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とうよう

東洋大学

東洋大学大学からのお知らせ 学びの特徴

※今年度(2025年4月入学)情報を掲載中

文学部

注目ポイント

人間社会の本質を深く掘り下げ、幅広い知識を身につける。

文学部では少人数で学ぶ演習(ゼミナール)などを通したきめ細かな教育を通して、「読む力」「書く力」「考える力」の育成を重視しています。より深く専門分野を探究し、十分な語学力や幅広い教養を備え、社会のどんな分野でも、また、世界のどんな地域でも活躍できる、これからの時代を切り拓く人財を育てます。

哲学科

「講義」によって哲学的な知識を身につけ、その知識を基にして、「演習」において精密にテキストを読解し、徹底的に討論や対話を行います。学びと思索を繰り返しながら、哲学者たちから発せられる真のメッセージを読み解いていきます。さらに、考える力、コミュニケーション能力、語学力など現代を生き抜くためのさまざまな力を身につけていきます。

学問の魅力

「善く生きる」ために、物事の本質を見極める
「哲学」とは、身近な問題を深く洞察し、物事の本質を見極める学問です。
古代ギリシアで誕生した後、ヨーロッパ大陸を中心に発展し、現在に至るまで多くの哲学者たちが思考を続けてきました。それは、「善く生きたい」という、誰しもの希望をかなえるための試みです。
現代に生きる私たちも、先人の哲学者が遺した財産を受け継ぐだけでなく、目の前にある物事の本質を探ることで、いまを「善く生きる」ということの意味を考えていきます。それが「哲学」という学問の醍醐味です。

学び方

対話を通して、思考力を高める
東洋大学の哲学科は創設以来125年を超える、日本の私立大学で最も長い歴史を誇ります。
学びの幅は広く、古代ギリシア思想から現代思想まで、多様な哲学領域を学ぶことができます。
「講義」では哲学知識を広く深く理解し、哲学書を原典で読むために、英語はもちろんドイツ語やフランス語などの語学の修得を重視します。
さらに、1年次から少人数制の「演習」を実施し、「こう思う」「なぜそう思うのか?」という対話を徹底的に行うことで、思考力を養っていきます。
いままで抱いていた漠然とした疑問が、哲学を学ぶことで「わかった」と確信できる。教員や学友との交流を通じて、そんな「知」の探究を行います。

東洋思想文化学科

東洋の歴史の中で培われた思想や文化を広く学ぶとともに、それぞれの興味に応じた4つのコース(「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」)で専門性を高めます。世界を見渡す広い視野と、自らを見つめる力を養い、豊かな教養と国際性を備えた人財を目指します。

学問の魅力

世界的な広がりをもつ東洋の思想・文化を理解する
19世紀のドイツの地理学者リヒトホーフェンは、ユーラシア大陸を横断する古代の交通路を「シルクロード」と名付けました。
彼の弟子であったスヴェン・へディンは、その道を踏破してかつてのオアシス都市楼蘭を発見し、同じ頃の敦煌文書の発見とともに、ヨーロッパの目がアジアに向かう契機を作りました。
このように、インド・中国・日本を結ぶ「東洋学」という考え方は、単に地理的な西洋に対する東洋ではなく、中央アジアを軸とする「歴史的な文化交渉」を明らかにする中から生まれました。東洋の思想・文化は、世界的な広がりをもつのです。

学び方

4つのコースで専門的に学ぶ
1年次は文章作成の授業や各種概論、また外国語など、ほぼ共通の科目を学びます。2年次からは「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」の4つのコースに分かれて、コースごとに専門科目を履修します。コースによって必修となる言語がことなり、また教職資格を取得できるコースは限られていますので、コース選択に当って、しっかりと目的意識をもつことが重要です。
また、各コースの授業や催し物などを通じて、1年生から4年生まで4つのコースを横断した友情の輪が広がります。さらに、異文化理解に不可欠な語学学習にも力を入れており、英語や中国語などの語学力を生かして国際社会で活躍できる、豊かな教養と国際性を備えた人材を育成します。

日本文学文化学科

日本の文学や文化を、グローバルな視点から考察し、理解を深め、その内容を世界に向けて発信できる人財を目指します。少人数制のゼミナールを中心にした学びを通じて、専門性を高めるとともに、興味や関心に応じて複数の専門分野を横断的に学べるカリキュラムが特徴です。

学問の魅力

今まで気づかなかった日本や日本人の魅力を発見
日本や日本人のあり方が厳しく問われる国際化社会においては、閉鎖的な日本文化論に陥ることなく、グローバルな視点で日本を考察できる力が求められています。
その力を得るためには、日本文化の伝統を踏まえつつ、それを今の時代でとらえ直すこと、さらに海外の文化と比較研究していくことも不可欠です。
さまざまな観点から文化理解を深めていくことを通して、今まで気がつかなかった日本や日本人の魅力を発見できるはずです。

学び方

比較をすることで、柔軟な思考力を養う
日本文学文化学科では、「日本語学」「古典文学文化」「近現代文学文化」「比較文学文化」の4つの専門分野を設けています。
1年次には、4つの分野を幅広く学ぶことで今後の研究の基礎を固め、2年次以降は徐々に専門性を高めていきます。
1~4年次までの少人数制の「ゼミナール」を中心に、選択必修科目や選択科目が多数設けられており、分野間を自由に横断して履修することができます。
常に「比較」という意識を持って学ぶことを通して、柔軟な思考力を養います。

英米文学科

英語を「文学」と「語学」の両面から学び、文学的・語学的読解力と、思考力、表現力を身につけます。英語力を磨き、日本人ならではの視点で英語圏の文化や価値観を捉えて、世界に発信できる人財を目指します。

学問の魅力

英語を通して知性を鍛え、豊かな情緒を育む
英米文学科では、「英文学」「米文学」「英語学」という、3つの学問分野について学びます。いずれの分野でも、「読む」「書く」「聴く」「話す」の英語の4技能の習得は不可欠です。母語ではない言語やその文学作品を研究することは、決して簡単なことではありません。しかし、英語圏の社会や文化や価値観を知ることは、同時に日本人や日本語への理解をも深めることでもあります。そしてそれはネイティブスピーカーにはない視点や発想で、英語や英米文学に切り込んでいくことにつながります。言語とは、知性を鍛え、豊かな情緒を表現する道具です。人間にとって不可欠なこの道具による創造に向き合う醍醐味を味わってください。

