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國學院大学大学からのお知らせ 入試対策情報

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2025年度入試の問題分析

例年同様大問4題からの構成になっている。(1)・(2)が長文総合問題、(3)が正誤問題で(4)が文法・語法問題となっている。すべて選択式の客観問題で私立大学に典型的な問題である。長文問題の割合がかなり高く、総設問39問(2024年度は38問)中、(1)・(2)が26問、(3)・(4)が13問となっている。配点に関しても長文総合問題が約7割を占めているので、長文問題の対策は必須である。主な特徴を述べると、長文総合問題では、本文の内容について英文や日本文からなる選択肢を選ばせる問題、適語補充問題、語法の問題や整序作文問題など多岐な問題が出題されている。また、(3)・(4)に関しては、2025年度は前述したような問題であったが、過去には、語彙ごいや熟語に関する問題、会話問題、与えられている英文と同じ意味の英文を選ばせる問題など多様な問題が出題されているので、様々な問題に対処できるように対策を講じる必要がある。難易度に関しては、標準といったところである。

2026年度入試対策・学習アドバイス

國學院大学の入試問題で問われているのは、読解力、文法・語法の知識、会話表現の知識、語彙ごい力(単語・熟語)のどれをとってみても基礎的なものから標準的な英語力である。難解な問題はほとんど出題されないので、基礎を徹底した学習に取り組むことで十分に合格点が取れると考えられる。ただ、【問題分析】で述べたように、長文総合問題の配点の割合が高いので英文読解の学習に重点を置く必要がある。以下に2点学習のポイントを挙げておく。

英文読解の学習

出題されている英文の量(500〜650words)、および語彙ごいのレベルは標準的なものなので特別な学習をする必要はないが、より多くの英文に触れる必要がある。その際、いたずらに長文の問題を解くだけでは力がつかないので、理解できない英文に接したときには、文型をとって意味を考えてみたり、段落間の論理関係を考えてみたり、ときには実際に日本語に訳出したりしながら一つひとつの文章を丁寧に理解することが大切である。また、答え合わせをする際には、なぜその答えになるのか根拠を考えてみることも大切である。さらに、読むスピードを上げるために音読をすすめたい。音読といってもただ声に出して読むだけでは効果がないので、これまでに学習した長文のなかで骨のある長文を10題程度選び出し、語(句)の意味と構文と訳を確認したうえで、10行1分以内で読むことを目安として繰り返し練習してほしい。

語彙ごい力の養成および文法・語法の知識の定着

【問題分析】で述べたように、(3)・(4)に関しては(1)・(2)と比べると設問数は多くはないが、これまで多様な問題が出題されていることを考慮に入れると、単語・熟語、文法・語法はじめ全般的な学習が必要となる。近年、語彙ごいの問題が多く出題されているので、単語・熟語の学習には力を入れてほしい。何よりも長文問題の対策にもなるので重要な単語や熟語などは実際に何度も書いて確実に身につけてほしい。また文法・語法の学習においても2、3冊の問題集を用意し、解答の根拠を自分に説明できるようになるまで繰り返し学習してほしい。

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