東洋大学大学からのお知らせ 学びの特徴
※今年度(2026年4月入学)情報を掲載中
文学部
注目ポイント
人間社会の本質を深く掘り下げ、幅広い知識を身につける。文学部ではゼミナール(少人数で行う演習型の授業)をはじめとした授業でのきめ細かな指導を受けながら「読む力」「書く力」「考える力」を磨き、社会のどんな分野でも、また、世界のどんな地域でも活躍できる、これからの時代を切り開く人材となることを目指します。
- 哲学科
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「講義」によって哲学的な知識を身につけ、その知識を基にして、「演習」において精密にテキストを読解し、徹底的に討論や対話を行います。こうした学習のプロセスを通して、考える力、コミュニケーション能力、語学力など現代を生き抜くためのさまざまな力を身につけます。
学問の魅力
「善く生きる」ために、物事の本質を見極める
「哲学」とは、身近な問題を深く洞察し、物事の本質を見極める学問です。
古代ギリシアで誕生した後、ヨーロッパ大陸を中心に発展し、現在に至るまで多くの哲学者たちが思考を続けてきました。それは、「善く生きたい」という、誰しもの希望をかなえるための試みです。
現代に生きる私たちも、先人の哲学者が遺した財産を受け継ぐだけでなく、目の前にある物事の本質を探ることで、いまを「善く生きる」ということの意味を考えていきます。学び方
対話を通して、思考力を高める
東洋大学の哲学科は創設以来125年を超える、日本の私立大学で最も長い歴史を誇ります。
学びの幅は広く、古代ギリシア思想から現代思想まで、多様な哲学領域を学ぶことができます。
講義では哲学知識を広く深く理解し、哲学書を原典で読むために、英語はもちろんドイツ語やフランス語などの語学の修得を重視します。
さらに、1年次から少人数制の演習で学び「私はこう思う」「なぜそう思うのか?」という対話を徹底的に行うことで、思考力を養っていきます。
いままで抱いていた漠然とした疑問が、哲学を学ぶことで「わかった」と確信できる。教員や学友との交流を通じて、そんな「知」の探究を行います。 - 東洋思想文化学科
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東洋の歴史の中で培われた思想や文化を広く学ぶとともに、それぞれの興味に応じた4つのコース(「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」)で専門性を高めます。世界を見渡す広い視野と、自らを見つめる力を養い、豊かな教養と国際性を備えた人財を目指します。
学問の魅力
世界的な広がりをもつ東洋の思想・文化を理解する
19世紀のドイツの地理学者リヒトホーフェンは、ユーラシア大陸を横断する古代の交通路を「シルクロード」と名付けました。
彼の弟子であったスヴェン・へディンは、その道を踏破してかつてのオアシス都市楼蘭を発見し、同じ頃の敦煌文書の発見とともに、ヨーロッパの目がアジアに向かう契機を作りました。
このように、インド・中国・日本を結ぶ「東洋学」という考え方は、単に西洋に対する地理的な位置づけから東洋を捉えたのではなく、中央アジアを軸とする歴史的な文化交渉を明らかにする中から生まれました。そして東洋の思想・文化は特定の地域にとどまるのではなく、世界的な広がりを持つものです。長きにわたって刻まれた歴史と現代の姿に触れる学びによって、多様性を知り、奥深さに触れることができます。学び方
幅広く、しかも専門的に学べるカリキュラム
1年次は文章作成の授業や各種概論、また外国語など、専門的学習・研究の基礎となる内容を学びます。2年次からはそれぞれの興味に応じて「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」の4つのコースに分かれ、各コースの専門科目とともに、必修となる言語を学びます。
語学の習得は、各地域についての学習・研究と、異文化への理解に欠かせません。高い語学力を生かして学びを深めるとともに、国際社会で活躍できる、豊かな教養と国際性を備えた人材となることを目指します。
なお、教職資格を取得できるコースは限られていますので、コース選択にあたっては、しっかりと目的意識を持つことが重要です。 - 日本文学文化学科
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日本の文学や文化を、グローバルな視点から考察し、理解を深め、世界に向けて発信できる人財を目指します。少人数制のゼミナールを中心にした学びを通じて、専門性を高めるとともに、興味や関心に応じて複数の専門分野を横断的に学べるカリキュラムが特徴です。
学問の魅力
日本や日本人の魅力を再発見する
世界の国・地域のつながり方が多様化し深化する中、海外においても日本の文化や伝統に対する興味が高まっています。日本や日本人のあり方が厳しく問われる今日の国際化社会においては、グローバルな視点で「日本」を考察する力が求められています。
閉鎖的な日本文化論に陥ることなく、広い視野からその姿を捉える力を得るためには、日本文化の伝統を踏まえつつ、改めて現代の視点から捉え直すこと、そして海外の文化と比較研究していくことが欠かせません。そうした多様な観点から文化理解を深めていく学びを通して、今まで気がつかなかった日本や日本人の魅力を発見できるはずです。学び方
「比較」を学び、柔軟な思考力を養う
日本文学文化学科では、「日本語学」「古典文学文化」「近現代文学文化」「比較文学文化」という4つの専門分野が設けられています。いずれの専門分野でも常に「比較」という意識を持って学びが展開され、柔軟な思考力を養います。
1年次には、4つの分野を幅広く学ぶことで今後の学習と研究の基礎をつくり、2年次以降は徐々に専門性を高めていきます。ただし専門分野間は自由に横断できるようになっているため、各分野での専門性を深めつつ、日本文学文化を総合的に学ぶことができます。 - 英米文学科
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多様な文学作品に触れる学びは、さまざまな文化と価値観を知り、国内外におけるグローバルな関係性を築く力になります。同学科では英語を「文学」と「語学」の両面から学び、文学的・語学的読解力と、思考力、表現力を身につけます。英語力を磨き、日本人ならではの視点で英語圏の文化や価値観を捉えて、世界に発信できる人材を目指します。
学問の魅力
英語を通して知性を鍛え、豊かな情緒を育む
英米文学科では、「英文学」「米文学」「英語学」という、3つの学問分野について学びます。母語ではない言語やその文学作品を研究することは、決して簡単なことではありません。しかし、英語圏の社会や文化や価値観を知ることは、同時に日本人や日本語への理解をも深めることでもあります。そしてネイティブスピーカーにはない視点や発想で、英語や英米文学に切り込んでいく、新しい発見につながっています。言語とは、知性を鍛え、豊かな情緒を表現する道具です。人間にとって不可欠なこの道具による創造に向き合う醍醐味を味わってください。学び方
確固たる英語能力を身につけ、英文学、文学、文化、語学の奥深い世界へ
英語を「読む」「書く」「聴く」「話す」の4技能を高めることは、英文学・米文学・英語学を研究する上で必須の条件です。
同学科では、1・2年次には基礎を徹底的に固め、英米の詩・小説・劇などの研究や、英語の音声・文法・歴史などの分析に取り組みます。3年次には応用的な授業へと発展し、英語圏の文化を学びながら、文学的、語学的読解力、思考力、表現力を養います。4年次にはそれまでの学びの集大成として、自分で決めたテーマで卒業論文を執筆。少人数制の卒論セミナーで、自分の知力を試します。4年間の学びを通して、確固たる英語力を武器に、自ら問題を提起し、考え、結論を出していく力を養います。海外留学を経験し、国際的な舞台で活躍する卒業生、英語教員となる卒業生が多いことも同学科の特色です。 - 史学科
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文献史料などから、過去に生きた人びとの社会や暮らしを分析し、歴史像を組み立てます。それは変化を続ける国際情勢や日本の現状を理解する基盤となり、現代と未来を築いていく貴重な礎となるでしょう。「日本史」「東洋史」「西洋史」の3つの専攻で、ゼミナール(少人数制の演習)を中心に学びを深めます。
学問の魅力
歴史から豊かな「知恵」をくみ取る
「歴史学」とは、人類の過去の営みをさまざまな視点から知ることにより、現在の社会の起源を探究し、その成果を現代に生きる私たちのために活用していく学問です。
また、史料や原典から史実を分析することを通して、過去の社会や生活をできる限り正確に知り、各自が探究する歴史像を組み立てるクリエイティブな学問でもあります。
政治、経済、文化とあらゆる面から人類の歴史を探り、正確な歴史知識に裏打ちされた揺るぎない世界観を持つことは、混迷する現代社会を生きて行くうえで大きな指針となります。学び方
史料研究に重点を置いた学びが充実
「日本史学」「東洋史学」「西洋史学」の3つの専攻が設置されており、1年次で概説科目や基礎演習を通じて日本、東洋、世界の歴史を幅広く概観した後、2年次以降は各自の関心に応じて3つの分野のいずれかを専攻します。
史料研究においては、いずれの専攻でも原書の講読を徹底的に行うなど、実証に重きを置いた講義が充実しています。日本史学では手書きの古文書を含めた史料の講読、東洋史学では中国語・韓国語、そして西洋史学ではフランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・ロシア語・古典ラテン語・古典ギリシア語などで記された史料あるいは研究成果に触れながら学びを深めていきます。
- 教育学科 人間発達専攻
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子どもから高齢者まで、すべての世代が発達の過程にあるとする「生涯発達」の捉え方を軸に、教育について多面的に考えます。学校という社会におけるさまざまな課題への対応、あるいは生涯にわたる成長と学びの機会への期待など、今日の教育へのニーズは多様化しています。また社会の高齢化は、学びと教育が果たす役割をさらに大きなものにしていくでしょう。
そうした変化に応えるため、教育学だけでなく、歴史、哲学、心理学、社会学、特別支援教育などへと学びの領域を広げます。学問の魅力
不登校、いじめ、特別支援教育などの今日的課題に取り組む
情報化や国際化、高齢化などさまざまな要因により教育のあり方が大きく変わろうとしています。不登校やいじめ、特別支援教育、環境教育、生涯学習など、従来の「教科教育」に当てはまらない多様な課題を解決するためには、これまでの教育のあり方を踏まえながらも囚われず、広い視点と開かれた感覚を持つことが求められます。
教育学科人間発達専攻では、「生涯にわたる発達」という視点から、教育学を中心に、歴史、哲学、心理学、社会学、特別支援教育を学ぶことによって、現代社会における教育の根本を追究していきます。そして4年間を通して開講されるゼミナールでの学びと経験から、現代社会が直面する課題に、主体的に関わる力の獲得を目指します。学び方
新しい感覚で教育を広く捉える「生涯学習基礎力」を育む
人間発達専攻では、人生を豊かにするために、新しい感覚で教育を広くとらえる「生涯学習基礎力」を備えることを学びます。そのために、古い価値観に縛られない感性を育み、現代社会の教育的課題を主体的に解決できる力を身につけていきます。
教育への多様なニーズに応えるための基盤を築くことで、中学校や高等学校、特別支援学校の教諭としてだけでなく、社会教育や福祉の分野、企業の人材育成部門などの幅広い領域で活躍します。
同学において、特別支援学校教諭の資格を取得することができるのは同専攻のみとなります。 - 教育学科 初等教育専攻
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豊かな人間性と、実践的な指導力、確かな「授業力」を備えた教員を目指します。その軸となるのが、4年間を通じて継続的に行う「往還型教育実習」です。教室で学んだことを現場で確かめ、現場での経験と課題を大学で研究する。その繰り返しにより、高度な専門性と教員としての実践的指導力を養います。
学問の魅力
教育現場での実習で「確かな授業力」を身につける
社会の変化にともなって、子どもたちが置かれた状況や将来の描き方も多様化しています。グローバル化や情報化は、学びの場にも大きなインパクトを与えています。しかし、そうした教育現場においてもまず求められるのは、豊かな知識と人間性に裏付けされた「確かな授業力」です。そして教育現場と社会との、あるいは世界とのつながりを築く力を持つことが、小学校教師に期待されています。
同学科のカリキュラムでは「小学校教諭1種免許」の取得を目指し、関連科目で着実に実力を育むとともに、小学校の教育現場を体験し、実践から学ぶ機会を1年次から重ねることができます。学び方
現代社会と教育現場の課題に対応できる力を育む
初等教育の対象となる児童期(小学校)は人間形成の基礎となる重要な時期です。現代社会では「確かな授業力」はもちろんのこと、さらに英語教育や特別支援教育に対応できる力、学校・地域・家庭の連携を促すことができる教員が特に求められています。
同学科では「初等教育のスペシャリスト」を目指し、多角的な専門科目の学習や教育実習での実践を重ね、現代の教育現場で求められる力を培っていきます。現代社会と教育現場の抱えるさまざまな課題について柔軟に対応できること。そして児童だけでなく、保護者や同僚とも信頼関係を築きながら教育に携わることのできるコミュニケーション能力を養います。 - 国際文化コミュニケーション学科
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お互いを尊重し、国や民族、そして個々人の価値観の違いを越えて理解し、信頼しあえる関係性をつくりだすために、相手と自らの文化に対する深い理解と、多言語で文化を受発信できるコミュニケーション能力の獲得を目指します。学びの基盤となる高い語学力を習得するとともに、英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏および日本の文化について、言語や歴史、社会、文学、映像などさまざまな側面から理解を深めることができます。
学問の魅力
多様な言語・文化に触れ、学ぶ
グローバル化が進む社会では、異なる文化や価値観を持つ人達が互いに理解し、共生することが求められています。その実現のためには、文化を支える歴史や思想、哲学についてのしっかりとした知識と理解が不可欠です。外国語でのコミュニケーション能力を習得し、異文化および自らの文化への理解を深めることは、自らの未来への選択肢を広げることであり、社会のWell-being(幸福度)を高めることにつながります。学び方