学び方

4年間で確固たる英語力を身につける
「読む」「書く」「聴く」「話す」の4技能を高めることは、英文学・米文学・英語学を研究する上で必須の条件です。
同学科では、1・2年次には基礎を徹底的に固め、英米の詩・小説・劇などの研究や、英語の音声・文法・歴史などの分析に取り組みます。3年次には応用的な授業へと発展し、4年次にはそれまでの学びの集大成として、自分で決めたテーマで卒業論文を執筆。少人数制の卒論セミナーで、自分の知力を試します。4年間の学びを通して、確固たる英語力を武器に、自ら問題を提起し、考え、結論を出していく力を養います。

史学科

文献史料などから、過去に生きた人びとの社会や暮らしを分析し、歴史像を組み立てます。それは変化を続ける国際情勢や日本の現状を理解する基盤となり、現代と未来を築いていく貴重な礎となるでしょう。「日本史」「東洋史」「西洋史」の3つの専攻で、ゼミナール(少人数制の演習)を中心に学びを深めます。

学問の魅力

歴史から豊かな「知恵」をくみ取る
「歴史学」とは、人類の過去の営みをさまざまな視点から知ることにより、現在の社会の起源を探究し、その成果を現代に生きる私たちのために活用していく学問です。
また、史料や原典から史実を分析することを通して、過去の社会や生活をできる限り正確に知り、各自が探究する歴史像を組み立てるクリエイティブな学問でもあります。
政治、経済、文化とあらゆる面から人類の歴史を探り、正確な歴史知識に裏打ちされた揺るぎない世界観を持つことは、混迷する現代社会を生きて行くうえで大きな指針となります。

学び方

史料研究に重点を置いて学ぶ
史学科は「日本史学」「東洋史学」「西洋史学」の3つの専攻を設置し、希望に応じて2年次から各専攻に分かれます。どの専攻でも、「実証」に重きを置いた講義が充実しています。
2年次の史料研究において、「日本史学」では手書きの古文書を含めた史料の講読、「東洋史学」と「西洋史学」では原書の講読を徹底的に行います。
3年次からの卒論演習では、テーマ選択、論文執筆の進め方、フィールドワークなどについて、担当教員と話し合いながら授業を進めていきます。少人数制によるアットホームな雰囲気のなか、積極的に研究に打ち込むことができます。

教育学科 人間発達専攻

子どもから高齢者まで、すべての世代が発達の過程にあるとする「生涯発達」の捉え方を軸に、教育を多面的に考えます。多様化する教育へのニーズに応えるため、教育学だけでなく、歴史、哲学、心理学、社会学、特別支援教育などへと学びの領域を広げます。4年間を通して開講されるゼミナールでの学びと経験から、現代社会が直面する課題に、主体的に関わる力を目指します。

学問の魅力

不登校、いじめ、特別支援教育などの今日的課題に取り組む
情報化や国際化、高齢化の波を受けて、いま、教育のあり方が大きく変わろうとしています。不登校やいじめ、特別支援教育、環境教育、生涯学習など、従来の「教科教育」というジャンルに当てはまらない課題を解決するためには、広い視点と開かれた感覚が求められます。教育学科人間発達専攻では、「生涯にわたる発達」という視点から、教育学を中心に、歴史、哲学、心理学、社会学、特別支援教育を学ぶことによって、現代社会における教育の根本を追究していきます。

学び方

新しい感覚で教育を広く捉えられる力を育む
人間発達専攻では、人生を豊かにするために、新しい感覚で教育を広くとらえる「生涯学習基礎力」を備えた人材を養成します。そのために、古い価値観に縛られない感性を育み、現代社会の教育的課題を主体的に解決できる力を身につけていきます。
4年間の学びを通して、教育への多様なニーズに応える基礎となる能力を得た卒業生は、中学校や高等学校、特別支援学校の教諭としてだけでなく、社会教育や福祉の分野などの幅広い領域で活躍しています。

教育学科 初等教育専攻

豊かな人間性と、実践的な指導力、確かな「授業力」を備えた教員を目指します。その軸となるのが、4年間を通じて継続的に行う「往還型教育実習」です。教室で学んだことを現場で確かめ、現場での経験と課題を大学で研究する。その繰り返しにより、高度な専門性と教員としての実践的指導力を養います。

学問の魅力

教育現場での実習により「確かな授業力」を身につける
教育学科初等教育専攻では、大学入学と同時に「小学校教諭1種免許」の取得を目指すカリキュラムを実施しています。現代の教育現場で求められる、豊かな知識と人間性に裏付けされた「確かな授業力」。これを身につけられるよう、教科教育の授業を充実させるとともに、1週間に1回、小学校の教育現場を体験できる「往還型教育実習システム(東洋大学モデル)」を採用しています。さらに少人数制の演習を4年間必修とし、学生それぞれの個性を尊重しつつ、一人ひとりの学びを深めています。

学び方

現代社会と教育現場の課題に対応できる力を育む
初等教育は人間形成の基礎となる重要な時期です。現代社会では、「確かな授業力」はもちろんのこと、英語教育や特別支援教育に対応できる力、学校・地域・家庭の連携を促すことができる力を持った教員が特に求められています。現代社会と教育現場の抱えるさまざまな課題について柔軟に対応できること。そして児童だけでなく、保護者や同僚とも信頼関係を築きながら教育に携わることのできるコミュニケーション能力があること。初等教育専攻ではそんな「初等教育のスペシャリスト」を育てます。

国際文化コミュニケーション学科

お互いを尊重し、国や価値観の違いを越えて理解し、信頼しあえる関係性をつくりだすために。相手と、自らの文化に対する深い理解と、多言語で文化を受発信できるコミュニケーション能力の獲得を目指します。高い語学力を習得するとともに、英語圏、ドイツ語圏、フランス語圏および日本の文化について、言語や歴史、社会、文学、映像などさまざまな側面から理解を深めます。

学問の魅力

多様な文化に触れ、学ぶ
グローバル化が進む社会では、異なる文化や価値観を持つ人達が互いに理解し、共生することが求められています。しかしそのためには、それぞれの歴史や文化、思想や哲学についての深い洞察と理解が不可欠です。多文化の共生を支えるための学びは、世界のさまざまな表情と魅力に触れられる機会であり、またこれからの時代には欠かせないものといえます。

