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大正大学

大正大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2025年4月入学)情報を掲載中

現代文

2024年度入試の問題分析

「国語」3題のうち現代文は2題。うち1題は小説で、1題は評論文である。小説では、漢字、空所補充問題(慣用表現)、慣用表現の意味、空所補充問題(読解)、傍線部説明問題、文学史問題が出題されており、評論文では、漢字、語句の意味、空所補充(慣用表現・接続語)、傍線部説明問題、内容合致問題が出題されている。設問はすべて選択型で、5択。記述問題は出題されていない。特徴的なのが語彙(ごい)を問う問題の多さで、慣用表現の問題、語句の意味の問題以外に傍線部説明問題でも傍線部中の語句の意味を問う問題が多く出題されている。2024年度の出典は小説が綿矢りさ『ひらいて』より、評論が戸谷洋志『未来倫理』であった。設問数は多いが、小説、評論ともに標準的な難易度、分量の文章が出題されているため、読解に苦戦したり、設問の解答で過剰に悩んだりしなければ、十分時間内に解答可能だと思われる。

2025年度入試対策・学習アドバイス

漢字、語彙(ごい)の学習をすすめよう

前記分析のとおり、漢字、語彙(ごい)を問う問題が多く出題されている。漢字と語彙(ごい)は覚えているだけで得点できる得点源であるため、入試までに十分な学習を積んでおきたい。具体的な学習は、漢字帳を購入し頻出の漢字を覚えること、現代文のキーワード集を購入しキーワードを覚えること、演習のなかでわからなかった語句を辞書で引きその都度覚えていくということが効果的だ。大正大学の出題はすべて選択型であり漢字の書き取りは出題されていないため、意味を中心に学習を進めていけばよい。漢字、語彙(ごい)は漢字、語彙(ごい)、慣用表現の問題だけでなく傍線部説明問題の傍線部や選択肢中の表現にも関わってくるため、漢字、語彙(ごい)の学習を進めることで大きな得点アップが期待できる。試験までにしっかりと漢字と語彙(ごい)の学習を終わらせておこう。

登場人物の心情を勝手に想像しないようにしよう

小説で出題される傍線部説明問題では「登場人物の心情を問う問題」が出題されている。この問題を解く際に登場人物の心情を勝手に想像しないように注意したい。問題で聞かれているのは、本文中の表現から読み取れる登場人物の心情であり、本文中の表現に着目すれば自ずと答えは決まるように問題はつくられている。自分勝手に心情を想像するのではなく、傍線部と設問指示に即して本文中から解答根拠を探し、その解答根拠に対応した選択肢を選ぶことを徹底しよう。大正大学で出題される小説は読みやすいため心情を勝手に想像してしまいがちだ。普段の演習から心情を勝手に想像しないことを意識化しておきたい。

傍線部を丁寧に解釈しよう

大正大学の入試では「…とあるがどういうことか」といった形式で、傍線部の解釈を問う問題がよく出題されている。そしてこのような問題を解く際には、すぐ答えになる部分を探そうとするのではなく、まず落ち着いて傍線部を解釈するようにしよう。具体的な手順としては、「①傍線部を解釈する→②傍線部だけではよくわからない部分を明確にする→③傍線部を解釈したうえでよくわからない部分を周辺の情報を使って解釈する」のように読解を進めていきたい。焦って答えになりそうな部分を探すのではなく、丁寧に傍線部の内容を解釈していった方が正解にたどり着きやすい。まずは傍線部の丁寧な読解を心がけよう。

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