語学力+多文化理解=真の「文化コミュニケーション力」
私たちは今やさまざまな文化的背景を持つ人々とともに暮らしています。私たちが個人と社会のWell-beingを高めていくためには、互いを尊重し理解し合い、思いを伝えあうコミュニケーション力こそが必要です。
同学科では、英語学習をカリキュラムの基盤に置き、さらにはフランス語・ドイツ語、中国語などの複数の外国語を学ぶことができます(外国人留学生の場合は日本語をしっかりと学びます)。それとともに、言語と表裏をなす文化の歴史や作品、社会状況をしっかりと学び、理解を深めていくことができます。それによって、語学力と文化理解力をあわせた真の「文化コミュニケーション力」を身に着けることを目指します。 - 東洋思想文化学科 イブニングコース
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第1部(昼間部)と同等のカリキュラムにより、東洋の歴史の中で培われた思想や文化を学びます。それぞれの興味に応じて専門性を高める、4つのコース(「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」)を設置。
第1部の時間帯や土曜日にも学べる科目を設置するなど、学業と仕事を両立しながら学びやすい環境を整えています。社会人学生をはじめ、さまざまなプロフィールの学生同士が交流ができるところも大きな特色です。学問の魅力
東洋から世界を眺め、日本を見つめ直す。
グローバル化が進み、世界が多様なつながりと分断によって揺れ動く今こそ、自分と世界の進むべき方向を見定め、あるべき姿を見失わないようにしなければなりません。
長い歴史の中で磨かれてきたインドや中国の思想と文化には、これからの世界を考えるヒントが詰まっています。東洋の英知とその豊かな実りである文化を、自らの経験とも結びつけながら深く知る学びは、世界を捉える座標軸の基盤となるものです。学び方
専門的に学び視野を広げる
1年次は文章作成の授業や各種概論、また外国語など、ほぼ共通の科目を学びます。2年次からは「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」の4つのコースに分かれ、各コースの専門科目を中心に学びます。コースによって必修となる言語がことなり、また、教職資格を取得できるコースは限られていますので、コース選択に当たっては、しっかりと目的意識をもつことが重要です。また、各コースの授業や催しなどを通じて、1年生から4年生まで学年を越えた友情の輪が広がります。さらに、異文化理解に不可欠な語学学習にも力を入れており、英語や中国語などの語学力を生かして国際社会で活躍できる、豊かな教養と国際性を備えた人材となることを目指しています。
社会人学生も多く、世代を超えた仲間と幅広く交流ができます。
- 日本文学文化学科 イブニングコース
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「世界から日本を見る」という観点から、比較を通して日本を再発見し、その伝統を現代的視点で捉え直します。自らの興味と関心を基点に専門性を高め、日本の文学文化の新たな可能性とグローバルな価値を創造する力を育みます。柔軟なシステムが採用され、第1部の科目も学ぶことができます。
学問の魅力
国際的な視野で「日本」を知る
日本の文学や文化を知るには、日本だけを見ていては分からないことがあります。世界に視野を広げ、そこから照らし出された日本を知ることも大切です。世界から日本を見る「眼」を育て、日本の本当の価値を捉え、主体的に発信できる日本人=国際人を目指します。学び方
フレキシブルに学べる1部・2部の共通科目
第1部と第2部の両方に設置してある科目については、一定の科目数の範囲内で、どちらの時間の授業でも聴講できます。自分のスケジュールに合わせた履修スタイルが可能です。 - 教育学科 イブニングコース
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「人は、その一生を通じて成長し変化する」という生涯発達の視点から、現代と、これからの教育について考えます。
社会の高齢化や価値観の多様化、あるいはグローバル化など、さまざまな変化が訪れています。こうした背景を踏まえながら、学びと教育の可能性を広げると同時に、その多岐にわたる課題を追求するため、教育学を中心に関連する学問を広く学びます。そして行動力を伴った豊かな人間性と、人と関わり、人に共感し、人とともに育つ「生涯学習基礎力」の獲得を目指します。学問の魅力
社会への問題意識を核とした学び
学ぶことの楽しさに気づくことで、人は大きく飛躍します。そして学びは、子どもたちだけのものではありません。成長し変化する機会を得ることは、すべての人にとって大きな価値を持ちます。
情報化や国際化、高齢化が進む現代社会にふさわしい学びを考え、さまざまな現場で学びや教えに関わる問題に対応できる力を育てます。リアルな問題意識を持って学ぶ社会人学生も多く、若い学生と影響を与え合いながら学べることも学科の特徴です。学び方
1年次から始まるゼミナールでの学び
社会や家庭など、さまざまな問題領域から自分自身の関心に応じたテーマで事例や意見を発表し、これをもとに全員で議論します。プレゼンテーション力はもちろん、多角的にものを見る力が養えます。5つの領域で専門分野の学びを追求する
「教育と現代社会」「心理学と発達臨床」「社会教育」「学校教育」「特別支援教育」の5つの領域から、関心や目標とする資格などに合わせて幅広く選択できます。
経済学部
注目ポイント
理論とデータから社会を理解し、そして、操作する力を身につける
経済における不確実性の高まり、急速な技術革新やグローバル化といった変化に柔軟に対応しながら、日本と世界の国内外の経済トレンドを見抜き、諸問題の解決を導く人材となることを目指します。
ゼミナール(少人数で行う演習型の授業)を中心に、実社会の具体的な出来事や客観的なデータをもとに議論を重ね、課題を発見する力を磨き創造的な問題解決能力を養います。主体的な学びにより専門的知識を身につけるとともに、国内外に視野を広げ、経済のつながりと変化を捉える力を培います。
- 経済学科
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グローバル経済の発展や世界的な経済格差の拡大、あるいは社会の持続可能性など、実社会のさまざまな課題がそのまま学びと研究の対象に。最先端の経済理論と、実社会で起きている経済現象を学びながら、経済政策や関連する制度についての専門知識を身につけます。「理論」「実証」「政策」の3つに重点を置いて学びを深めることで、現代の経済が抱える問題を総合的な視点をもって理解し、解決を図ることができる人材を目指します。
学問の魅力
経済活動の原理を追究し、実際の現象から学ぶ
経済学が積み重ねてきた理論に基づいて今日の社会における経済現象(経済学の研究対象となる現象)を検証するため、経済や金融の専門的な知識とそれに基づく論理的思考力、そして客観的情報に基づく総合的判断力を身につけます。
理論を学ぶだけではなく、それをもって実際の現象を捉える実践的な取り組みを行うところに、経済学の醍醐味があります。同学の創設者・井上円了は、哲学を指して「万物の原理を探り、その原理を定める学問」とし、事実と実証に基づくものとしました。これに倣えば、経済学とは「人間の経済活動の原理を探り、その原理を定めようとする学問」であり、現代の日本の経済とその課題を理解するために不可欠な学問のひとつといえます。学び方
ゼミナールで、広く深く学ぶ
一人ひとりの個性を尊重しながら少人数で学ぶ、ゼミナール(ゼミ)形式での授業が、1年次から行われます。
1年次のゼミでは経済の理論と実証を徹底的に学ぶための基礎として、社会において求められる「汎用的能力(ジェネリックスキル、社会人基礎力)」と、大学で学問をするために必要な「論理的に考え表現する技術(アカデミックスキル)」の両方を身につけます。
2・3年次には専門的研究を体系的に深めていき、4年次には所属するゼミの担当教員による指導を受けながら、専門的学習の集大成として卒業論文をまとめ上げます。また、経済を理解する上で欠かすことのできない歴史や文化への理解も深め、多種多様な問題意識と総合的な視野を養います。 - 国際経済学科
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グローバル化の深化や地政学的リスクの影響を受ける欧米、あるいは著しい成長をみせるアジア。各地域の経済・社会事情、国際金融、貿易、国際開発・環境などについて具体的な事例から学び、国際的な経済理論を身につけます。国際的視点による経済・社会の理解に加え、複数の外国語によるコミュニケーション能力を養成し、国内はもちろん国際社会においても活躍できる人材を目指します。
学問の魅力
グローバル経済の仕組みを多角的に学ぶ
急速に拡大・深化するグローバル経済(国際経済)においては、資本や労働力(人材)の移動が国・地域をまたいで活発になり、経済の仕組みが複雑化しています。こうした今日の国際経済の仕組み・つながりをさまざまな視点から捉え、理解を深めます。経済学と国際経済学の理論を基礎に、グローバル経済・社会の課題を発見し、解決していくための能力を養います。学び方
国際経済に関する専門知識と語学力を段階的に磨く
「国際経済専門科目」では、地域経済、国際金融、貿易、国際開発など、政府や企業などの国際的な経済活動に必要な知識を学びます。開講科目は①国際金融を学ぶ、②国際経済・企業を学ぶ、③開発・環境を学ぶ、④各国経済・地域を学ぶという4つのテーマに分類されており、自分自身の興味・関心に沿って段階的に学びを深めていくことができます。
また、国際理解とコミュニケーション能力を伸ばすため、外国人講師による実用的な英語力を身につけるとともに、ドイツ語、フランス語、中国語など他言語の習得も目指します。 - 総合政策学科
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環境、エネルギー、雇用、財政、社会福祉……現代社会が直面する問題と課題について、自ら考え、問題を掘り下げ、それを解決するための政策と企画を描く。そして行動し、他の人々とともに社会をより良い方向へと導いていく。社会における問題解決のための、実践的能力を身につけます。
学問の魅力
現実社会を変えていく能力
複雑で変化の速い現実社会は、多様な問題を抱えています。総合政策学は、現実社会のそうした問題の解決を図り、社会の未来をより良い方向へと変化させるための能力を習得する学問です。
学び、知ることだけにとどまらず、自分で考え、社会において具体的に行動する。そしてリーダーシップを発揮し、他の人々と連携することで「より良い社会」を創り出す人材を目指します。学び方
社会を変えるための技能と意識を身につける
どれほど高度な技能を習得しても、「現実社会を変えたい」という意識がなければ変化させることはできません。現実社会を変えていくための技能と意識をバランス良く伸ばしていきます。
経済学を基礎として、現実社会を分析し、政策を設計・実践する技能を身につけます。同時に、社会の問題を発見し、他者と協力し、世の中をより良くしたいという意識を強化していきます。そして1~4年次で必修となっているゼミナール(少人数授業)での学びを通して、技能と意識を調和させた、具体的な政策の設計・実践能力を身につけます。 - 経済学科 イブニングコース
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経済理論と実社会の経済現象を正しく理解し、これからの社会に必要な経済政策や制度について考える力を養います。イブニングコースは第1部と異なり、3学科の内容を横断的に学べるカリキュラムが特徴で、社会経済をさらに広い視野から考察できます。職業や年齢の多様な学生が集まり、活気にあふれる学びの場で、実りの多い学問体験を重ねます。
学問の魅力
経済の現状を多角的に学べます
経済学についての横断的な知識と、自分自身の経験、そして他分野への興味を結び合わせた学びは、実社会と深く関わる経済学の魅力を味わわせてくれます。
特に同学科(イブニングコース)は、第1部3学科(経済、国際経済、総合政策)の内容はもちろん、他学部の内容も専門科目として学べるカリキュラムが最も大きな特徴です。経済学の理論を軸としながら、社会・経済に関する学びを広い視野から考察できます。さまざまなプロフィールの学生がともに学ぶ環境では、経済学の理論とともに多様な経験と視点に触れ、実際の経済とのつながりから学びを深めていくことができます。学び方
少人数制ゼミナールを中心に学びを広げる
経済学の理論分析と実証分析を基礎としたカリキュラムが編成されています。
少人数制のゼミナールでの学びが1年次から始まります。社会人をはじめ幅広い世代の学生が集まるイブニングコースは活気にあふれ、高い学習意欲と多様な視点から、白熱した議論が行われることも。1年次の「ゼミナールⅠ」では、大学で学習するための基礎力をつけます。そして、2~4年次のゼミナールでは、一人ひとりの個性を尊重しながら学びを展開し、それぞれの興味と志向に応じたテーマに取り組んでいきます。
ゼミナールに限らず、さまざまな分野の専門科目が多数開講されているため、一人ひとりが自身の関心に基づいた専門的学習を体系的に深めることができます。
経営学部
注目ポイント
価値を生み、海をまたぎ、時代を越えてゆく力。
グローバル化と情報化が進むにつれ、企業活動は多様さと複雑さ、そして可能性を増しています。また環境あるいは社会のサステナビリティ(持続可能性)への貢献といった、企業の社会的責任に対する意識も世界規模で高まりを見せ、ビジネスの広がりや投資的視点からも重要な要素となっています。
こうした市場の変化や社会からの要請に対応する幅広い視野を獲得するため、社会経済から環境問題、世界情勢などさまざまな分野を学び、これからの企業社会で活躍できる実力を培います。
- 経営学科
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現代における企業の課題は利益の向上だけにとどまりません。グローバル化への対応やサステナビリティに貢献する社会的な責任など、さまざまな課題への対応が求められています。
同学科では経営学に関わる幅広い知識と応用力を身につけるとともに、経営目標を実現するための方策を戦略的、論理的、創造的に思考する力を獲得。企業の姿を捉える多角的な視点と国際的な視野を養い、マネジメントのプロフェッショナルとして活躍する人材を目指します。