学び方

真の「コミュニケーション力」を獲得する
グローバル化が進み、さまざまな背景(国籍、歴史、文化、価値観など)を持つ人々がともにある世界において、さまざまな“違い”を乗り越えて信頼関係を築くため、他者を理解し、自らを伝える真の「コミュニケーション力」の獲得を目指します。
英語を中心に、フランス語・ドイツ語などの外国語を、コミュニケーションのための言語としてはもちろん、各文化の一部として捉え、異文化への理解を深めます。さらに、日本の文化に対しては、伝統を尊重するとともに新鮮なまなざしでその魅力を捉え直し、発信するスキルを身につけます。

東洋思想文化学科 イブニングコース

第1部と同等のカリキュラムにより、東洋の歴史の中で培われた思想や文化を学びます。それぞれの興味に応じて専門性を高める、4つのコース(「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」)を設置。
第1部の時間帯や土曜日にも学べる科目を設置するなど、学業と仕事を両立しながら学びやすい環境を整えています。社会人学生との交流ができるところも大きな特色です。

学問の魅力

東洋から世界を眺め、日本を見つめ直す。
長い歴史に磨かれたインドや中国の思想や文化には、これからの世界を考えるヒントが詰まっています。グローバル化が叫ばれる今こそ、自分と世界がどこへ行こうとしているのか、その方向を見失わないようにしなければなりません。そのためには、東洋の英知とその豊かな実りである文化を深く知り、自らの座標軸を定めることが必要です。そこから世界に向かって歩み出しませんか?

学び方

1. 4つのコースで専門的に学ぶ
1年次は文章作成の授業や各種概論、また外国語など、ほぼ共通の科目を学びます。2年次からは「インド思想」「中国語・中国哲学文学」「仏教思想」「東洋芸術文化」の4つのコースに分かれて、コースごとに専門科目を履修します。コースによって必修となる言語がことなり、また、教職資格を取得できるコースは限られていますので、コース選択に当たっては、しっかりと目的意識をもつことが重要です。また、各コースの授業や催しなどを通じて、1年生から4年生まで学年を越えた友情の輪が広がります。さらに、異文化理解に不可欠な語学学習にも力を入れており、英語や中国語などの語学力を生かして国際社会で活躍できる、豊かな教養と国際性を備えた人材を育成します。
2. 社会人学生も多く、世代を超えた仲間と幅広く交流ができます。

日本文学文化学科 イブニングコース

「世界から日本を見る」という観点から、比較を通して日本を再発見し、その伝統を現代的視点で捉え直します。着実に専門性を高め、日本の文学文化の新たな可能性とグローバルな価値を創造する力を育みます。第1部の科目も学べる、柔軟なシステムを採用しています。

学問の魅力

国際的な視野で「日本を知る!」
日本の文学や文化を知るには、日本だけを見ていては分からないことがあります。世界に視野を広げ、そこから照らし出された日本を知ることも大切です。世界から日本を見る「眼」を育て、本当の日本のよさを知り、主体的に発信できる日本人=国際人になりましょう。

学び方

1部と2部の科目、両方を聴講できます。
第1部と第2部の両方に設置してある科目については、一定の科目数の範囲内で、どちらの時間の授業でも聴講できます。自分のスケジュールに合わせた履修スタイルが可能です。

教育学科 イブニングコース

人はその一生を通じて成長し変化するという「生涯発達」の視点から、現代の教育について考えます。その多岐にわたる課題を追求するため、教育学を中心に関連する学問を広く学びます。そして、行動力を伴った豊かな人間性と人と関わり、人に共感し、人とともに育つ生涯学習基礎力の獲得を目指します。

学問の魅力

社会への問題意識が熱い。
学ぶことの楽しさに気づくことで、人は大きく飛躍します。
情報化や国際化、高齢化が進む現代社会にふさわしい学びを考え、さまざまな現場で学びや教えに関わる問題に対応できる力を育てます。リアルな問題意識を持って学ぶ社会人学生も多く、若い学生と影響を与え合いながら学べることも学科の特徴です。

学び方

1年次から4年間ゼミで学ぶことができます
社会や家庭など、さまざまな問題領域から関心を持てるテーマで発表し、全員で議論します。プレゼンテーション力はもちろん、多角的にものを見る力が養えます。
幅広い学問領域から関心に沿って科目を選択。
「教育と現代社会」「心理学と発達臨床」「社会教育」「学校教育」「特別支援教育」の5つの領域から、関心や目標とする資格などに合わせて幅広く選択できます。

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経済学部

注目ポイント

未来は、現代の先端から始まる。

日本や世界のさまざまな局面で大きな変化が起きています。国内外の経済トレンドを見抜き、そこにある問題を把握し、解決に導く人財を目指します。ゼミナール(少人数で行う演習型の授業)を中心に、主体的に学び、議論を重ねることで、課題の発見力と解決策の提案力を磨きます。

経済学科

最先端の経済理論と、実社会で起きている経済現象を学びながら、経済政策や関連する制度についての専門知識を身につけます。「理論」「実証」「政策」の3つに重点を置いて学びを深めます。総合的な視点で現代の経済が抱える問題を理解し、解決しうる人財を目指します。

学問の魅力

経済活動の原理を追究し、実際の現象から学ぶ
「経済学」とは、人間の経済活動の原理を探り、その原理を定めようとする学問です。「万物の原理を探り、その原理を定める学問」という井上円了が目指した哲学にも通じると同時に、現代の日本に不可欠な学問です。
「経済学」では、経済や金融の専門的な知識とそれに基づく論理的思考力、そして客観的情報に基づく総合的判断力が必要とされます。理論を学ぶだけではなく実際の現象を検証するため、実践的な要素が強いという特徴があります。それが「経済学」の学びの醍醐味でもあり、学ぶことによって、現代社会における教育の根本を追究していきます。

