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東京経済大学

東京経済大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2024年度入試の問題分析

2023年度同様、試験時間は60分で、全問マークシート方式による大問6題構成は4回の全日程で共通。読解問題に関しては、約500語の文章問題が3題出題されている。I・IIの読解問題は内容に関する選択問題がそれぞれ4問というシンプルな構成で、ここでは素早く正確な読解力が求められている。VIの読解問題は語句の空所補充が15問。各選択肢の品詞は同一なので基本的に内容把握で正解を選ぶ問題だが、動詞・準動詞を選択する場合は語法の確認も忘れないようにしよう。読解問題は自然科学系や医療系の論説文が中心だが、過去に小説・エッセイからの出題もあるので長文学習では様々なタイプの問題に積極的に取り組んでもらいたい。長文のテーマは定番のもののほか、ニュースやインターネットで注目を集めた最新の話題からの出題も多いので、普段から知識を求めるアンテナを広げ、英語に限らず最新の時事問題などにも興味を持ち情報を集めることも重要だ。2024年度は「男女の賃金格差問題」「絶滅危惧動物」のような定番のテーマに加え、「フリーブックキャンペーン」「ネット上の口コミに関する調査」「コロナ禍によって増加した年老いた両親との同居問題」などこの数年以内に話題になったテーマからの出題があった。IIIは4肢選択式の文法・語法・イディオム問題が12問、IVは整序英作文6問でいずれも標準的なレベル。Vは英語の定義に合う単語を選ぶ問題。

2025年度入試対策・学習アドバイス

基本の徹底

IIIの4肢選択式の文法・語法・イディオム問題とIVの整序英作文は基本問題が中心のため、まずは標準レベルの文法・イディオム関連の教材を1~2冊徹底的にやりこむ。文法・語法・イディオム問題はもちろん、整序英作文も大半が基本イディオムや構文が解法の鍵になるので、頻出のイディオム・構文をもれなく覚えることはIII・IV攻略の絶対条件だ。正解率が上がってきたら次はスピードを意識したい。長文問題を落ちついて解く時間を確保するために、文法語法・整序英作文問題は精度だけでなく速さも求められるからだ。

英英辞典で語彙(ごい)力を身につける

他大学ではほぼ見かけない出題形式が、Vの定義に合う単語を選ぶ問題。これは英英辞典で単語の意味を引いた場合の説明(定義)から、それが意味する単語を選ぶというもの。慣れていないと戸惑う可能性が高いので事前の対策は必須だ。もともと英英辞典は語彙(ごい)力強化には最適で、上級者や英語のプロフェッショナルたちの多くが自らの語彙(ごい)学習のために英英辞典を活用している。この機会に英英辞典を学習に取り入れてみてはどうだろう。

過去問演習で本番のリズムを身につける

難易度は「やや易~標準」で問題量も標準的だが、大問数が多いので過去問演習を定期的に行い、各大問の時間配分を知っておく必要がある。まずはIII・IV・Vを一定の時間で終わらせる訓練をしよう。まずはこの3題を20分以内で終わらせることを目安にし、最終的に15分まで短縮できれば読解問題に余裕ができる。全体の時間配分に大きく影響する読解問題は1題15分以内が目安だろう。制限時間はマイナス5分で設定して慣れておくと、本番で余裕を持って仕上げられるはずだ。間違えた問題は原因を分析し、本番までの学習計画をこまめに修正していこう。

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