学問の魅力
さまざまな学問の視点から企業の姿を捉え、分析する
経営学は、企業などの組織に関わる現象を対象とした学問です。たとえば、企業の考え方(経営理念)や戦略、組織のかたち、保有するもの(経営資源)などに着目し、企業の成長過程や優劣の要因を分析します。分析の方法論はさまざまであり、経済学や社会学、心理学など複数分野の知見、考え方も用いられることから、経営学は学際的な学問分野であるといえます。学び方
国際的な視野を持ちながら、経営学を体系的に学ぶ
さまざまな業種、さまざまな職種で活躍できる「マネジメントのプロフェッショナル」を目指します。経営学を体系的に学べるよう、専門科目は ①経営組織・経営管理、②経営戦略、③経営情報・分析メソッド、④財務・会計・マーケティングという4つの分野で構成されています。どのように組織をデザインするか、いかにライバルと競争するか、情報とITを経営にどのように活かすか、企業の財務状況をどのように把握するかなど、経営に関わるさまざまな「問い」について学べる科目が多数配置されています。また、学生が主体となって経営学を研究するゼミナール科目では、経営学のさまざまな分野について、少人数で専門的に学習・研究します。自分自身が興味・関心を持ったテーマをとことん調査・追究することで「生きた経営学」を身につけることができます。
経営学とともに「生きた英語」を学ぶ
グローバルに活躍できるビジネスパーソンの育成を目指して、GBC (Global Business Communication) 科目を多数設置しています。これらの科目は基本的に英語で実施され、さまざまな国際ビジネスの場面を想定した「生きた英語」を学ぶことができます。基礎から応用まで、経営学を段階的かつ主体的に学ぶ
経営学の基礎を早い段階で学び、専門学習の土台を築くため、1年次から経営学部共通の専門基礎科目と、専門科目4分野のコア科目で学びます。また大学での自主的な学び方を身につける「基礎実習講義」、グループディスカッションや発表などに取り組みながら経営学研究の方法を学ぶ「基礎演習入門」など、学習と研究の基礎力がしっかり身につけられる科目が充実しています。2年次からはゼミナールに所属し、文献調査やヒアリング、ゼミナール内外での議論を通じて、自ら立てた「問い」の答えを探究する旅に出ます。その成果を学内の研究発表大会で発表する機会もあり、こうした経験を積み重ねることで、「経営学を主体的に学ぶことの面白さ」をたっぷりと味わうことができます。
3年次以降には、より専門性の高い科目を受講し、4年次にかけて自らの研究テーマに取り組みます。
- マーケティング学科
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商品企画・開発、広告宣伝、流通。これらを連携させて「売れる仕組み」をつくる「マーケティング」について、各専門分野を体系的に学びます。感性と科学的なデータ分析力を磨き、魅力的なマーケティング戦略を企画・立案・実行できる人材を目指します。
学問の魅力
実践的なマーケティング戦略の構築方法を学ぶ
マーケティングとは、消費者の欲求を敏感に読み取り、そのニーズを満たす商品やサービスを開発して提供すること、つまり「売れる仕組み」をつくる一連のプロセスのことです。身近な商品やその広告の魅力を学問的に解き明かしたり、環境問題や高齢化など、社会が抱える課題の解決に向けたアプローチを検討したりなど、実社会とマーケティングの関わりを実感しながら学びを展開。理論を学び、ビッグデータを分析・活用するスキルも身につけながら実践を繰り返すことで、実社会でも活かせるマーケティング力を培うことができます。
学び方
ビッグデータ分析や先端的理論も学べるカリキュラム
1年次の科目「基礎実習講義」では、マーケティングの基礎知識を学びます。さらに「マーケティングデータ分析入門」では「重回帰分析(一つの結果に対して、複数の原因がどのように影響しているかを分析する手法)」の習得を目標に、データ分析の基礎を身につけます。ビッグデータの活用がマーケティング戦略に欠かせないアプローチの一つとなっていることから、同学科では「ビッグデータ時代のサイエンス教育」を重視しています。「現代のマーケティング・サイエンス」や「現代のマーケティングデータ分析」といった科目では、「多変量解析(複数のデータの関係性からある現象の原因や仕組みを調べる、統計学の手法)」をはじめ、様々なデータをマーケティング戦略に活かすための高度なデータ分析手法を学ぶことができます。
それぞれの興味や得意分野に応じてより専門的な学びを深められるよう、同学科のカリキュラムには「マーケティング戦略コース」「マーケティング・サイエンスコース」「流通・サービスマーケティングコース」の3つのガイダンスコースが設けられています。
特に演習(ゼミナール)など少人数制の研究活動の場では、それぞれが主体的に研究に打ち込み、自由な発想でお互いに刺激しあいながら学びを深めます。大学の内外で研究成果を発表したり、議論したりする機会も充実しています。コミュニケーションスキルやビジネススキルを育むことができます。
- 会計ファイナンス学科
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経済は常に動いており、企業の経営活動はますますグローバル化が進んでいます。国内で設立された一企業であった会社が大規模化していき、国内外の企業を買収して大きな企業集団を形成し、グローバルに事業活動を展開する企業に成長していくことは少なくありません。
会計もファイナンスも事業活動に直結する問題を扱うことから、経済とともに動き、企業の成長とともに重要性が高まる、変化に富んだ学問領域のひとつとなっています。ITの進歩も、これらの学問分野の発展を後押ししています。
同学科では、会計分野やファイナンス分野の高い専門知識とスキルを身につけて、企業を科学的に分析し、お金の流れをマネジメントするプロフェッショナルを目指します。
また、大学院を目指す学生にはスムーズに進学できる内部進学制度、および所定の条件を満たした学生については3年次卒業制度があります。
学問の魅力
会計を学ぶと、企業を数字で理解することができる。
ファイナンスを学ぶと、日本経済を見る目を養うことができる。
「会計」とは、一定期間の事業活動を数値で表し、利益を計算する学問です。そして「ファイナンス」とは、投資のリスクとリターンを定量化して、資金の調達と運用を考える学問です。会計は企業の成績を数値によって表し、企業が現在どのような状態にあるのかを客観的に判断できるように情報を提供します。またファイナンスは、企業が活動するために、いかにお金を調達しそれを使うかを判断します。
会計を学ぶと、企業の事業活動の内容と成果を単年度のみならず時系列的に把握して、分析することが可能となります。また、ファイナンスを学ぶと、株価や為替レート、および金利の動向にも理解が及び、日本経済を見る目が養われることでしょう。
どちらも実践的で、企業をはじめとするさまざまな組織の事業活動に不可欠な学問です。そして会計もファイナンスも、学修の前提として数学のエキスパートである必要はありません。会計は電卓が計算をサポートしてくれますし、ファイナンスも計算ソフトや統計ソフトが便利なツールとなります。私たちに求められるのは、必要な専門知識を修得し、それに基づいて事業活動における課題を分析し、人間ならではの判断を形成し、それについて根拠を示すことです。
学び方
理論と実践を組み合わせた、達成度が分かる学び
同学科での学びにおいて重要な3本柱となるのが、ゼミナール、専門科目、課外講座です。2年次から4年次まで履修可能なゼミナール(「基礎演習」「演習」)は、教員と学生や学生同士の討論を中心とした演習科目です。ゼミナールの学びを基に、学部内の教員・学生によって構成された「Ⅰ部経営学会」での研究発表や、他大学との討論会が行われ、学びの成果を発表します。
専門科目は、まず経営学部の学びの基礎となる入門としての科目群が用意されています。また、同学科の基幹科目となるコア科目群を履修することにより、専門知識の基礎を養います。卒業後の進路など志向に応じて専門科目を選択する上で参考とするため、カリキュラムマップとあわせて5つの「履修モデルコース」と、1つのサブコースが設定されています。
課外講座には、簿記、ファイナンシャルプランナーといった検定試験、公認会計士、税理士、証券アナリストといった国家試験に対応するプログラムが用意されています。
卒業後に目指す進路とのつながりを実感することができ、一歩一歩目標に近づいていることが分かる、手ごたえのある学びを実感することができることでしょう。
- 経営学科 イブニングコース
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さまざまな側面を持つ、企業活動のすべてが学びの対象に。経営についての専門性を高めるとともに、企業の法務関連や経済学の領域も学び、幅広い視野と豊かな教養を備えた職業人を目指します。
第1部と同様のカリキュラムで、密度の濃い授業を展開。さらに、各業界の第一線で活躍する外部講師による特別講座や、少人数制でのゼミナール、資格取得対策も充実しています。学問の魅力
都心のキャンパスで、ビジネスリーダーとなる資質を磨く。
企業だけでなく、自治体や医療・教育機関などでも「経営の視点」が重視されるようになってきました。また近年は、利益追求だけではない、新しいマネジメントの考え方も求められています。資源の有効活用やニーズへの対応、効率化・生産性の向上を図ることで、各組織はより効率的に運営され、社会に貢献することができるようになります。
通いやすい都心のキャンパスで、キャリアアップにもつながる学びを展開します。学び方
マーケティング、企業評価、経営分析。幅広く学べる専門科目
一人ひとりの学習目標を段階的に達成できるよう、1・2年次に経営学、マーケティング、会計学の専門教育科目(基礎)が配置されています。また、1年次には経営にかかわる基本的な専門科目群での学びによって専門性の高い科目を学習するための土台を築き、2年次以降は自分の興味や志向に沿って科目選択が可能なカリキュラムとなっています。企業の評価、資産運用、金融制度など実用性の高いテーマを扱う授業や、企業の国境を越えた活動を分析し国際的な視野を育む授業など、幅広い科目群により、さまざまな視点で学びを深めることができます。
法学部
注目ポイント
法の観点から、社会をみる、人間をみる。
法学部では、私たちの社会を支える法について体系的に学びます。法学の学習を通じて、法の基本をしっかりと身につけ、「リーガルマインド(論理的思考と法的バランスの取れた問題解決能力)」を養います。
社会の要求や技術の発展にともなって改正されながらも、法が担う根本的な役割は変わることはありません。学びを通して身につけるのは、社会で生じる法的問題を解決するために必要な専門知識、そして法の運用能力です。また国内においても社会のグローバル化が進んでいることから、多文化の共存と法的問題に対処するために必要な語学能力や、国際人としてのコミュニケーション能力の修得を目指します。
- 法律学科
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法律学科では、社会の基盤となる法に関する知識、および、それを的確かつ柔軟に使いこなすためのリーガルマインドを修得し、社会で不断に生起する様々な法律問題について、自らの頭で考え、法をもって解決することのできる実践的能力を有する人材を養成することを目的としています。また、グローバル化する法律問題に対処するためには、国内法だけではなく外国法についての知識や比較法的観点からの法的思考が必要不可欠となっており、それらの習得も目的としています。
学問の魅力
社会を変えていく力の源になる
「社会あるところ法あり」といわれるように、人が社会を作り、その中で生きていくためにはルールが必要不可欠です。法はそのルールのひとつであり、「法を学ぶことは、すなわち、社会を学ぶことである」といえます。
グローバル化による多国籍化や、多様な価値観の交錯が生み出す摩擦、あるいはICTやAIの急速な進歩にともなう問題など、現代社会においては、これまでにみられなかったさまざまな問題も発生しています。法律学科では、「法的問題を解決する能力=リーガルマインド」を身につけることで、現代社会における問題を、多角的に分析し、法的にバランスの取れた解決策を導き、それを論理的に提示する能力を養います。学び方
基本六法を中心に、さまざまな法分野を体系的に学ぶ
法は社会生活を広くカバーしており、法律学科で学ぶ分野もまた多岐にわたります。しかし、日本の法令の数は、すでに約7,500件と言われており、大学においてすべての法令について学ぶことは不可能です。
法律学科では、まず法学の基礎となる科目をしっかりと学び、そのうえで関心のある法分野について体系的に学ぶことができるようにカリキュラムを構成しています。そのために、最初は憲法・民法など「基本六法」の知識の習得を目指します。その過程で、法的なものの考え方を身につけ、また諸問題を冷静かつ客観的に分析し、論理的で説得力のある解決策を導く力を養います。 - 企業法学科
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企業法学科では、専門的な法律知識、幅広い教養、豊かな人間性を養うとともに、特に社会のグローバル化に対応しうるための語学力等の国際的素養の向上や、新たなビジネスの場面に対応できる実践的な法的能力の向上を図ることを教育目標としています。企業法学科では、3つの履修モデル(以下、「モデル」という。)ごとに次のような高度職業人の育成を目的とします。
- 1.ビジネスキャリア法モデルでは、弁護士、公認会計士、税理士、社会保険労務士などの専門職の他、企業法務や企業財務を担える法的素養を身につけた人材の育成を目的とします。
- 2.グローバルビジネス法モデルでは、国際的なビジネスを展開する企業において主導的な役割を担う「グローバルリーダー」として活躍できる人材の育成を目的とします。
- 3.スポーツ法モデルでは、スポーツ指導者や、スポーツ関連の民間企業、自治体、団体の各職員等、法的な視点をもってスポーツに携わることのできる人材の育成を目的とします。
上記の人材の養成に関する目的を踏まえ、ビジネスキャリア法モデルでは、1)語学力等の幅広い教養の涵養を基礎として、2)民法、会社法、労働法、知的財産法など私法関係を中心とした法律系科目や経営学の基礎理解のための科目履修を通じ、企業経営を支える、企業法務・企業財務等の場で活躍できる能力の修得を教育目標とします。グローバルビジネス法モデルでは、1)語学力等の幅広い教養の涵養を基礎として、2)外国法、国際私法、比較契約法、比較消費者法、経済法、キャリア開発などの科目履修を通じ、国際的な企業活動に堪えうる能力の修得を教育目標とします。スポーツ法モデルでは、1)高度な語学力、幅広い教養の涵養を基礎として、2)民法、刑法、地方自治論、スポーツ文化論、スポーツ哲学などの科目履修に加え、スポーツビジネスと法、スポーツと政策などの科目履修を通じ、スポーツビジネスの現場で法知識を武器に活躍できる能力の修得を教育目標とします。