学び方

ゼミナールで、広く深く学ぶ
経済学科では経済の理論と実証を徹底的に学びますが、その基礎として、1年次のゼミナールでは、大卒者として社会に求められる汎用的能力(ジェネリックスキル、社会人基礎力)と、大学で学問をするために必要な論理的に考え表現する技術(アカデミックスキル)の両方を養います。それらを土台として、2年次・3年次には専門的研究を体系的に深めていき、4年次には、専門的学習の集大成として卒業論文をまとめ上げます。また、経済を理解する上で欠かせない歴史や文化への理解も深め、多種多様な問題意識と総合的な視野を育みます。

国際経済学科

具体的な事例を通して、欧米やアジアの経済・社会事情、国際金融、貿易、国際開発などについて学びながら、国際的な経済理論を身につけます。経済・社会の理解に加え、複数の外国語によるコミュニケーション能力を養成し、国際社会で活躍できる人財育成を行います。

学問の魅力

グローバル経済の仕組みを多角的に学ぶ
急速に拡大・深化するグローバル化に対応するため、国際経済学科ではグローバル経済の仕組みを様々な視点から学びます。それによって、経済学と国際経済学の理論を基礎としたグローバル経済・社会の課題発見能力および課題解決能力を養い、国内・国際社会に貢献する人財となることができます。

学び方

専門知識と語学力を修得
地域経済、国際金融、貿易、国際開発など、政府や企業などの国際的な経済活動に必要な知識を学びます。 また、外国人講師による実用的な英語力を身につけるとともに、ドイツ語、フランス語、中国語などを通じた国際理解とコミュニケーション能力を伸ばします。
1年次から始まる少人数ゼミナールでは、プレゼンテーション、ディスカッション、論文執筆などを通して、大学で必要なアカデミック・スキルズを養います。

総合政策学科

現代社会が直面する問題と課題について、自ら考え、問題を掘り下げ、それを解決するための政策と企画を描く。そして、行動し、他の人々とともに「より良い方向」へと社会を導いていく。社会における問題解決のための、実践的能力を身につけます。

学問の魅力

現実社会を変えていく能力
現代社会はさまざまな問題を抱えており、社会をより良い方向へと変えていくことが求められています。総合政策学とは、まさにその「現実社会をより良い方向へと変えていく能力」を習得する学問です。自分で考え、行動することを通じて、他の人々と一緒により良い社会を創り出す人財を育てます。

学び方

技能と意識
「現実社会を変えていく」ための技能と意識をバランス良く伸ばしていきます。どれほど高度な技能を習得しても、「現実社会を変えたい」という意識がない人には現実社会を変えることはできません。経済学を基礎として、現実社会を分析し、政策を設計・実践する技能を身につけると同時に、現実社会の問題を発見し、他者と協力し、世の中をより良くしたいという意識を強化していきます。そして、1~4年次まで全て必修のゼミナール(少人数授業)を通じて技能と意識を調和させた、具体的な政策の設計・実践を身につけます。

経済学科 イブニングコース

経済理論と、実社会の経済現象を正しく理解し、これからの社会に必要な経済政策や制度について考える力を養います。イブニングコースは第1部と異なり、3学科の内容を横断的に学べるカリキュラムが特徴。社会経済を広い視野から考察できます。職業や年齢の多様な学生が集まり、活気にあふれる学びの場で、実りの多い学問体験を重ねます。

学問の魅力

経済の現状を多角的に学べます
第1部3学科(経済、国際経済、総合政策)の内容はもちろん、他学部の内容も専門科目として学べることが特徴です。社会・経済に関する学びを広い視野から考察できます。

学び方

1年次から少人数のゼミナールで学びます
1年次から少人数のゼミナールで学ぶことができます。社会人など幅広い世代の学生が集まるイブニングコースは活気にあふれ、白熱した議論も行われます。

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経営学部

注目ポイント

価値を生み、時代を越えてゆく力。

グローバル化と情報化が進むにつれ、企業活動は多様さと複雑さを増しています。その変化に対応する幅広い視野を獲得するため、社会経済から環境問題、世界情勢などさまざまな分野を学び、これからの企業社会で活躍できる実力を培います。

経営学科

経営学科では、マネジメントのプロフェッショナルとして活躍する有為な人財の育成を目標としています。そのため、経営学に関わる幅広い知識と応用力を備え、経営目標を実現するための方策を戦略的、論理的、創造的に考えることができる学生を育成します。

学問の魅力

企業を分析するのに必要な知識とスキルを養う
経営学は、企業などの組織に関わる現象を対象とした学問です。たとえば、企業の考え方(経営理念)や戦略、組織のかたち、保有するもの(経営資源)などに着目し、企業の成長過程や優劣の要因を分析します。分析の方法論はさまざまであり、経済学や社会学、心理学などの考え方も用います。そのため、経営学は学際的な学問分野であるといえます。

学び方

国際的な視野を持ちながら、経営学を体系的に学ぶ
経営学を体系的に学べるように、専門科目を①経営組織・経営管理、②経営戦略、③経営情報・分析メソッド、④財務・会計・マーケティングという4つの分野で構成しています。どのように組織をデザインするか、いかにライバルと競争するか、情報とITを経営にどのように活かすか、企業の財務状況をどのように把握するかなど、経営に関わるさまざまな「問い」について学べる科目を多数配置しています。

また、学生が主体となって経営学を研究するゼミナール科目では、経営学のさまざまな分野について、少人数で専門的に学習・研究します。学生一人ひとりが主体となり、自身の興味・関心をもったテーマをとことん調査・追究することで、生きた経営学を身につけることができます。

さらに、グローバルに活躍できるビジネスパーソンの育成を目指して、GBC (Global Business Communication) 科目を多数設置しています。これらの科目は基本的に英語で実施され、さまざまな国際ビジネスの場面を想定した「生きた英語」を学ぶことができます。

このような経営学科の教育プログラムを通して、さまざまな業種、さまざまな職種で活躍できる「マネジメントのプロフェッショナル」を育成しています。

マーケティング学科

商品企画・開発、広告宣伝、流通。これらを連携させて「売れる仕組み」をつくる「マーケティング」について、各分野を体系的に学びます。感性と科学的な分析力を磨き、魅力的な戦略を企画・立案・実行できる人財を目指します。

