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入試対策情報

現代文

2023年度入試の問題分析

「国語」3題のうち現代文は2題。うち1題は小説で、1題は評論文である。小説では、漢字、空所補充問題(慣用表現)、慣用表現の意味、空所補充問題(接続語)、傍線部説明問題、文学史問題が出題されており、評論文では、漢字、語句の意味、空所補充(語句)、傍線部説明問題、内容合致問題が出題されている。設問はすべて選択型で、5択。記述問題は出題されていない。特徴的なのが語彙(ごい)を問う問題の多さで、慣用表現の問題、語句の意味の問題以外に傍線部説明問題でも傍線部中の語句の意味を問う問題が多く出題されている。2023年度の出典は小説が小林信彦『家の旗』より、評論が秋道智彌「花を喰らう人びと」であった。設問数は多いが、小説、評論ともに標準的な難易度、分量の文章が出題されているため、読解に苦戦したり、設問の解答で過剰に悩んだりしなければ、十分時間内に解答可能だと思われる。

2024年度入試対策・学習アドバイス

漢字、語彙(ごい)の学習を進めよう

前記分析のとおり、漢字、語彙(ごい)を問う問題が多く出題されている。漢字と語彙(ごい)は覚えているだけで得点できる得点源であるため、入試までに十分な学習を積んでおこう。具体的には、漢字帳を購入し頻出の漢字を覚えること、現代文のキーワード集を購入しキーワードを覚えること、演習のなかでわからなかった語句を辞書で引きその都度覚えることが効果的だ。大正大学の出題はすべて選択型であり漢字の書き取りは出題されていないため、意味を中心に学習を進めていけばよい。漢字、語彙(ごい)、慣用表現の問題だけでなく傍線部説明問題の傍線部や選択肢中の表現にも関わってくるため、漢字、語彙(ごい)の学習を進めることで大きな得点アップが期待できる。試験までにしっかりと学習を終わらせておこう。

登場人物の心情を勝手に想像しないようにしよう

小説で出題される傍線部説明問題では「登場人物の心情を問う問題」がよく出題されている。この問題を解く際に登場人物の心情を勝手に想像しないように注意したい。問題で聞かれているのは、本文中の表現から読み取れる登場人物の心情であり、本文中の表現に着目すればおのずと答えは決まるように問題はつくられている。自分勝手に心情を想像するのではなく、傍線部と設問指示に即して本文中から解答根拠を探し、その解答根拠に対応した選択肢を選ぶことを徹底しよう。大正大学で出題される小説は読みやすいため心情を勝手に想像してしまいがちだ。普段の演習から心情を勝手に想像しないことを意識しておきたい。

抽象的な説明と具体例の対応を意識しよう

評論文で出題される傍線部説明問題では「抽象的な説明と本文中の具体例の対応関係を問う問題」がよく出題されている。評論文では「抽象的な説明をした後で、具体例を挙げて詳しく説明する」「具体例を挙げたうえで、それをまとめて抽象的な説明を行う」といった構成が頻出するが、このような文章の構成を利用した問題が出題されているということだ。このような問題に対処するには、普段の読解から「抽象内容と具体例の対応関係」を意識しながら読む訓練を積むことが欠かせない。過去問演習だけでなく、普段の問題演習の際にも前記の観点を意識して取り組むようにしよう。

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