学問の魅力
企業に関する法律を学ぶ
企業活動と法律は密接に関わっており、企業が安定して事業を継続するには法的なリスクを適切に管理することが求められます。企業で何らかの法的問題が発生すれば、柔軟かつ的確な判断をする力とともに、事案に応じて法律を活用する力が求められます。企業活動に必要な法律知識の基礎を体系的に学習することで、このような問題解決能力を養うことが企業法学科の学びの目的です。
また、「会計学」「経営学」などの知識を修得することで、企業活動とその背後にある「企業経営」をより深く理解することができることから、さらに法律知識をより有効にかつ的確に使うことができます。そのことから、企業法学科では、取引に関する法律を中心にビジネスに関する知識をあわせて修得することを目指します。学び方
法学とともにビジネスの知識も修得
優れた企業人となるためには、取引に関する法的知識とビジネスに関する知識をバランスよく身につけることが欠かせません。企業法学科では「民法」「会社法」「民事訴訟法」「倒産法」「知的財産法」など企業活動に欠かせない法に加えて、「経営学」「簿記」「会計学」「財務諸表論」など経営学を理解するための必須の科目で、ビジネス知識をあわせて修得することを目指します。 - 法律学科 イブニングコース
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法律学科(イブニングコース)は、法律学科とともに創設されました。このため、法学部の理念や教育目標のもとで、社会の基盤となる法に関する知識、および、それを実際に使いこなすためのリーガルマインドを習得し、社会で不断に生起する様々な問題について、自らの頭で考え、法でもって解決することのできる能力を有する人材の養成を目的としています。また、グローバル化した社会においては、そうした問題は、国内のみならず国際的にも生じることから、法律問題のグローバル化にも対応できるように、外国法に関する素養をもった人材の養成をも目的としています。その上で、社会人の再教育による法的な知識や思考の高度化をはかるとともに、法曹人や法曹隣接実務家、各種公務員などの他、多様な分野で活躍し得る人材の育成を目的とします。
法律学科(イブニングコース)では、社会人を含む学生の多様なニーズに対応するため、履修モデルは採用しておらず、必修科目についても法律学を学ぶ上で不可欠な4科目8単位に抑えています。
その上で、学生は、1)グローバル化社会に対応することのできる語学力の習得、2)リーガルマインドを支えるための幅広い教養の涵養、3)法律学の諸領域から各自のキャリアプランに応じた科目や豊富な演習科目の履修を通じ、法的素養を備えた社会人として、様々な職業につく能力の修得を教育目標としています。学問の魅力
社会における法の役割を考える。
社会規範の一つである法について学び、人びとにどのような権利が保障され、どのような義務が課されているのかを知ることは、社会生活を送る上で非常に重要です。社会は常に変化し続け、法もまた社会状況に応じて変わっていきます。
多様化し複雑化する現代の社会において、法がどのように機能しているか、そして社会状況に応じてあるべき法はどのようなものか。理論と、実社会のあり様とを基にして考えていくところに法律学の魅力があります。学び方
効率的なカリキュラムで、実践的な問題解決能力を養う
必修科目と選択必修科目を最小限にとどめ、週6日、1日2時限という限られた時限の中で、効率よく集中的に学べるカリキュラムを用意しています。第1部法律学科で各科目を担当する教員陣が、イブニングコースでも授業を担当する体制が、同学法学部の特徴のひとつです。
社会人学生の中にはすでに民法等の基礎知識を備えている学生もいることを考慮し、自らの興味や理解に合わせて科目を選択しやすい環境が整えられています。
多様な専門科目が揃い、その学びを通じて、社会で役立つバランスの取れた問題解決能力を養っていきます。関連領域科目も充実しており、専門性のみならず視野を広げる学びの機会となっています。
また、第1部法律学科の科目を一部履修することも可能です。豊かな法的素養と自律性・協調性を養う
法的問題について、当事者の主張に耳を傾けながら争点を把握し、法に基づいた公平で正義にかなった解決策を提示できる法的素養を身につけ、自律性と協調性を兼ね備えた社会に貢献できる人材となることを目指します。
社会学部
注目ポイント
多様な社会課題を捉え、知り、議論する。特徴豊かな学びに共通するキーワードは「理論と実証」。授業では、人々の行動や社会現象の仕組みを解き明かすための理論を学び、実際の社会の課題について検証し、理解を深めていきます。研究対象となる国内外の地域を実際に訪れて調査を行う「フィールドワーク」、アンケートなどで集められたデータを分析・検証する「統計分析」といった、社会学の手法を実践。実社会の自治体・企業等と連携した実習の機会も充実しています。理論を学ぶとともに自らの体験を重ねることで、現代社会の問題を捉える力を培い、その解決策を模索していきます。
- 社会学科
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現代社会への理解を深め、そこにある問題を解決するための広い視野を養います。社会学の基礎理論をはじめ、環境、地域、労働、グローバル化、家族、教育、地理などさまざま視点から学びを深めます。社会の出来事に興味と疑問を持ち、問題を発見し、その解決に向けて努力できる市民としての成長を目指します。
学問の魅力
『世界への理解を深め、議論する力を培う』
混沌とした現代社会を的確に把握し、問題を解決するのは容易ではありません。だからこそ、多角的な視点で、社会現象や身のまわりの出来事を客観的に分析する力や方法を身につける必要があります。それらを提供してくれるのが「社会学」です。
社会学を学ぶことで、私たちが生活する世界への理解が深まるとともに、説得力のある言葉で有効な議論が展開できるようになります。学び方
主体的に学び、調べ、その成果を発信する:専門講義とゼミナール
社会学を軸にしながら、周辺分野を学べる多彩な科目を学習し、さまざまな研究に触れます。そして家族、地域、教育、労働などの身近な社会問題から、社会の歴史や構造、地理学的な問題などへと視野を広げていきます。学びを重ねながら、環境や社会と個人の関係が抱える問題について自ら調査し、グローバルな視野をもって徹底的に考え抜く力を身につけます。
1年次から4年次まで演習科目(ゼミナールI~IV)が必修科目として設置され、最新の研究成果に直接触れながら、自らの興味を広げて学ぶ場となっています。多彩な科目で視野を広げた後に、4年次には自らの研究対象にフォーカスを当て、卒業論文に取り組みます。
社会学の研究対象は多岐にわたります。能動的、自主的に自分を高めたい人、社会的共生への興味と関心を持つ人の期待に応えます。 - 国際社会学科
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グローバル化が深化した世界において、人びとの多様性を理解し、持続可能な国際社会の創出に貢献する人材が求められています。
教室での学びとともに「現場」で学ぶフィールドワークを重ねながら、多文化共生を実践的に担い、次世代の国際社会を率いる「地球市民(グローバル・シティズン)」となることを目指します。学問の魅力
社会と世界で学び、グローバルな共生社会の創造につなげる
社会学・文化人類学・地域研究を基盤に、世界各地の民族・文化・宗教・ジェンダー・セクシュアリティ等の多様性について理解を深めます。同時に、関連分野の幅広い知識を学ぶとともに、国内外での研修やフィールドワークを通じて問題の現状に触れ、「実践の知」を身につけていきます。学び方
現場体験型のグローバル・シティズンシップ教育
1年次から、国内外での現場体験学習に取り組みます。社会学・文化人類学・地域研究に関する教室での学びと、学科教員の専門性を活かした独自プログラムでの経験を結びつける学びを展開。現代社会の多様性、多文化性、グローバルな関係性に対する気づきを得て、国際社会に関わる問題意識を培いながら「地球市民(グローバル・シティズン)」としての資質・態度を身につけます。☆ グローバル・シティズンシップ教育とは・・・
ユネスコがSDGs(持続的開発目標)のもとで目指すグローバルな教育のあり方です。価値観や生き方の多様性を認めあい、批判的かつ建設的に現代社会の諸問題を理解し、その創造的な解決策を生みだして国際社会・日本社会に参画する資質・態度を養う教育を指しています。 - メディアコミュニケーション学科
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「メディア」と「情報」の分野を中心に、メディアを活用したコミュニケーションに関する専門的な学びに取り組み、これからの社会をリードするスペシャリストを目指します。
理論と実践を両立するカリキュラムに加え、テレビ番組制作会社、出版社などの協力を得て、アクティブラーニングを実施。情報化が進みマスメディアが加速度的に変化する近年の状況を踏まえ、新聞やテレビ、雑誌の制作現場を直接体験しながら次世代のメディアについて理解を深め、未来を創造する力を養います。学問の魅力
メディアと社会と個人の関係を研究
高度に情報化が進んだ現代社会において、インターネット、スマートフォン、SNS、テレビ、雑誌、映画などのさまざまな情報メディアは、私たちの毎日の暮らしと深く関わっています。「メディアコミュニケーション学」とは、こうした情報メディアの役割と特性を解明し、メディア・社会・個人の相互関係を探求する学問です。メディアへの専門的理解を深めることで、マスメディアをはじめとしたさまざまな業界、幅広い分野を支える人財として、メディアのプロとして情報化社会に対応する力を養っていきます。学び方
専門知識と技能を体系的に習得
メディアコミュニケーションについての知識と技能を、初級から上級まで体系的に学びます。講義では、メディアの特性、メディアが発信する情報の分析、メディアが生み出すコミュニケーションの効果などについて、その理論と実態、歴史を学びます。実習では、情報化社会におけるメディアリテラシー、すなわちメディアを使いこなして情報を発信する能力として、文章作成、映像制作、コンピュータプログラミングなどについて、社会に通用する専門的で高度な技能の習得を行います。 - 社会心理学科
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社会の出来事を心理学的視点で捉える「社会現象の心理学」と、個人や人間関係を対象とする「人間関係の心理学」。この両面から、データ分析に基づく科学的な態度を持って、社会の問題にアプローチしていきます。同学科では心理学に関する基礎科目から応用科目まで幅広く学ぶことができます。
また「認定心理士」など心理分野の資格取得も可能で、国家資格である「公認心理師」の受験資格に必要な学部カリキュラムも用意されています。学問の魅力
「社会現象の心理学」と「人間関係の心理学」
社会心理学は、「社会現象の心理学」と「人間関係の心理学」の2つの柱から成り立つ学問です。
「社会現象の心理学」では、犯罪や非行、組織、産業、消費など、社会で注目される事象を、心理学的視点から考察します。また「人間関係の心理学」では、友人関係や恋愛関係、対人コミュニケーション、感情のコントロール、ストレス、健康、臨床、発達を含めて、身近に見られる人間の心理や行動の特徴を研究します。
価値観の多様化、SNSなど身近なところでも活用が進むICTとAIがもたらす社会の変化、複雑化する人間関係など、社会心理学が対象とするテーマや領域はさらに広がっています。学び方
知的探求の発展と結実
同学科での知的探求は、少人数制の演習(ゼミナール、ゼミ)を中心に行われます。
1年次の基礎演習では、大学における学び方(「知」との関わり方)を理解するとともに、プレゼンテーションやディスカッションの方法を身につけます。2年次には、それぞれの学生の興味関心にしたがって、やや専門性の高い演習を選択し、本格的な研究活動を開始します。こうした知的活動を側面から支えるのが、並行して履修する実験演習と調査実習です。
3年次には、それまでの学びを基盤としつつ、個別具体的な研究領域についてより本格的に各ゼミに所属して探究を深めます。そして4年次には、社会心理学のさらなる展開と応用について学びながら、自分自身の知的好奇心を、卒業論文として結実させることを目指します。 - 社会学科 イブニングコース
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社会学の理論と実践を究めるとともに、社会学部の第1部4学科の専門領域を総合的に学びます。複数の外国語の学習や、他学部が提供する科目の履修も可能で、各自の好奇心に応じて広く学びを展開することができます。とくにゼミナールでは、さまざまな年齢や職業の学生がともに学び議論を重ねることで、より広い視野を育むことができます。
学問の魅力
社会はすべて、つながっている。
家族や地域コミュニティから一国の政治、経済、文化、さらには国際関係にいたるまで、社会にかかわる問題は、すべてどこかでつながっています。自分自身の興味を基点に学びを展開し、社会を広い視野でとらえながら複雑な因果関係を解き明かすことで、問題解決の手がかりを探ります。学び方
社会学部の4学科を融合
社会学の専門科目のほか、社会学部の第1部4学科(社会学科、国際社会学科、メディアコミュニケーション学科、社会心理学科)の基幹科目を総合的に学ぶことができ、多様な視点から「社会」を分析する力を養います。他学部の科目や資格取得科目で学びを広げる
様々な学部が提供する多彩な全学基盤・共通教育科目を履修できるため、興味に応じて自由に学び、多様な学問を通して社会を捉える広い視野を養うことができます。教職(教員免許)をはじめとした資格取得科目も充実しており、卒業後の進路の可能性が広がります。
国際学部
注目ポイント
広範な知と実践力で君たちの未来を拓く
経済、貧困、資源、環境、紛争……私たちの世界は今、さまざまな課題を抱えています。従来の関係性や社会の仕組みが生み出してきた摩擦や格差を、どのように解決していくことができるでしょうか。
同学部では、英語で行われる授業や留学機会の充実、国内外でのフィールドワーク、社会と連携した活動など、多様な学びの場を提供することで、グローバルな視野と諸問題に関する知識、問題の解決に向けた実践力を養います。地球社会の未来を拓く人材を目指す君たちのために。