学問の魅力

効果的で魅力的なマーケティング戦略の構築の仕方を学ぶ
消費者のニーズやウォンツを敏感に読み取り、そのニーズを満たす商品やサービスを開発して提供する、つまり、売れる仕組みづくりを構築する、というのが一連のマーケティングです。マーケティングを学ぶに当たって必要になるのは、①マーケティングセンス(Sense)、②サイエンス(Science)、③戦略(Strategy)の3Sです。マーケティングセンスとは、常に顧客視点で問題を考えることが基本です。また、情報感度が高いことも必要になります。そして、市場や顧客が何を求め、何を必要としているのかについて敏感になることです。サイエンスとは、現実の事象を客観的なデータ分析によって理解することが基本になります。そのため、多変量解析を習得できるように教育していきます。マーケティング理論を理解し、それを応用することによって、マーケティングセンスとサイエンスで素晴らしいマーケティング戦略の立案・実行ができるように教育していきます。これらを身につけ、戦略的な発想で企画、立案、実行ができるスキルを習得します。

学び方

ビッグデータ時代のサイエンス教育に力
マーケティングを学ぶための基礎知識の習得を重視し、まず1年の春には「基礎実習講義」を受講します。また、1年の秋には「マーケティングデータ分析入門」でマーケティング学科の学生なら誰でも1年次の終わりには重回帰分析ができるようになることが目標です。その後も「現代のマーケティング・サイエンス」や「現代のマーケティングデータ分析」で多変量解析などのデータ分析を学びます。まさにビッグデータ時代のサイエンス教育に力を入れているといえるでしょう。また、「マーケティング戦略コース」「マーケティング・サイエンスコース」「流通・サービスマーケティングコース」の3つのガイダンスコースを設け、体系的に学習できるカリキュラムとなっています。さらに、演習(ゼミ)など少人数制の研究活動の場が設けられており、主体的に研究に打ち込むことができます。自由な発想でお互いに刺激しあいながら、コミュニケーションスキルやビジネススキルを育むことができます。4年次には卒論に取り組み、各ゼミの代表者が「マーケティング学科卒論報告会」にて発表を行います。

会計ファイナンス学科

経済は常に動いており、企業の経営活動はますますグローバル化が進んでいます。かつては、国内で設立された一企業であった会社がどんどん大規模化していき、国内外の企業を買収して大きな企業集団を形成し、グローバルに事業活動を展開する企業に成長していくことは少なくありません。
会計もファイナンスも事業活動に直結する問題を扱う、常に時代の水準が求められる変化に富む学問領域のひとつとなっています。IT技術の進歩も、これらの学問分野の発展を後押ししています。会計ファイナンス学科では、会計分野やファイナンス分野の高い専門知識とスキルを身につけて、企業を科学的に分析し、お金の流れをマネジメントするプロフェッショナルを養成します。
また、大学院を目指す学生にはスムーズに進学できる内部進学制度、および所定の条件を満たした学生については3年次卒業制度があります。

学問の魅力

会計を学ぶと、企業を数字で理解することができる。
ファイナンスを学ぶと、日本経済を見る目を養うことができる。

会計は、一定期間の事業活動を数値で表し、利益を計算する学問であり、ファイナンスは、投資のリスクとリターンを定量化して、資金の調達と運用を考える学問です。会計は企業の成績を数値により表し、企業が現在どのような状態にあるのかを客観的に判断できるように情報を提供します。またファイナンスは、企業が活動するために、いかにお金を調達しそれを使うかを判断します。会計ファイナンスはこの両者を学びますが、どちらも実践的で、企業をはじめとする様々な組織の事業活動に不可欠な学問です。
会計を学ぶと、企業の事業活動の内容と成果を単年度のみならず時系列的に把握して、分析することが可能となります。また、ファイナンスを学ぶと、株価や為替レート、および金利の動向にも理解が及び、日本経済を見る目が養われることでしょう。
会計も、ファイナンスも、学修の前提として数学のエキスパートである必要はありません。会計は電卓が計算をサポートしてくれますし、ファイナンスも計算ソフトや統計ソフトが便利なツールとなります。私たちに求められるのは、必要な専門知識を修得し、それに基づいて事業活動における課題を分析し、人間ならではの判断を形成し、それについて根拠を示すことです。

学び方

理論と実践を組み合わせた、達成度がわかる学び
ゼミナール、専門科目、課外講座は、会計ファイナンス学科の3本柱となっています。コア科目群は、会計ファイナンス学科の専門科目における基幹科目です。
2年生から4年生まで履修可能なゼミナール(「基礎演習」「演習」)は、教員と学生や学生同士の討論を中心とした演習科目です。ゼミナールの学びを基に、学部内のⅠ部経営学会での研究発表や、他大学との討論会が行われ、学びの成果を発表します。
専門科目は、まず経営学部の学びの基礎となる入門としての科目群が用意されています。また、会計ファイナンス学科の基幹科目となるコア科目群を履修することにより、専門知識の基礎を養います。コア科目には、1年生から履修できる科目と2年生から履修可能となる科目が含まれています。この他に、以下に述べるカリキュラムマップおよび「4年間の学び」において示されている5つの履修モデルコースと1つのサブコースが専門科目の履修の参考になります。

課外講座には、簿記、ファイナンシャルプランナーといった検定試験、公認会計士、税理士、証券アナリストといった国家試験に対応するプログラムが用意されています。
卒業後に目指す進路とのつながりが実感できて、一歩一歩目標に近づいていることがわかる、手ごたえのある学びを実感することができることでしょう。専門科目については、教育課程表・カリキュラムマップを参照してください。カリキュラムマップでは、進路に合わせた5つの履修モデルコースと、金融・会計系の公務員を目指すサブコースが設定されています。

経営学科 イブニングコース

さまざまな側面を持つ、企業活動のすべてを学びの対象としています。経営についての専門性を高めるとともに、企業の法務関連や経済学の領域も学び、幅広い視野と豊かな教養を備えた職業人を目指します。各業界の第一線で活躍する外部講師による特別講座や、少人数制でのゼミナール、資格取得対策も充実。第1部と同様のカリキュラムで、密度の濃い授業を展開します。

学問の魅力

都心のキャンパスで、ビジネスリーダーとなる資質を磨く。
最近は企業だけでなく、自治体や医療・教育機関などでも経営の視点が重視されるようになってきました。さらに近年は利益追求だけではない新しいマネジメントの考え方も求められています。都心の通いやすいキャンパスで、キャリアアップをめざしましょう。

