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神戸常盤大学

入試対策情報

英語

2023年度入試の問題分析

一般選抜前期の試験時間は60分、解答は選択式と記述式(大問III)が併用されている。大問数は5題である。大問Iは長文読解問題(860words程度)で、2022年度(950words程度)よりも分量はやや減少した。問題はすべて本文の内容理解を問うものである(8問)。大問IIは比較的長めの会話問題である。選択肢は一括式であるが、空所の数と選択肢の数が等しい(8問)。わかるものから解答していこう。大問IIIは短文読解問題(300words程度)で、空所補充問題(4問)と下線部和訳問題の出題である。2022年度入試に引き続き、空所補充問題の選択肢はすべて前置詞であった。下線部和訳問題は複雑な構造のものではなく、基本的な単語・熟語の知識と文法、そして構造を把握する力があれば解答することができる。大問IVは正誤問題(5問)、大問Vは語句整序問題(5問)であり、どちらも標準レベルの設問である。全体としては標準レベルの出題であるが、大問I~IIIである程度の長さの英文を読まなければならず、記述式問題(下線部和訳問題)もある。60分という試験時間を考えると全体的に素早く解答していく必要がある。

2024年度入試対策・学習アドバイス

単語・熟語の力をつける

神戸常盤大学の入試に出てくる単語は、基本~標準レベルの単語が中心である。一度過去問を見てみよう。わからない単語が多いようであれば、まずはしっかり単語を覚えること。単語を覚える際にはただ眺めるだけではなく、実際に単語を書いたり、発音したりすると覚えやすくなる。また、大問IIIとVでは熟語の知識を問う問題が一部出題されている。単語だけではなく、熟語もしっかり覚えるようにしよう。

文法・語法の力をつける

文法・語法の知識は英文を読んでいくうえで基本となるものであり、その知識は大問IVの正誤問題、大問Vの語句整序問題でも問われている。学校で使っている文法の教科書、市販の問題集等を用いて文法事項を偏りなく一通り身につけておくことが重要である。そして、何冊にも手を出すのではなく1冊に決めて勉強すること。その1冊を何回も繰り返してやってほしいのだが、答えの丸暗記にならないように。「なぜこれが正解なのか、なぜこの選択肢だと駄目なのか」を1問1問考えながら解くようにしよう。

長文読解力をつける

神戸常盤大学の入試では、大問I~IIIである程度の長さの英文を読まなければならない。大問Iでは本文の内容理解を問う問題が出題されており、大問IIの会話問題も文脈から正解を選ぶ形式であるので、素早く正確に英文の内容を理解する力が必要となる。標準的なレベルの長文読解問題を用いて、長文を読む練習を積んでおこう。初めは時間を意識しなくてもよいが、長文を読むことに慣れてきたら時間も意識しながら解答していくようにしよう。

過去問を利用して実践的な練習をする

過去問を利用して、神戸常盤大学の問題に慣れよう。そして、過去問を解きながら、自分に合った時間配分や解答する順番を見つけること。解き終わったら、間違った問題を復習することも重要である。もちろん、過去問のなかに出てきた意味のわからない単語や熟語もしっかり覚えていくようにしよう。