- グローバル・イノベーション学科
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新たな時代には、新たなリーダーシップが求められます。同学科では、グローバル社会のさまざまな領域のイノベーターとして活動するための知識と哲学、対話・行動力を身につけます。
グローバル企業における国際ビジネスの現場、あるいは国家間の交渉や国際機関における活動などにおいて、経済と社会のバランスのとれたイノベーションを実現するために求められる知識、さらに日本の経済・社会・文化の深い理解に基づいた国際的な視野の獲得を目指します。学問の魅力
「イノベーション」の興奮を味わう
現在の地球社会では、経済、経営、情報など、さまざまな「システム」が行き詰まりを見せています。こうした状況を乗り越えるためには、文化や価値観の変革、イノベーションが必要です。
各分野の専門的な知識と広い視野を持ち、世界の問題を、自分自身のものとして捉える。創造力を発揮して、問題の解決策を構想する。それを実現するための能力とリーダーシップを獲得する――いまを知り、これからをつくる学びです。学び方
「グローバル・アントレプレナー」を目指す学び
高い語学力とコミュニケーション能力、そして経済学、経営学、政治学、社会学、情報学などを「基礎力」として修得。さらに、協調性の高いリーダーシップ能力と、グローバルなネットワークを構築する能力を獲得し、世界の舞台で先端的な役割を担う「グローバル・アントレプレナー」を目指します。
国際社会での取り組みを見据えた、実践的な学び
英語で行われる授業での取り組み、留学やインターンシップなど、多くの実践機会により、グローバルな視点とリーダーとしての能力を養うことができます。
同学科ならではの特徴や、学びを通して養われる主なスキルや特性を紹介します。- 1.少人数・問題解決型学習により、地球社会のあらゆるところでイノベーション(=変革)を起こす人材を目指すことができる
- 2.留学生と国内学生のバランスのとれた組み合わせによるグループワーク学習により、世界中の人と対話することに自信を持った人間になれる
- 3.世界のイノベーション・起業家関連の先端大学・研究機関と連携した最先端の学びに取り組むことができる
- 4.すべての授業は英語で実施。各自の英語レベルに応じた徹底的な英語指導により、支障なく学習を進めることができるようになる
- 5.学内外での体験を通して、社会の組織や企業と連携しリーダーとしてのさまざまな能力を身につけることができる
- 6.長期海外留学、希望に応じた海外インターンシップにより、海外で活動するための対応力を身につけることができる
- 7.地球社会のさまざまなシステムにイノベーションを起こすリーダーシップ力や、課題を解決し地域の自律的発展に貢献できる知識と能力を養う
なお同学科では、1年間を4期に分ける「クォーター制」が導入されています。海外の多くの大学と共通することから留学の機会を持ちやすく、また休暇期間を活用することでインターンシップや研修などに参加する機会を増やすことができます。
- 国際地域学科 国際地域専攻
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世界の国々や地域、そしてコミュニティにおけるさまざまな課題・問題を、世界的・地球的(グローバル)な視点と思考から捉える力を身につけます。解決に向けた実践的な行動力と高いコミュニケーション能力で、地域の人びとと協力し、発展に貢献する人材となることを目指します。
学問の魅力
「現場」に立ち、地域の発展に貢献する力を育む
グローバルな視点を持つと同時に、各地域が抱える個別の課題・問題を理解する力を培うため、幅広い知識を日本語と英語の2言語で獲得。日本やアジアを中心に、開発支援やビジネスなどさまざまな関わりを通して、地域の発展に貢献できるエキスパートを目指します。
また同学科では、1年間を4つの期間に分ける「クォーター制」が導入されています。各科目で扱われる内容を集中的・効率的に学ぶことができ、海外留学にも挑戦しやすい仕組みが整えられています。 - 国際地域学科 地域総合専攻 イブニングコース
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たとえば、日中の業務を通して発見した社会の課題について、夕方からの講義で理解を深め、思考し、その解決策を探る――自分自身の時間と経験を有効に活用しながら学べるコースです。
体系的な学びによって社会の問題・課題を客観的に把握・分析する力を培い、自らの経験をもって課題を発見し、その解決に貢献できる人材を目指します。学問の魅力
行動し、地域をつくる力に
“Think globally, Act locally”――同学科の学びの基本となるのは、地球規模の視点で問題を捉え、ローカルな場で具体的に行動するという哲学です。学びを通して広い視野を養うと同時に、地域が直面する課題を理解し解決する術を身につけるため、「現場」での実践を重ねます。
同学科で得られる実践的な知識と課題解決に挑む行動力は、開発支援やビジネスなどを通して地域の発展に貢献するための力になります。学び方
社会での経験を学びにつなげる
「地域づくり」を学び、実践により経験を重ねます。国際開発、比較文化、地域デザイン、環境や防災などを幅広く学ぶことができます。
イブニングコースの特性を活かし、社会での自分自身の経験から課題を発見して、授業ではその解決に向けた知識の獲得と、解決策を探る議論を展開。さらに、その成果を地域と社会、自分自身の「現場」に還元することができます。
国際観光学部
注目ポイント
世界をつなぐ、観光のプロフェッショナルを目指す。
インバウンドの増加による地域の活性化や施策の多様化、より深く海外を体験したいというニーズに応えるアウトバウンド事業の拡大など、観光産業は新しいステージを迎えようとしています。
同学部では「ツーリズム・マネジメント分野」「ホスピタリティ・マネジメント分野」「観光地域計画分野」「国際観光文化分野」の4つを柱にした幅広い学問領域を有し、一人ひとりの希望進路に応じた学びから、夢の実現を強力にバックアップ。専門性を高め、グローバル市場化した観光産業・政策のエキスパートとして活躍できる人材となることを目指します。
- 国際観光学科
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グローバル化が進む観光に携わるという夢の実現を目指して、さまざまな視点から考えを深めます。日本文化の世界に向けた発信や、観光地域の整備、観光産業のあり方と未来についてなど、アプローチは多彩です。そして「観光とは何か」「観光産業はどうあるべきか」「観光の課題解決に向けた政策とは」を探り、これからの新しい「観光」をつくる力を身につけます。
学問の魅力
これからの観光をリードする即戦力に
表情豊かな風土と伝統、食文化体験、ホスピタリティ、あるいはマンガやアニメーションなど多様な魅力が、海外からのインバウンド観光客を惹きつけています。さらにその魅力を高め、発信して「観光立国」日本を実現し、観光をけん引できる人材を目指します。来訪者の多国籍化に応える観光産業を担う人材、あるいは来訪者と日本の各地域を結びつける観光政策の担い手など、活躍の場はさまざま。社会的なニーズに応えるとともに、観光業界・観光行政など観光に携わることを目指す一人ひとりの夢の実現をバックアップする学びです。学び方
自分自身の目標に合わせた学びを深める
自身の興味や卒業後の進路(キャリアプラン)に照らし合わせて、4分野の学問領域(「ツーリズム・マネジメント」、「ホスピタリティ・マネジメント」、「観光地域計画」、「国際観光文化」)に配置された科目を、4年間を通して自由に選択・履修することができます。ツーリズム・マネジメント分野
旅行者と地域(国)を観光で結ぶ方法をビジネスの視点から考えていく領域です。
現在、観光に携わるビジネスプレーヤーも増え、旅行会社や交通事業者、宿泊事業者のみならず、金融機関やコンサルティング会社、不動産会社、小売など多くの業種に及びます。
こうした様々なビジネスシーンにおいて旅行者と地域(国)を観光で結ぶための商品・サービス・事業を生み出せる力を養成すると共に、多くのプレーヤーと連携、コーディネートができる人材を育成します。ホスピタリティ・マネジメント分野
ホスピタリティ産業を取り巻く諸問題の解決や、ホスピタリティの概念を軸とした関係性のマネジメントに関する理論や知識を習得し、関連する技量を身につけることと、それらをマネジメントするための視点や能力を養うことを目指します。
対象とする産業界は、宿泊(ホテル・旅館など)産業、料飲サービス産業、セレモニー産業、航空業界などを中心に多岐にわたりますが、これらをマーケティング論、人的資源管理論、組織論、社会学、会計学、不動産学などのさまざまな理論に基づき、多面的に学んでいきます。観光地域計画分野
観光を活用して地域の活気を生み出し、住民の地域への誇りや愛着を高め、持続可能なまちづくりを推進するために必要な知識とスキルを習得することを目指します。
このようなスキルは、行政、観光地域づくり法人(Destination Management / Marketing Organization)、観光協会等、さらには地域振興を支援するシンクタンクやコンサルティング業界での活躍にも生かすことができます。
観光まちづくりに関連する考え方や実践例、要素技術を中心に学習し、地域を良い方向に導くための観光政策やインバウンド観光の受入環境整備についても取り上げます。国際観光文化分野
国際的な幅広い教養を身につけることで、多様な価値観を理解し、異なる世代の人、国籍・宗教・文化・ライフスタイルが違う人々とも交流できるコミュニケーション能力の習得を目指します。
「観光は平和へのパスポート」といわれるように、観光を通した相互交流は異文化理解、そして多文化共生社会への貢献が期待されています。
グローバル化社会を生き抜くための探究する力を身に付け、持続可能な観光を実現するとともに、観光の社会的責務を理解し、世界を舞台に、多様な観光産業で活躍できる人材育成を目指します。
情報連携学部
注目ポイント
大学DXを目指して。
インターネットは社会を大きく変えました。新しい技術が社会を変え、その変化が研究開発のスピードを加速させます。そして、そこで生まれた新技術がさらに社会を加速させて─社会の変化のスピードはどんどん大きくなっています。
そのデジタルのスピードに合わせてすばやく「変われる」組織に「改革」しようという世界的な動きが「DX:デジタルトランスフォーメーション」。最近まで日本ではこの動きは鈍いままでしたが、近年のコロナ禍で、遠隔会議が一気に広まるなどDXが一気に進もうとしています。
INIADは、当初より大学のDXをコンセプトとして作られた学部であり、その教育も、組織や社会をDX化できる知恵を持った人材を育てることを目的にしています。さらに、2022年末からの生成AI革命を受け、INIADは先駆けてAIを積極的に活用する教育環境を整備しました。
- 情報連携学科
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デジタル技術による変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現が社会のキーワードになる今、IoT、生成AIをはじめとしたデジタル技術は日々目覚ましいスピードで進化しています。そのような世界に貢献できる人材を送り出すためには、大学の「教育」も、常に変わり続けることが必要です。
開設から5年が経つ2022年より、INIADはカリキュラムを大幅にアップデートしました。学問の魅力
情報連携学へ
変化が加速した現代─高いレベルで「文・芸・理」の知恵を融合したAI+IoT時代のサービスやモノが前提ならば、若くてもより早く成功を収められるようになります。しかし同時に、どんなに優れた人でも一人で「文・芸・理」のすべてが高いレベルという人間はいません。
今、求められている人材は、自分が得意ではない分野に対しても理解を持ち、他の仲間─さらにはAIと共通の言葉で対話して連携しプロジェクトを達成できる人材です。
そのために創造したのが、連携するための「文・芸・理」の知識と、どう連携させ目的を達成させるかを研究する「情報連携学」であり、その実践教育を行うのが「INIAD:情報連携学部」です。
INIADは、生成AI時代においても、常に最先端の技術と教育手法を取り入れ、変化に対応できる人材を育成していきます。学び方
ネットワークと現場を組み合わせた新時代の教育
ネットワークの時代だからこそ、INIADでは「その場に集うこと」を重視しています。知識を受け取る部分はネットワークのオンライン教育システム「MOOCs(ムークス)」で行います。いつでも、どこでも、何度でも、納得行くまでブラウザ経由で受講が可能で、演習により自分の理解度も確認できます。
一方、キャンパスではネットワーク上でできないことを行います。具体的には、教師や、学生同士での討論を中心とした対話中心の授業や、手を動かす実習を行い、オンライン教育システムで得た知識を消化し身につけることを促しています。
また、学生の皆さんには、学習のためのPCを自分で用意してもらうBYO(Bring Your Own)PC をお願いしています。最先端の空間で学ぶ
コミュニケーション力の重視
赤羽台キャンパスにあるINIADは最先端のIoT技術により、さまざまな設備や機器をネットワークに接続し、それらがキャンパスの状況に合わせて協調動作することで、人々に最適な環境を与え、使用エネルギーの最適化を図っています。このように設備や機器を空間の状況に合わせて最適制御するというコンセプトは、坂村健 INIAD創設者がプロジェクトリーダーを務めるTRONプロジェクトの目指すところであり、赤羽台キャンパスはこの研究成果を取り入れた未来のキャンパスを実現しています。
研究室には、電灯やエアコンのスイッチはありません。キャンパス内にあるセンサーを利用して環境を自動認識して制御を行い、利用者からの指示はスマートフォンやPCからネットワーク経由で行います。教室や研究室などへはICカードやスマートフォンで鍵を開けて出入りします。講義の案内や連絡事項などはキャンパス内に設置されたデジタルサイネージやスマートフォンで知ることができます。世界中の人と「連携」するために
異なる専門、多様な国籍を持つ者同士で、共通の課題解決を行うため「英語」をはじめとして「プレゼンテーション」や「ディベート」などの実践的コミュニケーション能力を身につけます。そしてそれは、対話によりAIの最大パフォーマンスを引き出す力にもつながります。
福祉社会デザイン学部
注目ポイント
人々がともに生きる、今と、これからをつくる。