学び方

経営の専門性+幅広い教養を学びます。
第1部と同じ教員による充実のカリキュラム。経営の専門科目に加え、一般教養や法学・経済学などバラエティー豊かな科目で、幅広い視野を養います。

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法学部

注目ポイント

法を学び、社会をみる、人間をみる。

多くの人が大学で学び始める法学―― まず法学の基本をしっかりと学び、「リーガルマインド(論理的思考と法的バランスの取れた問題解決能力)」を養います。最終的には社会で生じる法的問題を解決するために必要な専門知識、法の運用能力を身につけることを目指します。また、グローバル社会で生じる法的問題に対処するために必要な語学能力や国際人としてのコミュニケーション能力の修得も重視します。

法律学科

法律学科では、法治国家において当然に求められる法的知識と、それを現実問題に活用するためのリーガルマインドを習得し、社会で不断に生起する諸問題について、自らの頭で考えて、法に基づいて解決することができる人材の養成を目的としています。
また、グローバル社会において生じる諸問題は、国境を越えた対処が求められ、法律問題についても、外国語で対応することが求められます。法律学科では、外国語で法律問題に対応できる人材の育成も目的としています。

学問の魅力

社会を変えていく力の源になる
社会あるところ法あり―― 人が社会を作り、その中で生きていくためにはルールが必要不可欠です。法はその社会規範のひとつであり、「法を学ぶことは、すなわち、社会を学ぶことである」といえます。法律学科では、「法的なものの考え方=リーガルマインド」を身につけることで、現代社会が抱える問題を発見し、多角的に分析し、法的にバランスの取れた解決先を導き、論理的に提示する能力を身につけることができます。

学び方

基本六法を中心に、様々な法分野について体系的に学ぶ
法は社会生活を広くカバーしており、法律学科で学ぶ分野は多岐にわたります。しかし、すべての法令について学ぶことは現実的ではありません。法律学科では、まず憲法・民法などの基本六法を身に付けることを目指します。それを通じて、法的なものの考え方が身に付き、諸問題を冷静かつ客観的に分析し、論理的で説得力のある解決策を導く力を養います。このように法学の基礎をしっかりと身に付けた後に、様々な法分野について体系的に学んでいくようにカリキュラムを構成しています。

企業法学科

企業経営にはコンプライアンス(法令遵守)が強く求められます。企業法学科は、企業人および国際人として欠かすことのできない法的知識とビジネス知識の修得を目指しています。これらの知識の修得を通じて、国際社会で活躍する企業人としての必要な能力とスキルを身につけた人材の育成を目指します。国内ビジネスの現場において法的知識を活用すること、グローバル社会において多様な言語を用いて法律問題に対処すること、スポーツビジネスの分野での法化を促進することなど、ビジネスと法を組み合わせたキャリアを志向する学生に向いています。

学問の魅力

企業に関する法律を学ぶ
企業にもコンプライアンスが強く求められる今日、企業で働くうえで法律の知識は欠かせません。企業法学科では企業で働き、また企業を運営するために必要な法を学び、問題解決能力を養うことを目指します。企業で何らかの法的問題が発生すれば、柔軟かつ的確な判断力とともに、ケースに応じて法律を活用する力が求められます。企業法学科での学びは、企業に関わる法的問題に迅速に対応し、組織を正しい方向へ導く人材を育てていきます。

学び方

法学とともにビジネスの知識も修得
より良い企業人となるためには、法的知識とビジネス知識をバランスよく身につけなければなりません。そのため、民法、会社法、民事訴訟法、倒産法、知的財産法など企業活動に欠かせない法に加えて、経営学、簿記、会計学、財務諸表論など経営学を理解するための必須の科目を配置し、ビジネス知識を併せて修得することを目指します。

法律学科 イブニングコース

学祖 井上円了先生の「余資なき者、余暇なき者にも学問の機会を与えよ。」という言葉にあるよう に、学問はすべての人に平等に機会が与えられていなければなりません。法学部では、多様な学生が法学を修めることができるようにするため、イブニングコースを設置しています。イブニングコースのカリキュラムは、社会での経験を活かして法を学ぶ社会人にとっても、これから社会に出るために法を学ぶ学生にとっても、法律学の基本から専門知識まで効率的に学ぶことができるように設定されています。また、第1部の開講科目の一部を履修することもでき、ライフスタイルに合わせた学習プランにより、リーガルマインド(「法的思考能力」)を養うことが可能です。

学問の魅力

社会における法の役割を考える。
社会規範の一つである法について学び、どのような権利が保障され、どのような義務が課されるかを知ることは、社会生活を送る上で非常に重要です。社会は常に変化し続け、法もまた社会状況に応じて変わっていきます。今の社会で法がどのように機能しているか、そして社会状況に応じてあるべき法はどのようなものか、それを考えていくことが法律学の魅力です。

学び方

効率的なカリキュラムで、実践的な問題解決能力を養う。
イブニングコースは、6限(18:15~)、7限(19:55~)という限られた時限の中で、学生が効率よく集中的に学べるカリキュラムを用意しています。社会人学生の中には民法等の基礎知識を備えている学生もいて、自らの興味や理解に合わせて科目を選択しやすい環境が整えられています。多様な専門科目での学びを通じて、社会で役立つバランスの取れた問題解決能力を養います。専門科目だけでなく、視野を広げる関連領域科目も充実しています。イブニングコースの学生も、第1部法律学科の科目を一部履修することができます。第1部法律学科の科目を担当する教員陣が、イブニングコースの科目も担当するのが、東洋大学法学部の特徴でもあります。

豊かな法的素養と自律性・協調性を育てる。
法的問題について、当事者の主張に耳を傾けながら争点を把握し、法に基づいた公平で正義にかなった解決策を提示できる法的素養を身につけ、自律性と協調性を兼ね備えた社会に貢献できる人材を養成します。

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社会学部

注目ポイント

私の生きる「社会」を学ぶ。

「理論と実証」を共通の軸にして、学科ごとに特徴的な学びを展開しています。授業で学んだ知識をもとに実社会を調査する「統計分析」や「フィールドワーク」で「実践」に向けて現代社会の問題を捉え、その解決策を模索します。

社会学科

現代社会への理解を深め、そこにある問題を解決するための広い視野を養います。社会学の基礎理論をはじめ、環境、地域、労働、グローバル化、家族、教育、地理などさまざま視点から学びを深めます。社会の出来事に興味と疑問を持ち、問題を発見し、その解決に向けて努力できる市民の育成を目指します。

