<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

きょうとじょし

京都女子大学

京都女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

前期A方式は大問5題構成で全問マークシート式(マーク総数は39)。大問Iは600語程度の長文読解で、空所補充、同意語句選択、内容真偽などの6問構成。問題文の語数は2022年度よりも100語程度増加した。大問IIも長文読解で、語数は大問Iよりも多い(800語程度)。同意語句選択、空所補充、設問英文の空所を完成させる内容一致問題、それにタイトル選びなど、多様な形式で総合的な読解力が問われる。解答数は2022年度よりも1問減少した。大問IIIは対話文の空所補充問題で、前後の文脈を踏まえて適文を選ぶ形式(6問構成)。対話文が長いのが特徴で、例年700語程度。大問IVは文法・語法・熟語の知識を問う4択空所補充問題(7問構成)。大問Vは語法・熟語・構文の運用力を問う、日本文つきの語句整序問題(5問)。どの大問も難易度は標準レベルだが、大問I~IIIの問題文が長いこともあり、80分の試験時間内に全問を処理するには、停滞せずにサクサクと読み解く力が要求される。B方式は大問4題構成で全問マークシート式(マーク総数は41)。長文読解問題が1題のみとなる以外、傾向はA方式とほぼ同様。ただし、試験時間がほかの1科目と合わせて120分のため、時間配分に注意が必要である。

2024年度入試対策・学習アドバイス

文法・語法の運用力を高めよう

大問IVとVを、あまり時間をかけずに解答するには、文法・語法を総合的に演習できる問題集を1冊決め、それを反復学習する必要がある。1回目は解説解答を先に読み、その後自力で解けるかチェックし、2度目以降は初めから自力で、などと自分に合う効率的なやり方を工夫しよう。ポイントを理解したうえで即答できるレベルに至ることが目標だ。文法・語法の知識は読解力の基盤のひとつなので、英文を正しく読む際のツールとしてフル活用することをいつも念頭に置いて学習しよう。

単語・熟語の知識を強化しよう

読解力のもうひとつの基盤は語彙(ごい)力である。愛用の単語集の暗記作業を、上述の文法・語法問題集の学習と並行して何巡も繰り返そう。熟語は総合的な文法・語法問題集でも学習できるが、熟語集の方が覚えやすい人には熟語集がお薦めだ。語彙(ごい)力の学習においても、その知識を読解に役立てることを常に意識しよう。大問IIIで会話特有の慣用句がポイントになることはあまりないが、対話文のスムーズな理解のためにも、総合的な文法・語法問題集に載っている会話表現は一通り習得しておきたい。

速読できる読解力を身につけよう

全体的にかなりのスピードで解くことが求められる京都女子大学の英語では、前半の読解系の問題での正確な速読即解力が合否を分けると言っても過言ではない。必要な情報を正しくつかみ、その要旨を脳内に保持しつつスピーディーに読み進める力を身につけるには、文法面・語彙(ごい)面の知識と論理的な思考力を武器に、実際に英文を読む訓練を積み重ねるほかない。読み慣れるにつれて次第に早く正確に読めるようになっていくものだ。多くの問題に取り組み、構造や内容がつかめない箇所や間違った設問は徹底分析し、素早く読み直し解き直す。自分にとっての「難所」の克服こそ、速読即解への近道である。読解・長文系の問題集や過去問を大いに利用し、精読と速読を繰り返そう。読解学習を通して文法・語彙(ごい)面も鍛えられていく。

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