現代社会の課題は多様化し、複雑化しています。それらを一度に解決することは難しくとも、その一方で、困難を抱える人びとへの支援や課題解決に向けた施策にはさまざまな可能性があります。
同学部では、誰もが尊重され、安心して暮らすことができる「福祉社会」の実現に自ら貢献し、発展を支える人材となることを目指します。社会の課題を多角的に捉える力を養うとともに、それぞれの専門領域に関する深い理解をもって連携し、これからの社会のかたちをデザインするための知識と実践力を身につけます。
- 社会福祉学科
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誰もがその人らしくありながら、ともに暮らす「共生社会」の実現に向け、支援の現場で求められる知識と実践的技能を身につけます。また社会・経済の変化に対応する政策や制度、福祉ビジネスなどについても学びを深めて社会福祉についての広範な知識を養い、創造力とリーダーシップをもって社会福祉に関わる幅広い分野に貢献する人材を目指します。
学問の魅力
社会問題の根本を捉え、その解決を目指す
「社会福祉」とは主に、なんらかの理由により生活に困難を抱えている・あるいは不利な立場に置かれている人びとに対する社会的な支援を指すものです。人びとが抱え、社会と支援が向き合う課題は多様であり、またそれぞれの課題が影響し合うことで、複雑な社会問題を生み出しています。
一方で、そうした課題の解決に向けた取り組み方もまた多様です。一人ひとりの関心に基づいて社会福祉に関する知識を深め、さらに自分らしさを生かすことで支援の方法と可能性を広げ、さまざまなアプローチで共生社会の実現に貢献することができます。学び方
社会福祉、介護福祉、精神保健福祉の基本と発展
さまざまな社会問題をひも解きながら、現代社会において社会福祉が必要とされる場面や背景について理解を深めます。たとえば、少子高齢化、生活困窮、格差拡大、大規模自然災害、孤独死、ひきこもり、自殺、不登校、児童虐待といった既知の社会的な課題について、その原因や背景を多角的に捉え、解決策を考えていきます。
また行政をはじめ、企業やNPO、市民団体や自治会などによる活動を体験的に学ぶフィールドワークやインターンシップを通して、自らの知識と経験を結びつけ、具体的な施策と活動について考察を深めます。 - 子ども支援学科
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幼児教育、保育、そして社会福祉の領域におよぶ学習により、幼稚園教諭一種免許、保育士資格、社会福祉士(国家試験受験資格)を取得することができます。また実践的学習により、幼児教育、子育て家族や地域への支援、子どもに関わるソーシャルワーカーの役割、多文化共生について理解を深め、関連した知識と技能、経験を獲得します。国内外での多文化共生社会の実現にも貢献する、子ども支援のプロフェッショナルとなれる人材を目指します。
学問の魅力
子どもに関わる多様な課題を捉え、解決する力に
保育学・幼児教育学・子ども家庭福祉学を基礎とした学びは、子どもと保護者、家庭、そして地域社会に関わる多様な問題を理解するための基盤となるものです。今日のさまざまな課題を多角的に捉える力とともに、「子どものウェルビーイング」を支え、よりよい地域社会づくりに貢献し協働する、専門職としての知識と技能を修得するための学びです。学び方
保育・幼児教育、子ども家庭福祉の専門知識の獲得と実践
子どもに関する基礎学力と教養を養う科目、幼稚園教諭免許および保育士、社会福祉士の資格取得のための必須科目、子ども支援・保護者支援に関する科目が、各年次に系統的に配置されています。
資格取得のための学外実習は、事前・事後指導も充実。幼児教育や保育、子ども家庭ソーシャルワークなど、専門性の高い知識・技術を修得することができます。また多文化共生保育・教育などについても学習し、ボランティア活動を含めた地域貢献活動を通じて、地域社会の課題を解決できる力を培います。 - 人間環境デザイン学科
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多様な人びとが暮らす社会、まち、住まい、そして生活の場における「ユニバーサルデザイン」について、ものづくりを通して学びます。イメージを具体化するデザインの知識や技術を身につけるとともに、社会・経済的な課題についても理解を深めることで実社会におけるデザインの役割と可能性にも視野を広げ、人の営みを総合的に考える視点を養います。
学問の魅力
ものづくりの技術、社会への洞察から生み出されるデザイン
住居などの建築設計や商品開発・デザインなど、ものづくりとデザインの考え方やスキルを修得し、デザインによる新たなイノベーションで社会を導く力を身につけます。
同学科では特に、ユニバーサルデザインやユーザビリティの視点を備えることで、独自性と質の高いモノのあり方・デザインを提案することを重視しています。また、一人の人間から社会全体にまでわたる広い視野を持ち、デザインに関する高い技能・知識を活かしながら、さまざまな領域の人材と連携することは、新たなビジネスの創成や起業につながります。学び方
モノづくり、まちづくり、環境づくり
人とまち、建築、都市や地域、建築設計の手法、少子高齢化と生活空間計画、障がいや加齢に対応した居住環境や福祉用具のデザイン、日常生活用品のデザイン、情報デザインなどを学びます。また欧米、アジアにおける居住環境の特徴、地域やコミュニティ活動など幅広い視点から「人間環境のデザイン」とは何か、どのようなものづくり意識が我々の目指すデザインに求められているかを考えます。
健康スポーツ科学部
注目ポイント
毎日の暮らしと挑戦を支える、スポーツの可能性。スポーツを通じた人々のQOL(Quality of Life 生活の質)向上への貢献、あるいはアスリートのパフォーマンス向上に貢献できる人材を目指します。また健康寿命の延伸、多文化の共存といった、少子高齢化やグローバル化によってもたらされた社会課題の解決に、スポーツ科学と栄養科学からアプローチを図ります。スポーツによる人間価値の創造には、哲学と科学と情熱が不可欠です。人としての生活のあり方について思索し、健康やスポーツ、食や栄養に関する先端的・専門的な知識と技術を学び、その新たな可能性を探ります。
- 健康スポーツ科学科
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スポーツを多角的に捉えることでその可能性を理解し、健康問題をはじめとした少子高齢化・人口減少社会におけるさまざまな課題について、スポーツを通じた解決策を探ります。機能的、社会・文化的な側面から学びを深め、科学的思考を伴った専門的知識と技術を修得。健康づくり、アスリートのパフォーマンス向上、そして広く社会のQOL(Quality of Life=生活の質)向上に貢献できる人材を目指します。
学問の魅力
競技、文化的・社会的活動、ビジネスとしてのスポーツを学ぶ
アスリート(スポーツ選手)を中心としたスポーツは、「競技」という一面に広がっています。しかし少子高齢化や多様化といった社会の変化に伴って、スポーツはより多くの側面から捉えられるようになりました。現代社会において、スポーツの持つ可能性はさらに広がっています。
健康スポーツ科学の基盤は、スポーツを「みる」「する」「ささえる」人として社会に貢献し、スポーツの持つ可能性を広げていく人財に必要な専門的な知識・技能を身につけるための学びです。さらに介護予防活動など高齢者の健康づくり、子どもの健康と成長を支えるスポーツの指導、あるいは障がい者スポーツといった多様な視点から、社会におけるスポーツの役割と可能性について考えます。
また今日、スポーツは世界的にも注目されるビジネスコンテンツとなっています。スポーツの産業化(ビジネス化)について学び、日本のスポーツビジネスの可能性を学びます。学び方
8つの「ユニット」による専門的研究と実践
同学科では、それぞれの専門分野に紐づく科目・学習内容のまとまりによって8つ「ユニット」が構成され、各分野でのPBL(課題解決型学習)を展開しています。8つのユニット
- ヒューマン・ボディ・サイエンス
- コミュニティ健康スポーツ
- 学校保健・スポーツ教育
- 健康・スポーツ文化
- アスレティック・コンディショニング
- コーチング
- スポーツ情報
- スポーツビジネス
- 栄養科学科
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栄養学を基盤に、栄養科学とスポーツ科学の両面を探求することにより、食・栄養の観点からスポーツパフォーマンス向上や健康づくり、QOL(Quality of Life=生活の質)向上に貢献する人材を目指します。学際的な専門知識や技術を生かし、スポーツ栄養科学領域における新たな価値創造を図ります。「栄養士」の資格取得*のほか、大学院に進学し、さらに先端的な研究を進めることも可能です。
学問の魅力
スポーツ×栄養×科学=健康科学を極める
社会の高齢化や多様化が進むなか、健康に生活することや、QOLを高めること、あるいは健康寿命の重要性が改めて認識されています。
栄養科学の学びは、生物学、化学、生理学、疫学を基盤として、栄養学、食品衛生学、公衆衛生学、スポーツ栄養学、生活習慣病予防学、トレーニング科学など、関連・周辺領域へと広げることができます。また、栄養学を基軸に栄養科学とスポーツ科学の両面を探求する学びにより、食・栄養の観点から人々の健康とアスリートのパフォーマンス向上、そしてQOLの向上に貢献する知識と技能を身につけることができます。学び方
4つの「ユニット」による専門的研究と実践
同学科では「栄養疫学・栄養教育」「スポーツ栄養・生理学」「食理学」「生活習慣病予防学」の4つの学問領域をもとにした「ユニット」ごとに、PBL(課題解決型学習)を展開します。「ユニット」はそれぞれの専門分野に紐づく科目・学習内容のまとまりです。
東京都北区をはじめとする行政や民間企業、あるいは研究機関などとの連携活動を通して、課題の分析や課題解決に向けたプロセスに触れることで、実社会における物事の考え方や講義との関連性について理解します。
理工学部
注目ポイント
暮らしと社会、世界の土台となる技術の担い手へ。当たり前を当たり前に。なんでもないように見えて、実は難しい。そんな世界の営みを、科学技術が土台から支えています。科学技術の担い手として、人々の暮らしを支える理工系人材には、活躍できるフィールドがますます広がっています。私たちは、ものづくり、地域づくり、国づくりの根幹を担う理工系人材を育成します。
- 機械工学科
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機械の設計・製作と利用について探究する「機械工学」の基礎知識と専門的知識を関連付けながら学びます。幅広い分野に応用できる基礎力を確実に身につけた上で、産業基盤を担う技術者・研究者となるため、多角的な視点を培い、社会と技術の変化に対応できる柔軟さを養います。
学問の魅力
あらゆるものづくりを支える、学際的かつ実践的な学び
「機械工学」は力学を基礎とする工学の一分野であり、私たちの暮らしと社会に欠かせない自動車や鉄道、家電などの製造をはじめ、あらゆるものづくりに関連する学問です。ものづくりにおけるコスト、効率、最適化などを重視する「エンジニアリング(工学)」と、その基盤となる理論や本質に重点を置く「サイエンス(科学)」の両方が並行する、学際的かつ実践的な学びが魅力です。学び方
幅広い分野での学びを支える基礎力を確立
基幹科目となる「熱力学」「材料力学」「機械力学」「流体力学」「制御工学」「計測工学」での学びに、各専門科目の内容を関連付ける学習を繰り返し行い、ゆるぎない基礎力を確立。さらに、専門科目では多岐にわたる分野に対応できる応用力を養い、確かな基礎を持ちながら創造性豊かなエンジニアを目指す学びを展開します。基礎から先端技術までを網羅した実践的カリキュラム
高度な技術者教育プログラムとして要求される水準を満たした同学科のカリキュラムは、JABEE認定を受けています。
6つの基幹科目に加え、1年次には専門科目への導入教育科目となる「機械工学序論Ⅰ/Ⅱ」、2~3年次には「機械工学実験」や「設計論の基礎と製図」などの実験・実習科目、プログラミングが学べる科目も開講。3年次後半には「シミュレーション実習」や「ロボット製作実習」といった発展的な選択科目を学ぶことができます。
社会に接する「インターンシップ」や「先端技術」などの分野も網羅し、基礎から先端技術までを網羅した実践的カリキュラムとなっています。 - 電気電子情報工学科
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エネルギー・制御分野、エレクトロニクス分野、情報通信分野について、系統立てて学びます。製造業やIT業界、エネルギー分野など幅広い分野・業界で活かされる学びであり、身近な情報端末からモビリティ、医療や宇宙開発まで、研究分野は多岐にわたります。「電気工学」「電子工学」「情報通信工学」を基に、現代社会を支える技術について理解し、広い視野と倫理観をもって新しい技術を創造する技術者を目指します。
学問の魅力
電気・電子・情報通信工学の融合
「電気電子情報工学」とは、電気・電子・情報通信工学の3分野を融合した学問です。
電気電子情報技術は、コンピュータや家電、自動車、人工衛星などあらゆる工業製品に活用される、発展の著しい分野です。また同時に、エネルギーや環境といった地球規模の問題と密接に関わる分野でもあります。
技術の発展と持続可能な社会の実現に向け、エンジニアには専門知識だけでなく、高い倫理観が必要とされます。
同学科では、基礎的な科目の一環として哲学や倫理学を学び、専門的な知識や技術力とあわせて身につけ、これからの社会において求められるエンジニアとなることを目指します。学び方
高い倫理感と創造力、専門性を培う3つの科目群
同学科のカリキュラムは、大きく3つの科目群に分けられます。
哲学を中心とした「基盤教育科目」では人間的成長の基盤となる教養を培うとともに、大学での学び方を身につけていきます。
「理工学基盤科目」では数学や物理学など理系分野を学ぶ学生に求められる基礎を確実に養います。
「専門科目」では電気電子情報工学の専門的知識や、技術力を獲得します。電気工学と電子工学、情報通信工学を基盤に、エネルギー・制御、エレクトロニクス、情報通信の各分野について専門的に学び、さらにコンピュータを活用する力を養います。 - 応用化学科
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化学の力でさまざまな課題を解決し、社会に貢献する実践的な研究者・技術者・教育者を目指します。そのためには、現代社会の幅広いニーズに応え、日々進歩している化学技術に対応できる実力が必要です。実験と講義で確かな基礎力を培い、柔軟な応用力を身につけます。