学問の魅力

客観的な視点や分析方法を提供する
混沌とした現代社会を的確に把握し、問題を解決するのは容易ではありません。だからこそ、多角的な視点で、社会現象や身のまわりの出来事を客観的に分析する力や方法を身につける必要があります。それらを提供してくれるのが、「社会学」です。「社会学」を学ぶことで、私たちが生活する世界への理解が深まるとともに、説得力のある言葉で有効な議論が展開できるようになります。

学び方

主体的に調べ、学び、その成果を発表する
社会学を基幹としつつ、多彩な周辺科目も学習し、様々な研究に触れます。そして家族、地域、教育、労働などの身近な社会問題からはじまり、社会の歴史や構造、地理学的な問題などを把握します。その上で自ら調査し、環境や社会と個人の関係が抱える問題を、グローバルな視野で徹底的に考え抜く力を育成します。また、1年次から4年次まで演習科目(ゼミ)を必修として開講し、最新の研究成果に直接触れながら積極的に学ぶ場を提供しています。研究対象が広い社会学の特色を踏まえて視野を広げた後に、自らの研究対象を絞り、卒業論文・卒業研究に取り組むことになります。能動的、自主的に自分を高めたい人、社会的共生への関心を持っている人には、最適な学科といえるでしょう。

国際社会学科

世界は、人びとの多様性を理解し、持続可能な国際社会の創出に貢献する人材を求めています。この学科では、現場体験型の学びを通じて、多文化共生を実践的に担うことのできる「地球市民(グローバル・シティズン)」を育てます。

学問の魅力

グローバルな共生社会の創造に向けて
グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究を基盤とし、世界各地の民族・文化・宗教・ジェンダー・セクシャリティ等の多様性を理解し、現代世界が抱える諸問題の解決に向けた新たな価値をつくりだすための知識と実践力を身につけます。

学び方

現場体験型のグローバル・シティズンシップ教育
初年次から始まる国内外での現場体験学習を通して、現代社会の多様性、多文化性、グローバルな関係性に対する気づきを得て、国際社会に関わる問題意識を育む教育を行います。さらに、NPO等との連携により国際社会の諸問題の解決を実践的に学んでいきます。これら現場体験学習では、学科教員の専門を生かした独自のプログラムを提供します。

☆ グローバル・シティズンシップ教育とは・・・
ユネスコがSDGs(持続的開発目標)のもとで目指すグローバルな教育のあり方です。価値観や生き方の多様性を認めあい、批判的かつ建設的に現代社会の諸問題を理解し、その創造的な解決策を生みだして国際社会に参画する資質・態度を養う教育を指しています。

メディアコミュニケーション学科

メディアコミュニケーション学科は、「メディア」や「情報」などの分野を中心に学ぶことで、これからの社会をリードするスペシャリストを養成することを目標にしています。

学問の魅力

メディアと社会と個人の関係を研究
高度に情報化が進んだ現代社会において、新聞、テレビ、雑誌、映画、インターネット、スマホなどのさまざまな情報メディアは、私たちの生活に欠かせません。「メディアコミュニケーション学」とは、こうした情報メディアの役割と特性を解明し、メディアと社会と個人の相互関係を探求する学問です。メディアへの専門的理解はあらゆる業界や分野を支える原動力となり、メディアのプロとして情報化社会に対応できる力を養います。

学び方

専門知識と技能を体系的に習得
メディアコミュニケーションについての知識と技能を、初級から上級まで体系的に学びます。講義では、メディアの特性、メディアが発信する情報の分析、メディアが生み出すコミュニケーションの効果などについて、その理論と実態、歴史を学びます。実習では、情報化社会におけるメディアリテラシー、すなわちメディアを使いこなして情報を発信する能力として、文章作成、映像制作、コンピュータプログラミングなどについて、社会に通用する専門的で高度な技能の習得を行います。

社会心理学科

社会の出来事を心理学的視点で捉える「社会現象の心理学」と、個人や人間関係を対象とする「人間関係の心理学」。この両面から、データ分析に基づく科学的な態度を持って、社会の問題にアプローチしていきます。心理学に関する基礎科目も幅広く学ぶことができます。「認定心理士」などの資格取得も可能で「公認心理師」受験資格に必要な学部カリキュラムも用意されています。

学問の魅力

「社会現象の心理学」と「人間関係の心理学」
社会心理学とは、「社会現象の心理学」と「人間関係の心理学」の2つの柱から成り立つ学問です。「社会現象の心理学」では、犯罪や非行、組織、産業、消費など、社会で注目される事象を、心理学的視点から考察します。「人間関係の心理学」では、友人関係や恋愛関係、対人コミュニケーション、感情のコントロール、ストレス、健康、臨床、発達を含めて身近に見られる人間の心理や行動の特徴を研究します。

学び方

心理学を幅広く学ぶ
個人の心の問題から集団の心理、社会現象にいたるまで、心理学のさまざまなテーマについて、幅広く学びます。また、調査法や実験法といった科学的な研究方法を、理論と実践を組み合わせながら体得できるよう、演習・実習を重視したカリキュラムの編成を行っています。さらに、1年次から始まる少人数制の演習(ゼミナール)では、自らの関心を出発点として、主体的に問題解決能力を伸ばしていくことを目指します。

社会学科 イブニングコース

社会学の理論と実践を究めるとともに、社会学部の第1部4学科の専門領域も総合的に学べます。さまざまな外国語を学習でき、また他学部開講科目も単位認定されるので、各自の好奇心に応じて学びを展開できます。とくに演習(ゼミナール)では、さまざまな年齢や職業の学生がともに学び議論を重ねることで、より広い視野を育むことができます。

学問の魅力

社会はすべて、つながっている。
家族や地域コミュニティから一国の政治、経済、文化、さらには国際関係にいたるまで、社会にかかわる問題は、すべてどこかでつながっています。社会を広い視野でとらえながら、複雑な因果関係を解き明かすことで、問題解決の手がかりを見つけていきましょう。

