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愛知工業大学

愛知工業大学大学からのお知らせ 入試対策情報

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2025年度入試の問題分析

1月27日、1月28日(一般選抜前期日程A方式)、1月29日(一般選抜前期日程M方式)の入試問題は、いずれも大問5題から構成されている。出題傾向自体は全日程おおむね同様である。第1問は長文読解問題である。空所に補充する単語を選ぶ問題が5問、文章中の下線の付された表現の日本語の意味を選ぶ問題5・6問、内容理解を問う選択問題が4問出題されている。A方式ではこれに加えて10語程度の短い和訳問題が1問、下線部の理由を説明する問題が1問、下線部が指し示す内容の理解を問う問題が1問出題された。M方式では、空所文挿入問題、内容一致問題が出題されている。第2問は、A方式ではAとBの2つのパートからなり、A方式のAとM方式は与えられた日本文と同じ意味になるように文の一部を並べ替える語句整序問題(5~7問)、A方式のBは日本文と同じ意味になるように英文中の空所(2ヵ所)にそれぞれ適切な1語を入れる問題(3問)である。A方式のAとM方式の整序問題で並べ替える語句の個数は6個である。A方式のBの空所補充問題は空所が各文に2ヵ所ある。第3問は文法・語法の4択問題であり、5~7問出題されている。第4問は文中の下線を付した語句の意味に最も近い語句を選ぶ4択問題であり、5~7問出題されている。第5問は比較的長めの対話問題であり、空所に適切な台詞を選んで入れるものである。空所は4ヵ所あり、それぞれ4つずつ選択肢が与えられている。なお、2025年度のA方式(1月27日)では、第5問で、M方式では第1問で地図を参照しながら読むという新形式の問題が出題された。

2026年度入試対策・学習アドバイス

読解問題は単語・熟語を確実に

読解問題は、単語の意味や熟語を知っていれば解けるものが多い。単語帳や熟語帳を活用して、まず単語・熟語の知識を効率よく確実なものにしよう。また、和訳問題では文構造をつかむ力が求められている。2025年度の和訳問題では1文型動詞resideの訳出、orによる並列の把握を問う問題が出された。日頃の学習では基本的な英文について、SやV、句や節と呼ばれるカタマリを意識した精読を取り入れたい。

整序問題は「カタマリ」をつくろう

第2問の語句整序問題では、与えられた日本語をヒントに、わかるところからカタマリをつくっていくとよい。例えば2025年度は、「並んで待っている」という表現が日本文に含まれていた。このような場合、選択肢にinとlineとare waitingがあることに着目し、まずare waiting in line「並んで待っている」というカタマリをつくる。そうすることで、英文の残りの部分が並べ替えやすくなる。日頃の学習では、このような「カタマリ」をつくる練習をしておきたい。

文法・語法は例文で覚える

第3問の文法・語法問題は、全体として標準的なレベルである。日頃から新しい表現に出合ったら辞書などで例文を確認しながら実際の使い方を覚えてほしい。また、典型問題が出題されているため、基本問題が載っている薄めの4択文法・語法問題集などを使って、知識を整理してしまうのもおすすめだ。

言い換えの表現を押さえよう

第4問の単語問題は、ある単語や熟語を同じ意味を持つ単語で言い換えるものである。例えば2025年度は、in favor of「…に賛成して」をforで言い換えるものなどが出題されている。単語帳や熟語帳で勉強するときは、このような同意表現を意識するとよい。

対話問題は空所の前後がヒント

対話問題を解く際は、空所の前後を両方チェックし、わからない問題は保留にしてわかるところから答えを出すとよい。苦手な人は演習量を増やして形式に慣れよう。

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