学問の魅力
純粋化学と応用化学の融合
現代の化学は、純粋化学と応用化学の融合により、ナノテクノロジー、先端材料・バイオテクノロジー・食品・エネルギー・環境など、現代社会が求める幅広い分野に関連した学問領域になっています。応用化学の学びを通して広範な化学の基礎知識に基づく柔軟な応用力を身につけることで、創造的かつ実践的な研究者・技術者・教育者として、社会に貢献することが期待されます。学び方
科学の基礎力を培い、幅広い応用分野に触れる
化学が関わる分野は、衣食住に関する身近な製品、衣服、食糧、スマホから電気自動車、航空機、医薬品を含む医療分野にも広がっています。こうした幅広い分野に応用される化学の基礎をしっかりと学ぶため、1・2年次の専門課程では「有機化学」「物理化学」「無機化学」「分析化学」「生物化学」を必修科目として学びます。
2・3年次には、化学の三本柱である、物質の「反応(合成)」「構造(どんな原子がどのようにつながるか)」「物性(性質)」に関するさまざまな専門科目の中から選択して学びます。化学の幅広い専門分野に触れながら学びを深めていくことができます。
各科目の講義に対応する実験科目では、専門実験を行うことで学習内容への理解を深めていきます。化学薬品を安全に取り扱う知識やレポート作成能力を培う科目も設置されており、化学者としての基礎力を身につけることができます。
4年次には卒業研究に取り組み、大学で学んだ化学の知識や技術を活用するための応用力を磨きます。 - 都市環境デザイン学科
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建設技術についての理解を基礎に、人々が安全で快適に暮らせる空間づくりを学びます。健全な都市システム、都市と自然の共生を実現する技術者として専門性を高めるため、3つのコースを設置。実験や演習を通して、都市環境を構築するデザイン力と、都市づくりに活かされる創造力や経営力を身につけます。
学問の魅力
都市環境における安全で快適な空間を創造する
「都市環境」に関連する領域を広く学び、都市環境における安全で快適な社会空間を研究し、創造する技術者へ――気候変動や自然災害の多発、あるいは既存インフラの老朽化など、いくつもの要因によって私たちの生活環境は大きく変わりつつあります。そうした中、都市環境デザインに関連する高度な知識と実践力を有する技術者が、多くの分野で求められています。
同学科での学びが目指すのは、安全で快適な生活を支える「健全な都市システムの実現」と、都市の持続的な発展をもたらす「自然との共生」です。水、土、廃棄物といった都市環境の基本要素から、建造物の材料、設計、メンテナンス、さらに防災、地域経済、建設経営など、さまざまな学びを重ねて、都市環境を構築する力や都市づくりの創造力、実践力を養います。学び方
自ら考え、答えを導き、実践する力を育む
社会基盤施設の老朽化、地球資源の枯渇、多発化する自然災害への対応。こうした課題を解決し、安全で快適な生活を支える健全な都市システムを持続的なものとしていくために、技術者に求められることは何でしょうか。
それは自ら考え、答えを導き出すこと。そしてその答えを実践していく、強い意志と技術力が必要です。
同学科のカリキュラムでは、実社会での課題を解決する力を身につけるため、建設業界で必須となる構造力学、水理学、地盤工学を基幹科目として学びます。さらに3つのモデルコース(都市環境コース、都市創造コース、都市経営コース)に沿った学びで専門性を高めていきます。
同学科同窓会や地域と連携した「地域連携実習インターンシップ制度」など、学外での実践の機会も充実。地域社会の問題を自ら見つけ、問題の本質や解決策の多様性を意識しながら、その解決を図るための力を養うことができます。
4年次には、これらの集大成として卒業研究に取り組みます。優秀な卒業研究の成果は、学協会等での発表や企業とのコラボレーションなどを介して、広く実社会へ還元されます。専門性を高める3つのモデルコース
1年次に基盤科目で基礎を確立し、2年次からは3つのモデルコースを参考に、自らの興味や適性、将来の進路選択に合った学びを深め、専門性を高めます。- 都市環境コース……水、土、廃棄物といった都市環境の基本要素を学ぶ。
- 都市創造コース……都市内の人工物の材料、設計、メンテナンスに関する知識を学ぶ。
- 都市経営コース……まちづくりの要素である地域行政、地域文化、国際建設マネジメントを学ぶ。
各コースの関連科目を中心としながら、他のコース向けの科目も幅広く学び、視野を広げることができます。
さらに広範で多様な領域をカバーする豊富な選択科目があり、近年関心が高まっている防災分野の科目として「防災計画」や「都市防災学」も設置されています。 - 建築学科
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変化する社会においては、建築に期待される役割も変化し、人々が暮らす「まち」との関わり方もまた変わってゆきます。同学科では構造計算や図面作成といった工学的な技術を身につけるとともに、地域に残る建築物や歴史といった文化的側面を尊重しながら、建築と「まち」をトータルデザインできる人材を目指します。保存やリノベーションといった、今日的な課題にも積極的に取り組みます。また市民や行政とのパブリック・ミーティングをはじめとする校外演習やイベントを通じて、調査、分析、提案、プレゼンテーションまで行える総合的なマネジメント能力を養います。
学問の魅力
建築物とその環境を、広い視野からとらえる
建築は自然環境との共生や持続可能性への寄与、社会のニーズへの適応といった課題に向き合っています。そして構造、材料、環境、計画、デザインなど、幅広い分野にまたがるのが建築学の特徴です。
建築に関わる学びは工学の知識やスキルだけでなく、人や社会に対する関心や芸術的・科学的なセンス、さらにはマネジメント能力にも広がっていきます。
同学科では5つの専門分野で広い視野で建築物とその環境をとらえ、地域の歴史や文化、暮らしに根ざした建築を学びます。そしてキャンパスの内外に広がる学びにより、建築・まちの企画からデザイン、マネジメント能力も養うことができます。学び方
多彩な視点からものごとを見渡す力をつける
授業では人・社会・地球環境との関わりの中で、もの・建築・まちをデザインする力を養うとともに、専門知識や技術をもって調査分析、問題解決、提案を行う力を身につけます。
キャンパスのある川越のまちづくりの課題に取り組むなど、プロジェクト実践形式で取り組む授業や演習も充実。学びを通して実践的な力が養われるフィールドワークは、社会規範を身につけ、他者と協調しながら課題をまとめ上げる能力を培う取り組みでもあります。
また、第一線の実務者や研究者との交流を通じて建築分野の実際に触れ、卒業後の職業やキャリアについて考える機会も充実しています。
総合情報学部
注目ポイント
「次の豊かさ」をつくる、文理の融合。文理融合のカリキュラムにより、文系・理系の枠にとらわれない総合的な知識とスキルを培い、自らの志向と興味関心に合わせた学びを深めます。3つの専攻で、特徴豊かな学びを展開。AIやデータサイエンスの専門的なスキルの習得も可能です。実践的な学びを組み合わせながら、ウェルビーイングの実現に向けたアプローチを身につけていきます。各教員が一人ひとりに丁寧に寄り添い、授業はもちろん、大学環境への適応、資格取得や卒業後の進路などについても、サポートが充実しています。
- 総合情報学科 メディア情報専攻
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総合情報学部で取り組むのは、AIやデータサイエンスを活用して「心豊かな生活」「心身の健やかさ」「安全・安心・快適な社会」の達成を目指す、文理融合の学びです。メディア情報専攻では特に「心豊かな生活」の達成にフォーカスを当てた、クリエイティブな学びを展開します。
コンテンツ制作に携わる仕事やクリエイターを志向する人に求められる、専門的な知識とスキルを習得。Web3に適応する最先端のメディアについての学びは、文系(アート)・理系(サイエンス)・制作(デザイン)のすべてに広がっています。学問の魅力
コンテンツ制作を実践し、AIとデータサイエンスの活用方法を考える
コンテンツの制作からメディアを活用した発信までを学ぶ多くの実践を通して、人々の心を豊かにするコンテンツ(情報)、あるいはメディア(情報を伝える媒体)のあり方を考え、つくり出していく学びです。
ゲームやCGなどを中心にコンテンツの制作スキルを磨き、Web3に対応するメディアについての専門性を獲得。またVRやARといったXR技術についても学びながら、コンテンツ制作に活用されるAIやデータサイエンスへの理解を深めます。さらに情報を広く伝えるメディア(媒体)のさまざまなかたちや役割を知り、メディアのあり方を考える・デザインする、表現する方法を学ぶことができます。学び方
多様なコンテンツの制作スキルを身につける
映像、2Dデザイン、3Dデザイン、コンピュータグラフィックス、アニメーション、Webデザイン、マルチメディアシミュレーションといったさまざまなコンテンツを制作する理論と技法を学びます。
実践的なカリキュラムで、コンピュータを使用したさまざまな作品の制作、それを発信するための分析力、人の心と社会を豊かにするコンテンツを制作・発信するためのスキルを身につけます。 - 総合情報学科 心理・スポーツ情報専攻
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総合情報学部で取り組むのは、AIやデータサイエンスを活用して「心豊かな生活」「心身の健やかさ」「安全・安心・快適な社会」の達成を目指す、文理融合の学び。心理・スポーツ情報専攻では特に「心身の健やかさ」の達成に向け、心理職や、ユーザーリサーチャー、スポーツトレーナー、スポーツアナリスト、データサイエンティストなど、心理・福祉・スポーツ・データ分析に関わる領域で活躍する人に必要な専門的知識とスキルを修得します。
学問の魅力
心理学とスポーツ科学を加速する、AIとデータサイエンス
文理融合の考え方が、心理学とスポーツ科学、そしてそれらに活用できるAIとデータサイエンスの学びを可能にしています。自分自身の興味関心に合わせて、各テーマを専門的に学ぶことも、複合的に学ぶこともできます。心理学やスポーツ科学は、データサイエンスを活用して大量の情報を収集・処理したり、AIによる分析で新たな視点を獲得したりなど、先端的な技術との親和性が高い分野のひとつです。
同専攻では人の心(心理)や身体、スポーツについて客観的なデータを収集・分析・活用し、人々の心と身体の健康を支援するための専門知識を獲得します。学内のアスリートの協力を得て、リアルなデータを基に学習できるという点も大きなアドバンテージです。学び方
2つの領域におけるデータの可能性を体感する
心理分野・スポーツ科学分野について学ぶとともに、膨大なデータを科学的に分析するデータサイエンスやAIについて理解を深め、専門的知識を社会において広く活用する力を養います。
「心理情報領域・スポーツ情報領域の両方を学ぶ」「心理情報領域のみを学ぶ」「スポーツ情報領域のみを学ぶ」あるいは「データサイエンス領域を学ぶ」という学びの選択が可能です。またスポーツ情報領域を学ぶ場合も自分自身がアスリートである必要はなく「選手を支えるスポーツ科学とデータサイエンスについて専門的に学んでいく」ということも、もちろん可能です。心理学領域の学び
心理学の分野では、人間の心について客観性のある情報(データ)を獲得し、適切な分析・評価によって研究に用いることが必要です。
同専攻では臨床心理学や実験心理学、応用心理学、行動心理学、色彩心理学、犯罪心理学などといった幅広い心理学領域の学びとあわせて、心理・行動に関わるデータの測定と解析、解釈といったプロセスでのデータサイエンス活用手法を学習・研究します。スポーツ科学領域の学び
スポーツの世界でも、さまざまにデータの収集・分析・活用が進んでいます。アスリートの科学的トレーニングや試合におけるパフォーマンスの分析、戦略・戦術の立案への活用などのほか、より日常的なフィットネス、ヘルスケアを支えるツールとしてもデータサイエンスが用いられています。
同専攻では、解剖学・生理学をベースとしたスポーツ科学分野の学びや、専門家の指導のもとで体力・筋力トレーニングを実践する実技授業を行うなどスポーツ分野の専門知識を獲得するとともに、急速に発展するデータサイエンスの活用方法について学びます。知識とデータの活用を実践する
客観的なデータを用いた選手のパフォーマンス分析や向上、競技生活の充実などを見据えた、実践的な研究活動に取り組むことができます。同学体育会との連携による実践が可能で、学生アスリートのデータを活用した学びを通して先端的・実践的なスポーツ科学、心理学、データ解析技術の応用可能性について考える機会が充実しています。 - 総合情報学科 システム情報専攻
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総合情報学部で取り組むのは、AIやデータサイエンスを活用して「心豊かな生活」「心身の健やかさ」「安全・安心・快適な社会」の達成を目指す、文理融合の学び。システム情報専攻では特に「安全・安心・快適な社会」の実現に向け、プログラミングや情報工学分野の学びを軸として、AI応用、システム・ソフトウェア開発、ビジネス創生に関わる専門的知識を身につけます。
学問の魅力
今日、生活の隅々にAIが普及し、私たちはその恩恵を受けています。AIを活用する上では、AIそのものを知るだけでなく、AIを組み込んだシステム、それを動かすソフトウェアの開発設計、ネットワークの構築が必要です。それらを作る上ではプログラミング技術が必要となります。また、AIを活用したシステムを社会に普及させるためのビジネスモデルを創生するスキルも重要です。
システム情報専攻では、AIを使いこなし、システム、ソフトウェア、ネットワークを設計・開発するスキルと、それをビジネスに展開するスキルの双方を養います。文理の枠を越えた幅広い学びのもと、社会を変え、「安全・安心・快適な社会」を実現するための能力を身につけることができます。学び方
高度なプログラミングスキルとAI設計能力を養う
同専攻ではAIのしくみを深く理解するために必要な数学科目にくわえ、AIを設計する上で必要となる高度なプログラミング能力を養う科目が、1年次から充実しています。
数学・プログラミング、そして情報工学分野を中心とした専門知識に、先端的なAI応用領域の学びを重ねることで、AI、システム・ソフトウェア等の情報通信技術を駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための高度な知識を身につけます。
