法政大学大学からのお知らせ ゼミ研究室紹介
掲載している内容は、2023年5月時点のものです
スポーツ健康学部 スポーツ健康学科
安藤ゼミ(健康科学)
人々の健康維持・増進に貢献する
トレーナーの実践力を身につける
ゼミでの学び
人の体を知り、ストレッチとマッサージのスキルを習得
健康科学は、人の健康の維持・増進のための理論と方法を研究する学問。「私のゼミにはトレーナー志望が多いのですが、アスリート系のトレーナーを育てるのではなく、一般の人たちの健康維持・増進などに活躍できる人材を育てるゼミ。機能解剖学を学びながら、検査測定のやり方、ストレッチやマッサージの方法を身につける活動を中心にやっています」と安藤正志先生は話す。
機能解剖学は全身の骨や筋肉、関節などの仕組みや働きなど、トレーニングの指導には欠かせない人体の機能を理解するもの。検査測定は、関節の可動域や筋力、肺活量、骨密度などを器具を使って測定する方法を学ぶものだ。このストレッチ、マッサージ、機能解剖学、検査測定の4つについて、ゼミでは春と秋の学期末に検定試験を実施。学生が意欲を持って取り組めるように、合格した人には安藤ゼミから修了証が授与されるという。
さらに、学生がシニアや女性、アスリートなどの様々な対象を想定して、トレーニングメニューを考案。皆でそのメニューを実践するトレーニング実習なども行っている。
ゼミの特徴
学生の自主性に任せて自立して行動できる力も育成
「学生が作ったトレーニングメニューを私も一緒にやるんです。リハビリを兼ねて」と笑う、気さくな安藤先生は、学生の自主性を尊重。ゼミは2年生と3年生の合同なので、3年生が2年生を指導する機会も多く、ゼミの年間スケジュールも、先生はアドバイスをするだけで、学生(ゼミ長と2人の副ゼミ長)が考えて実施する。
また、他大学の学生の論文発表などがある学会(日本スポーツリハビリテーション学会)の雰囲気に触れさせるため、必ず1回は学会に行かせるのも安藤ゼミの特徴。また学外活動として、八王子市と大学が連携した市民講座で、学生がトレーニングの指導を行うこともあるという。
「学生は家族や職場、地域など様々な人たちの健康管理に貢献してもらえれるとうれしいですね。本学部にはスポーツビジネスのコースもあるので、このゼミで身につけたことを生かして起業する、そんな人も出てきてほしい」と先生は期待している。
学生の声
現場経験豊富な先生のもと、自主性を養い切磋琢磨し合える環境
スポーツ健康学部 スポーツ健康学科
ヘルスデザインコース
4年 M.I.さん
*学年・インタビュー内容は取材時のもの
私は運動をするのも、見るのも好きなのですが、受験前にリオデジャネイロ・オリンピックを観て、選手だけでなく、選手をサポートするトレーナーの道もあるかなと考えたのが、スポーツ健康学部に入学したきっかけです。3つのコースがあるので、スポーツに関わる幅広い分野が学べることにも魅力を感じました。
安藤先生のゼミを選んだのは、ストレッチとマッサージの両方が学べるからです。先生はとても優しく、穏やかですが、瞬時に出てくる豊富な医学的知識や、長年現場で働いてきたことによる経験と技術には毎回驚かされるばかりです。また、自分から行動しなきゃいけないという自主性も養われています。そんな先生の人柄もあって、ゼミ生は皆仲がよく、目標をしっかり持って切磋琢磨しながら学んでいます。昨年、イギリスに短期留学したゼミの仲間は、海外ではまだアスレティックトレーナーが普及していないことを知り、在学中にアスレティックトレーナーの資格を取得して将来は海外で働きたいという目標を見つけました。私もそんな仲間に刺激を受け、将来の夢を見つけるべく、勉強に励んでいます。
ゼミの取り組み
競泳選手の身体的特徴などについて、事前に講義を受ける。
二人一組になり、関節がどのくらい動くかを測定する。
パートナーストレッチのやり方を確認しながら練習を行う。
愛媛十全医療学院理学療法学科卒業。群馬大学大学院教育学研究科博士前期修了。医学博士(埼玉医科大学)。埼玉医科大学附属病院、埼玉医科大学短期大学等を経て、現職。研究分野はリハビリテーション科学、健康科学など。
その他のゼミ研究室紹介
- 国際文化学部 松本ゼミ(国際協力)
- キャリアデザイン学部 酒井ゼミ(マーケティング)
- 情報科学部 小池崇文研究室(映像メディア)
- デザイン工学部 建築構造計画研究室(構造設計)
- 理工学部 半導体システム工学研究室(工学/情報)
- 生命科学部 廣野雅文研究室(細胞生物学)
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