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玉川大学大学からのお知らせ 入試対策情報

現代文

2026年度入試の問題分析

学部の出題内容と形式

全学統一入学試験、地域創生教員養成入学試験、給付型奨学金入学試験で共通して課された問題について説明する。例年どおり、大問が2題課された。解答はすべてマーク方式。評論以外にも、自然科学系の文章が出題されることもある。第一問では人間にとって「環境」とはいかなるものであるのかを哲学的に考察した文章。戦前の日本を代表する哲学者の一人である三木清の考察を参照しながら議論が展開される。引用文は難しいが、筆者が丁寧に説明をしているため、こちらもきちんと読めば理解可能。だが、設問は文章の正確な理解ができなければ解けないようにつくられている。難度は高い。第二問は、文化ごとの認知様式の差異を扱った研究書から出題された。西洋人と東洋人の認知様式の差異を、様々な実験結果を通して示すという内容だった。概括的な結論ではなく、個々の具体的な事実を理解することが求められている。具体例は読み飛ばしてよいと勘違いしている受験生は大いに苦しんだことだろうと推測される。第一問では概念を理解すること、第二問では事実を理解すること求められている。設問はオーソドックス。漢字、語句、内容理解、段落構成に関わる設問だった。

2027年度入試対策・学習アドバイス

様々な文章に触れる

年度によっては狭義の受験対策では対処できないような難問が出題されるので、様々な文章に触れ、読解力向上の訓練をする必要がある。『ちくま評論選』(筑摩書房)のようなアンソロジーに目を通すのも有効な手段。楽しく読むことができれば合格に近づく。また、表やグラフを活用しながら、事実を説明する文章にも慣れておいたほうがよい。時間がなければ、地歴・公民や理科など、学校の教科書を自分で読む習慣を身につけてほしい。先生の説明を聞くだけでなく、あらゆる分野に関して、自分で読むことを通して知識を身につける姿勢が必要。

主題への意識、説明の基本

設問を正確に解くためには、論旨を正確に追い、内容を頭に残さなければならない。そのために不可欠なのが、主題に対する意識だ。主題とは、その文章における「説明の対象」である。言い方を変えると、読者が理解しなければならないことだ。通常はたったひとつしかない。その主題に対する説明が、残りの文章全体を占める。そして、「この部分は何を説明するためのものか」という意識を持つと、各部分の関連が見えやすくなる。そうすれば、理解した内容が頭に残り、理解したことを、実際に設問を解くときに生かせる。

また「対比」「具体例」「言い換え」など、説明の基本的な手段に注目しよう。難しい文章であっても、これらに注目することが、理解のための第一歩になる。受験現代文のセオリーは、読解力向上のためのシンプルな手段だ。

漢字と語彙(ごい)

漢字の学習は必須。語彙(ごい)力の増強にも直接つながる。言葉を覚えるときには、用例を踏まえ、意味や用法を理解しよう。余裕があれば現代文重要語を集めた参考書も利用して多くの言葉に触れてほしい。

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