國學院大学大学からのお知らせ 入試対策情報
日本史
2026年度入試の問題分析
A日程入学試験(2月2日実施)を分析する。大問数は5題で、すべてマークセンス方式の解答である。大問ごとの問題数と配点は、大問1~4(日本史探究内容)が1題につき各8問で23点満点、大問5(歴史総合内容)が小問数5問で8点満点であった。よって、総数は37問で100点満点である。2026年度も例年同様に、古代・中世・近世・近代からまんべんなく出題される点は変わらなかったが、戦後史の出題は見られなかった。
2027年度入試対策・学習アドバイス
正誤判定問題を解く力をつけよう
國學院大学の日本史は、正誤判定問題がかなりの比重を占めている。2026年度も総数37問中28問が正誤判定であった。正誤判定問題のうち「ふさわしいものを1つ選べ」という形式が例年80%近く占めているため、4つの選択肢のなかから「正しいものを1つ選ぶ力」よりも「誤っているものを3つ消していく力」が必要となる。正誤判定問題では、なかなか正文だと自信を持って選ぶのは難しい。それよりも誤っている文を消去するのが正解を導く確実なやり方である。國學院大学は歴史に強い大学であるため、受験生の多くは歴史が好きだったり、得意だったりするので高得点の争いになる。一部には難度の高い問題もあるため、単語を覚えさえすれば点数になる大学ではなく、しっかりと歴史の因果関係や、時代概観を理解していなければ正誤判定問題には対応できない。教科書などを使用するときも、単語だけに目をとられるのではなく、文章を読みながら、時代を確認したり、因果関係の部分を読み取る訓練をしよう。また、過去問を使って練習するときには、必ず正誤判定問題に使用された文章のどこが、どう誤っていたのかを確認して知識を定着させてほしい。
文化史は必ず出題される
毎年、大問1題程度で文化史が出題され、ほかの大問の一部にも文化史の小問が含まれることがある。文化史は全時代から出題されるので、特定の時代に偏った学習をしないよう注意しよう。また、文化史は単語の暗記になってしまうことが多いが、國學院大学は文化史も多くが正誤判定問題なので、作品を暗記するだけでは太刀打ちできない。文化と作品の組み合わせ問題なども出題される。時代背景や推移なども理解しながら文化史の学習に取り組もう。
図版や年表も意識しよう
図版を用いた問題に関して2026年度は見られなかったが、ほぼ毎年出題されている。2023年度は伽藍配置から飛鳥寺を選ぶ問題が出題された。2024年度は、中世の絵画(絵巻物・水墨画・屏風絵)が使用され、それに関連する問題が5問出題された。2025年度は、古代の仏像から白鳳文化期のものを選ぶのが出題された。学習するうえで図版を併用することは、学習効果を高めることにもなるので利用したい。また、年代整序問題に関しても2026年度は見られなかったが、2024年度は2問、2025年度は1問出題されたため、政策名などを覚えるだけでなく、天皇・執権・将軍・内閣など、政権担当者も意識した学習を心がけていこう。
歴史総合の対策
2025年度より出題が始まった歴史総合であるが、8点分とはいえまったく対策をしないわけにはいかないだろう。日本史探究でも扱う内容ではあるが、解答の根拠に世界史の知識が必要なものもあったため、教科書を読みつつ各国の大まかな流れは把握しておこう。


