<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

とういんよこはま

桐蔭横浜大学

桐蔭横浜大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

数学II・B

2023年度入試の問題分析

2月7日実施の法・スポーツ科学部の数学Iの試験は、3つの大問から構成されており、それぞれ、「式の計算についての小問4問と三角比の計算問題の小問1問」「2次関数の最小値」「図形と計量」を題材とした問題であった。2月7日実施の医用工学部と現代教養学環の数学I・A・II・Bの試験は、3つの大問から構成されており、それぞれ、「同日実施の法・スポーツ科学部の第1問と同じ趣旨の5問の小問、および、図形と方程式」「図形と計量(同日実施の法・スポーツ科学部の問題と同じ)」「微分法」を題材とした問題であった。また、どの学科においても、試験時間は60分である。どの学科の問題についても、基礎学力が確実に身についているかを問う良問揃いであり、日頃の学習の成果が出やすい試験になっている。なお、桐蔭横浜大学においては、2024年度入試より、数学の出題範囲は数学I(法・スポーツ科学部)、数学I・A(医用工学部・現代教養学環)となる。このことも確認しておこう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基本計算の訓練をしておこう

2023年度の入試では、基本的な計算を問う問題が多く出題された。目立ったテーマとしては「x+yとxyの値を用いた式の値の計算」「分母が3つの項で構成されている分数における分母の有理化」「複雑な式の展開」「絶対値」である。どのテーマも頻出テーマであり、日頃の学習においては、触れておきたいものばかりである。しっかりとこれらのテーマに触れておこう。ただし、単にテーマに触れるだけではなく、反復を重ねて、試験時間内に計算をやり切れるように経験を積んでおくようにしよう。

図形問題の対策をしておこう

2023年度の入試では、どの日程の試験においても、図形の問題が出題された。「正弦定理」「余弦定理」「三角形の面積」「円に内接する四角形」といった頻出テーマに関して、対策をしておこう。また、ときには深い考察が必要になるのも、図形問題の特徴である。日頃の学習において、そのような問題に出合った場合には、どこまで自力でたどりつけたのかということと、どこがわからなかったのかということを明確にしておこう。そのような経験の積み重ねが、図形問題に対するアプローチの幅を広げてくれるはずである。

2次関数の学習をしておこう

数学Iの試験では、2次関数も頻出である。「2次関数のグラフ」「2次関数の最大・最小」「2次不等式」「2次方程式の解の配置」という頻出事項は日頃から着実に学習しておこう。特に、場合分けを要するような問題については、粘り強く取り組むことと途中過程に論理的欠陥がないかを意識しながら学習してほしい。2023年度の入試における2次関数の問題は、「つねに成り立つ2次不等式」「場合分けをして最小値を求める」というテーマであり、日頃の学習の成果がストレートに反映されるようなものであった。ストーリーが長めの問題に対して粘り強く取り組む姿勢を、日頃から意識しておこう。また、2次関数の問題では、平方完成などの基本的な式変形をてきぱきと行う力も問われる。このような基本的な式変形も日頃から手を抜かずに取り組んでおくべきテーマであろう。

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