰ]〜[Ⅲ]の計40問を解答する。[Ⅰ]〜[Ⅲ]は共通問題。[Ⅰ]は長文読解で、本文の理解を問う英文完成5問、同意語句選択5問。同意語句選択で問われる語(句)は知識として持っておくべきレベルのものが多い。やや難解な表現であっても、本文理解ができていれば推測可能なものがほとんど。[Ⅱ]は長文中の空所補充問題が10問。文脈理解を問う問題から、文法・語法・熟語の知識を問う問題まで幅広い。[Ⅲ]は文法・語法・熟語に関する問題が20問。多様な分野から出題されるが、おおむね標準レベルの問題である。確実に得点したい。[Ⅳ]は長めの会話文の空所補充が10問。特有の会話表現が問われるというよりは、文脈理解や文法・語法などの知識を問う問題が中心。全体的には標準レベルだが、国際教養・英語英文学科の場合はやや解答する量が多いので、時間配分を意識して解きたい。
2026年度入試対策・学習アドバイス
長文対策―まずは語彙力を鍛えよう!
大問[Ⅰ]の英文完成では、該当箇所の特定が鍵。差が出る設問と思われるので本文と照合しながら丁寧に解こう。具体的な手法としては、事前に設問文に目を通し、問われる内容を把握しておくとよい。英文の主題を選択する問題が頻繁に出題されるので,段落の要旨を大きくつかみながら英文全体で筆者の主張を把握する練習を普段から行う必要がある。同意語句選択では、知識のみで解けるものも多く、大問[Ⅱ]〜[Ⅳ]でも、語彙に関する知識が問われることが多い。当然のことだが、英文を正確に読むためには語彙力は不可欠である。毎日単語帳を開き、音声を聞き、声に出すようにしよう。その際、フレーズや例文に目を通し、前置詞とのつながりなど実際の語法を確認しよう。繰り返し行うことが語彙定着への近道である。
文法問題対策―文法・語法・熟語を広く学習しよう!
大問[Ⅲ]は20問と問題数が多く、幅広く文法・語法・熟語の知識が問われる。また大問[Ⅱ]や[Ⅳ]でその知識が問われることも多いので、問題を数多く解き、知識を定着させよう。苦手な分野をつくらないためにも、標準レベルの問題集を1冊仕上げたい(文法・語法・熟語がすべて収録されているものがおすすめ)。文法・語法に関しては、まず分野ごとに演習を行い、間違えた問題にはチェックをつけ、何度も見直すようにしよう。ときには例文そのものを覚えてしまうことも有効である。使役動詞・知覚動詞などの「動詞」に関する分野は確実に仕上げておきたい。
日々英文を読む習慣をつけよう!
語彙、文法・語法・熟語の学習に加えて、長文にも日々触れる機会をつくろう。同志社女子大学の長文は標準レベルの良問であり、過去問は格好の練習材料となる。英文を読む機会を増やし、内容一致問題を解く練習を積もう。繰り返しになるが、英文に触れ、問題を解く機会を定期的につくることが大切。語彙、文法・語法・熟語、長文のいずれの学習にも共通するが、まずはペースを決めること。計画を立て、自分で決めたことを確実にこなしていこう。楽な方法を模索しようとせず、英語の力を着実に伸ばすような学習を継続することが、合格への最短経路である。配分の感覚も身につけておこう。
