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とうきょうじょし

東京女子大学

東京女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2025年度入試の問題分析

試験は2日間実施され、両日とも問題構成は同じ。試験時間は90分(Ⅰ〜Ⅴ)で、マークシート方式と記述式の併用型。情報数理科学科は60分(Ⅳ、Ⅴを除くⅠ〜Ⅲ)でマークシート方式。設問文もすべて英語で書かれているため、過去問対策の段階で設問文をしっかりと読み込んで、指示の内容を誤解しないように備えておきたい。ⅠとⅡが500〜700語の長文読解問題で問題数はⅠが12問、Ⅱが11問。Ⅰの設問はすべてパラグラフが指定されているので、パラグラフごとに解き進めるとよいだろう。本文に空所や下線部はないので、設問文からキーワードを拾って本文の該当箇所を見つける必要がある。Ⅲは300〜400語の長文の空所補充選択問題。空所は10ヵ所で、例年関係詞、接続詞、前置詞の問題が多く見られる。それ以外は、動詞の語形、時制、形容詞、副詞など様々なポイントからまんべんなく出題。意味で正答を選択する問題と文構造や語法から正答を選択する問題が混在しているので素早くポイントを見極めることが重要だ。Ⅳは空所補充問題。文章中の空所に文脈に合わせて頭文字が指定された単語を書く記述式問題。これは2023年度からの新しい出題形式なので、東京女子大学の過去問だけでなく他大学の過去問や市販の教材でも類題を見つけて練習する必要がある。合わせて単語の学習で、一般的な英語→日本語と並行して、日本語→英語のパターンも取り入れて、英単語を書く力を鍛えよう。Ⅴは自由英作文。グラフを見て、その特徴や数値の比較を50語以内でまとめる。

2026年度入試対策・学習アドバイス

長文読解対策

自由英作文を15〜20分で解き終えれば、長文読解は1題25分程度の解答時間になるだろう。大慌てで読むほどではないが、一語一語にこだわった逐語訳のような読み方では、間に合わないうえに、設問の中心になっている趣旨をつかみ損ねる可能性がある。設問をチェックしながら、正答のために必要な情報を集めるように読み進めていこう。

記述問題対策

2023年度からグラフを説明する自由英作文が出題されているが、それ以前は意見論述式の出題もあったため、グラフ説明型を中心に様々なタイプの自由英作文の練習をしておこう。グラフ説明では数値の変化や比較を説明するために〈比較〉の構文が欠かせない。自由英作文はかなり訓練を積まないと上手に書けないだけでなく、時間も過剰にかかってしまうため、なるべく早く対策に取りかかってほしい。最終的にはプラン構想と見直し時間も含めて20分以内にまとめられるようにしたい。Ⅳの単語補充問題は、本試験のなかで最も差のつく大問だと思われる。普段、選択肢のある問題ばかりだと、このような記述問題では頭が真っ白になってしまうので、日頃から選択肢のない記述式の問題に積極的に取り組んで記述式に苦手意識のないようにしておこう。

過去問演習

過去問で時間配分の確認をしよう。特に記述問題では過去問演習は一層重要になる。記述問題を落ち着いて完成させるためにはどれほど時間を要するかを見極める必要がある。全体の制限時間は5〜10分ほど短く設定して慣れておくと本番では余裕を持って解けるようになる。制限時間内で解き終わったら、制限時間外で見直してみるとよい。急いだことでどのようなミスが起きやすいかわかるはずだ。

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