<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

たかちほ

高千穂大学

高千穂大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

英語の「基礎力」を「幅広く」問う出題形式

2023年度の問題は大問5題から構成されており、第1問(長文読解)、第2問(4択文法問題)、第3問(同義語選択)、第4問(会話文問題)、第5問(図表読み取り)という、2022年度と同じ構成であった。第1問の長文読解問題については、空所補充問題が5問、内容一致問題が5問という形式で、The Japan Newsという新聞記事からの引用であった。語彙(ごい)は標準的なものが多く、共通テストレベルの英文を読みこなす力があれば十分対応できる。ただし、ある程度の長さがある(50行以上)ので、長めの英文を読む練習は積んでおきたい。また、空所補充の問題では接続詞・前置詞・関係詞などの知識が問われているので、日頃から文法を意識して一文一文丁寧に構造を確認しながら英文を読む習慣をつけていこう。第2・4問はかつてのセンター試験第2問と同形式の問題なので、センター試験の過去問(第2問)を演習として使って慣れておくとよいだろう。また、第5問の表を用いた読解問題は、問いを読んで表と一致する選択肢を選ぶもので、共通テストを意識した出題だと思われる。複数の情報を組み合わせて簡単な計算が必要な設問もあった。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基本に忠実な読みを心がけよう

第1問の長文読解問題は、語彙(ごい)・構文ともに基本レベルのものが多く、設問も難解なものはほとんどない。高校の英語の授業で扱うリーディングの教科書を使って、SVOCを取りながら、一文一文丁寧に訳せるかどうか確認していこう。また、訳していく際には英文で使われている文法事項などをひとつずつ見直していこう。第1問の空所補充問題では、前置詞の識別や関係代名詞と関係副詞の使い分け、接続語の意味に関する出題があり、こういったものは英文を何となく読めていても解けない、ということが多いので要注意である。

語彙(ごい)・文法の知識を充実させよう

いずれの大問においても、基本的な語彙(ごい)・文法知識が幅広く問われている。特に、第3問では同義語選択問題で直接語彙(ごい)に関する出題が5問出題されることもあり、こういった基本的な知識をおろそかにしていると差がついてしまうことになる。また、熟語や慣用表現などもいくつか問われている(2023年度はbrush up on A「Aを磨き直す」、prevent O from doing「Oが…するのを妨げる」などが問われた)ので、市販の文法問題集を1冊、繰り返し解いて知識の「漏れ」がないか確認をしていこう。むやみに難しいことに取り組むのではなく、高校などの普段の学習で学んだことがきちんと身についているかどうかが重要となるといえるだろう。

会話文問題に慣れていこう

第4問で5問の会話文問題が出題されている。対話文の中の空所に入る表現を選ぶというオーソドックスな問題ではあるが、一つひとつの対話が比較的長め(5~7行程度)なので、対話を読んで、対話の状況をイメージしながら読み進める練習が重要となる。また、基本的な会話表現についても確認をしておこう。センター試験の過去問に類似の形式の問題があるので、そういったものを活用しながら対策をしていってもらいたい。

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