グローバルな世界で通用し社会の変革を実現できる、第一級のAIエンジニア・プログラマーを目指せるカリキュラムとなっています。高校教員免許「情報」取得に対応したプログラムも
DX人財(デジタル技術によって業務や社会の仕組みを変革できる人財)の育成や、高校での「情報」科目の高度化に対応するため、ニーズが高まりつつある高校教員免許「情報」取得のためのプログラムが設置されています。
「情報」の教職課程修了者は、情報通信技術に関する知識とスキルを備えた人財として企業に認知されていることから、教職以外の幅広い業種・職種への就職活動でも有利に働きます。同専攻のカリキュラムでは、高校教員免許「情報」の取得に必要な科目のうち特に「コンピュータ及び情報処理」「情報システム」「情報通信ネットワーク」区分の科目が充実しており、他の分野でも活躍できる基盤をしっかり培うことができます。
なおシステム情報専攻は東洋大学で唯一、高校の「情報」教員免許を取得できるカリキュラムとなっています。
生命科学部
注目ポイント
※2024年春、朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に移転。 いのちに学ぶ。未来への問いを解く。
生命科学の対象は、分子や遺伝子レベルから、細胞、生物の個体、集団・社会、そして地球環境にまで及び、その成果は医学、農学、工学など幅広い学問分野に応用されています。
同学部では「いのち」のあり方を思索する哲学と倫理を基盤に、俯瞰的な視野を養い、生命科学の各領域についての深い専門知識を獲得。「命と食が輝くスマートキャンパス」として2024年にリニューアルした朝霞キャンパスを拠点とし、医療や食糧、環境問題といった社会・地球規模の課題の解決、そして持続可能性の実現に貢献する人材となることを目指します。
- 生命科学科
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生命科学の幅広い専門知識と高い倫理観を身につけ、さまざまな生物が見せる生命現象について理解を深めます。学びをもとに、自然環境や生物多様性の保全、あるいは人々の健康と医療の充実など、さまざまな課題に取り組み、社会と地球環境の持続的な発展に貢献できる人材を目指します。
学問の魅力
生命への理解を深め、社会と環境の課題に向き合う
生命科学の対象は、分子や遺伝子レベルから、細胞、生物の個体、集団・社会、そして多様な生物が影響し合う地球環境にまで及びます。その成果は医学、農学、工学など複数の学問分野に応用されるほか、食料危機や環境破壊、資源枯渇、感染症など、社会あるいは地球規模で生じているさまざまな課題の解決にも役立てられています。
同学科での学びは、こうした生命科学の幅広い応用分野の基盤となるものです。学び方
2つのコースで最先端の生命科学を学ぶ
「いのちのあり方」を探る生命科学の基盤として、哲学を学び、高い倫理観を養います。その上で科学の基礎的知識と実験手法を身につけ、専門領域に応じた2つのコースで学習を進めます。
生命の根本的な原理についての学びを深め、その成果を生命・健康・環境影響・生物多様性など、生物と社会、地球環境に関わる諸問題の解決に応用できる能力を身につけます。 - 生体医工学科
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人々の「生きる」を支える、科学と工学。
生体医工学は、高精度な診断・治療システム、新薬、あるいはヘルスケアテクノロジーの開発と発展を通して、人々の「いのち」を支える学問です。生物学、医学、工学が融合する研究の成果は、医療・福祉・生活の質(QOL)の向上、持続可能な社会と環境の実現に貢献しています。学問の魅力
生命科学を基盤とした生体の探究、生物学・医学と工学技術の融合により、人々の健康と生活を支えます。「いつもの毎日」と「より豊かな明日」のための科学と「ものづくり」を結びつける学問ともいえるでしょう。医療データサイエンスやスマートバイオセンサなど、ICTを最大限に利用した先端技術も扱われる分野であり、新たな社会の構築にも貢献することが期待されています。
同学科では、生命科学を応用する学びによって生体と関連技術への理解を「ものづくり」につなげ、社会を支える人材を目指します。学び方
生体医工学の両輪をなす2つの分野を学ぶ
生体医工学の知識や技術を、より高度なものとして活用する知識とスキルを養うため、2年次秋学期より、再生医療/細胞工学や健康科学等の生命工学を学ぶ「生体工学コース」と、医療機器や医療材料等の先端応用領域を学ぶ「医工学コース」の2コースに分かれて学習します。
それぞれのコースで専門性を高めると同時に、横断的に学ぶことも可能とし、医工学の融合領域での幅広い知識と技術についての高度な学びへとつなげます。また、生命科学科と生物資源学科の専門科目のほか、4年次には大学院開講科目の一部も学ぶことも可能です。 - 生物資源学科
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植物と微生物から探る、世界の持続可能性。
人口増加による食糧不足や環境・生態系への影響は、地球規模での大きな問題になっています。気候変動による極端な気象現象、生物多様性の損失など地球環境の持続可能性を脅かすさまざまな現象の背景にも、人口増加や人類の社会活動があると考えられます。
同学科では安全で豊かな生活に欠かせない「生物資源」のうち、特に植物と微生物について深く学び、それらを活用するための先端研究を行います。植物や微生物の生命現象についての学びを深めることで、食糧問題や環境問題など地球規模の諸問題の解決に貢献する人材を目指します。学問の魅力
人類の持続的発展には、生物資源である植物や微生物のさらなる活用が欠かせません。食料、医療品、エネルギーなどの供給源となる「生物資源」を、私たち人類はさまざまな工夫を重ねて利用してきました。
しかし、著しい人口増加は地球規模での食糧不足や、環境の悪化、生態系の破壊を引き起こす要因となっています。
同学科では生物資源、特に植物・微生物の生命現象について理解を深め、それらの持続的活用について考えるとともに、人類の健康福祉や、生命を支える地球環境にも目を向けた総合的探求に取り組みます。学び方
植物と微生物を学び、持続可能な生物資源の活用を目指す
植物および微生物に関する総合的な知識と、柔軟な思考による問題解決能力を身につけます。またこれらの生物資源を活用して、人類が直面する課題の解決と持続可能な発展に貢献する能力を養います。
植物や微生物は、周りの環境に柔軟に順応する能力だけでなく、周りの環境を変える能力も持っています。多くの可能性を持つこれらの生物資源を最大限活用する力を養うために、同学科では植物や微生物の機能や利用法を学ぶ科目が充実しており、大きな特徴となっています。
1〜2年次には「生物資源学基礎科目群」を中心に学び、各分野の学習と研究の基礎となる知識とスキルを身につけます。2年次秋学期からは「植物科学コース」「微生物科学コース」に分かれ、それぞれの分野について専門的な知識を習得し、3年秋学期からの研究活動に備えます。
食環境科学部
注目ポイント
※2024年春、朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に移転。 明日のための、食と健康をつくる。
「食環境科学」は、食品の安全と安心、食や栄養に関する行政のしくみ、データサイエンスの活用、機能と栄養の関わりなど、食に関わるあらゆる分野を網羅的にカバーする学問分野です。科学的思考をベースに、技術的・工業的視点、あるいは文化的な視点から、食について学びを深めていきます。
「命と食が輝くスマートキャンパス」として2024年にリニューアルした朝霞キャンパスを拠点に、総合的な学びと研究を展開し、実社会で役立つ実践力を獲得。専門知識をもって食や栄養についての多様な問題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献する人材となることを目指します。
- 食環境科学科
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次世代の食のあり方を、科学の視点で考える。
地球規模での環境変動による食料資源の危機、食の格差といった問題への対応、食料資源としての動物の利用などについて、グローバルな視点から「食のあり方」を見直す時が来ています。食をとりまく多様な分野でリーダーシップを発揮し、食環境科学に関する専門知識をもって、次世代の食を創造する能力を身につけることを目指します。学問の魅力
食環境の変化に対応し「次世代の食」を創造する
持続可能な社会・食関連産業の実現は、今日の世界的な課題のひとつです。
食環境科学は持続的・永続的な社会を支え、健やかないのちを育み、質の高い暮らしを実現するため、環境への負荷を抑えた「自然共生型の食産業」の実現を図ります。さらに、少子高齢化が進む社会に対して食の環境から貢献し、より充実した健康寿命の源となる「次世代の食」を創造する力となることを目指します。学び方
新たな「食」のあり方を探り、実現する
日本と世界における、食をとりまく環境の現状について理解を深め、先端的な知識と技術を身につけます。ICTとデータサイエンスについても学び、これからの社会において持続可能な食環境産業の提案・開発・推進に取り組む人財としての基盤をつくります。
専門分野の学習・研究においては先進的な研究施設を活用し、最先端の科学的根拠に基づく食品分析や、HACCP(食品製造のすべての工程において、危害要因を科学的根拠に基づいて管理する規格)に対応した食品の製造・加工に関する知識やスキルを修得します。
これらの学びを通して、食品や食材の機能性の探索、評価、応用を目指した基礎的研究などにより「食環境科学」に関わる技術者・専門家を目指します。 - フードデータサイエンス学科
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データで、新たな食の可能性を拓く。
文系・理系の知識・理解・思考の力を生かし、AIを用いたデータサイエンスを駆使して、現代社会の「食」をめぐる課題に挑みます。食の歴史・制度・法律・文化に関する専門知識とともに、多種多様なデジタルデータの分析・活用スキルを獲得。データの力で食物の生産、物流、付加価値の創出、安定供給を支え、食の未来を創造する「フードデータサイエンティスト」を育成します。
情報処理や統計学などデータサイエンスに関する学びに触れたことがない人でも大丈夫。基礎から一歩ずつ学べるカリキュラムです。学問の魅力
「食」への理解と先端的科学で問題解決を図る
AI(人工知能)技術を含むデータサイエンス(データの適切な分析を客観的根拠とする科学)の著しい発展は、フードシステム(農林水産物の生産から食品の製造・加工、卸売、小売を経て消費者に渡るまでのしくみ)のあり方を変え、食をとりまく環境を大きく変化させています。それにともないデータサイエンスを活用できる人財のニーズは日々高まっています。たとえば、POSデータによるマーケティング、IoTを活用した「スマート農業」への取り組み、あるいはフードビジネスにおける高付加価値の創出、さらに高齢化社会における「健康寿命」の充実に向けた食生活のサポート、持続可能な食を実現するための政策立案にまで広がっています。
食に関わる多様な領域についての知識と、先端的なデータサイエンス領域の知識・技術の融合は、食に関する問題の解決と新たな価値創出の重要な鍵となるものです。学び方
食の領域とデータサイエンスをつなぐ知識とスキル
コンピュータの処理能力向上とビッグデータの利用可能性向上により、AI等を利用した予測・分析は著しく進歩しました。しかしデータ分析スキルを食の領域に適用するためには、データサイエンスの知識と同時に、食環境科学、栄養学、あるいは食の歴史・制度・法律・文化に関する専門知識が欠かせません。食品や食文化、フードシステムに関する専門的知識と理解なしに、データを適切に処理し、信頼に足る予測精度や考察を得ることは困難だからです。同学科では、関連領域の総合的な学びにより、食の領域とデータサイエンスをつなぐ知識とスキルを獲得することができます。 - 健康栄養学科
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人と社会の健康を担う、管理栄養士のちから。
哲学する姿勢を持ち、科学的根拠に基づく栄養学(Evidence-based Nutrition)を熟知し、傷病者や、乳幼児から高齢者、スポ-ツ選手まであらゆるライフステージ、ライフスタイルに合わせた栄養ケア・マネジメントができる管理栄養士を育成します。
また、それらを基盤として、より専門性を強化した実践型管理栄養士と本質に迫る力や探究心の育成として高度な研究力を持つ管理栄養士の育成を目指します。学問の魅力
栄養学と生命科学、哲学の融合
科学的根拠に基づく栄養学(Evidence-based Nutrition)を基盤に人々の健康維持・増進に取り組む管理栄養士は、社会において普遍的に求められる存在です。
すべての学びに通ずる「哲学する姿勢」と生命科学分野の幅広い知識を基盤に、管理栄養士に必要な基礎的知識を獲得。専門的知識と基礎的研究能力、グローバルな視野、そして変化に対応する実践力をもって、さまざまな分野で社会に貢献できる能力を獲得します。
同学科では所定科目の単位修得により、卒業と同時に管理栄養士国家試験の受験資格を得ることができます。学び方
学内外での学びによる知識とスキルの統合
急速に少子高齢化が進む日本においては、食と健康にまつわる新たな問題が次々と出現しています。食品流通や食文化は大きく変化しており、グローバルな視点から栄養問題を捉えることも重要です。こうした現状から、管理栄養士には広く社会を捉え、その専門的知識と技術をもって実践的に指導する力が欠かせません。
そこで同学科では、キャンパスの内外で展開する総合的・学際的・実践的な学習と経験の積み重ねにより、これからの社会において管理栄養士に求められる能力を養うとともに、人々の健康を支え、リードする力を身につけていきます。
授業では生命科学をベースに、生物学的な視点から人体の構造や食べものと健康の関わりなどについて広く学びます。さらに基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論など関連分野の講義や実験・実習を通して、専門的な知識と技術を修得。また管理栄養士の実業務に触れる機会として数週間にわたる病院、福祉施設等での学外実習を行い、知識と技術(スキル)を統合します。
このページに関するお問い合わせ
大学・部署名 | 東洋大学 入試部入試課 |
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Tel | 03-3945-7272 |