学び方

1.社会学部の4学科を融合
社会学の専門科目だけでなく、社会学部の第1部4学科の基幹科目を総合的に学ぶことができ、多様な視点から「社会」を分析していきます。

2.他学部科目や資格科目の修得
他学部開講科目を大幅に単位認定しているため、興味のおもむくまま、自由に学ぶことができます。教職などの資格取得科目も充実しており、卒業後の進路の可能性が広がります。

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国際学部

注目ポイント

世界で希望の種を蒔く。
見る。動く。答えを探して。

経済、貧困、資源、環境、紛争……私たちの世界は今、さまざまな課題を抱えています。目指すのは、そうした課題の解決に向け、世界を舞台に活躍し、地球社会の発展に貢献する人財。グローバルな視野と諸問題に関する知識を身につけ、解決に向けた実践的な能力を獲得します。

グローバル・イノベーション学科

新たな時代には、新たなリーダーシップが求められます。グローバル・イノベーション学科では、グローバル社会の様々な領域のイノベーターとして活動するための知識と哲学、対話・行動力を身につけます。具体的にはグローバル企業における国際ビジネスの現場、国家間の交渉や国際機関における活動などにおいて、経済と社会のバランスのとれたイノベーション実現のための知識、さらに日本の経済・社会・文化の深い理解に基づいた国際的な視野の獲得を目指します。日本人学生と留学生の多様性共存環境のもと、日本人学生にはアイデンティティの確立したグローバル人財、留学生には日本の文化・習慣まで深く理解して日本とともに地球社会のイノベーションを牽引する人財となることを求めます。

学問の魅力

「イノベーション」の興奮
現在の地球社会では、経済、経営、情報など、さまざまな「システム」が行き詰まりを見せています。こうした状況を乗り越えるためには、文化や価値観の変革、イノベーションが必要です。
各分野の専門的な知識と広い視野を持ち、世界の問題を、自分自身のものとして捉える。創造力を発揮して、問題の解決策を構想する。それを実現するための能力とリーダーシップを獲得する――いまを知り、これからをつくる学びです。

学び方

「グローバル・アントレプレナー」を目指す学び
高い語学力とコミュニケーション能力、そして経済学、経営学、政治学、国際関係学、情報学などを「基礎力」として修得。さらに、協調性の高いリーダーシップ能力と、グローバルなネットワークを構築する能力を獲得し、世界の舞台で先端的な役割を担う「グローバル・アントレプレナー」を目指します。


国際社会での取り組みを見据えた、実践的な学び
●少人数・問題解決型学習により、地球社会のあらゆるところでイノベーション(=変革)を起こす人材となれる
●留学生と国内学生のバランスのとれた組み合わせによる協働のグループワーク学習により、世界中の人と対話することに自信を持った人間になれる
●世界のイノベーション・起業家関連の先端大学・研究機関と連携した最先端の教育内容を受けることができる
●すべて英語で行うが、学生の英語レベルに応じた徹底的な英語指導で支障なく受講できるようになる
●社会の組織や企業と連携しリーダーとしてのさまざまな能力を、体験を通して身につけることができる
●全員に課せられる長期海外留学、希望に応じた海外インターンシップにより、海外で活動するための対応力を身につけられる
●地球社会の様々なシステムにイノベーションを起こすリーダーシップ力や、課題を解決し、地域の自律的発展に貢献できる知識と能力を身につける

国際地域学科 国際地域専攻

世界の国々や地域、そしてコミュニティにおけるさまざまな課題・問題を、世界的・地球的(グローバル)な視点と思考から捉える力を身につけます。解決に向けた実践的な行動力と高いコミュニケーション能力で、地域の人びとと協力し、発展に貢献する人財となることを目指します。

学問の魅力

「現場」に立ち、地域の発展に貢献する力を育む
グローバルな視点を持ちつつ、各地域が抱えるさまざまな課題・問題を理解するための幅広い知識を日本語や英語で獲得。日本やアジアを中心に、開発支援やビジネスなどを通じて、地域の発展に貢献できるエキスパートを目指します。
また各科目で扱われる内容を集中的に、効率的に学ぶため、1年間を4つの期間に分ける「クォーター制」を導入、海外留学にも挑戦しやすい仕組みが整っています。

国際地域学科 地域総合専攻 イブニングコース

たとえば、日中の業務などを通して発見した社会の課題を素材として、夕方からの講義で知識を深め、思考し、その解決策を探る。時間と自らの経験を有効に活用しながら学べるコースです。社会の問題を客観的に把握・分析する能力を修得し、自らの知識や経験をもって貢献できる人財を目指します。

学問の魅力

行動し、地域をつくる力に
地球規模の視点で問題を捉え、ローカルな場で具体的に行動する、いわゆる「Think globally, Act locally」という哲学は、同学科の学びの基本となるものです。そして広い視野を持つと同時に、地域が直面する課題を理解し、解決する術を学ぶためには、「現場」での実践が欠かせません。同学科で得られる実践的な知識と行動力は、開発支援やビジネスなどを通して地域の発展に貢献するための力になります。

学び方

社会での経験と学びをつなげる
「地域づくり」を学び、実践により経験を重ねます。国際開発、比較文化、地域デザイン、環境や防災などを幅広く学ぶことができます。イブニングコースの特性を活かし、社会での自分自身の経験から課題を発見して、授業ではその解決に向けた知識の獲得と、解決策を探る議論を展開。さらに、その成果を地域と社会、自分自身の「現場」に還元することができます。

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国際観光学部

注目ポイント

新しい観光をつくる、夢を叶える。

グローバル市場化した観光産業・政策のエキスパートとして活躍できる人財を目指します。「観光政策・ツーリズム領域」「ホスピタリティ系領域」の2つを柱に、一人ひとりの希望進路に応じたコース設定をもとに、夢の実現を強力にバックアップしていきます。

国際観光学科

グローバル化が進む観光に携わるため、日本文化の世界に向けた発信や観光地域の整備、観光産業のあり方と未来などについて深く考える。それにより観光に携わる夢を実現する力を育むとともに、「観光とは何か」「観光産業はどうあるべきか」「観光の課題解決に向けた政策とは」などを探り、これからの新しい「観光」をつくる力を身につけます。

学問の魅力

これからの観光業界をリードする即戦力に
「観光立国」日本実現に向けて、活躍できる人材を育成します。具体的には、来訪者の多国籍化に応える観光産業を担う人財、および来訪者と日本の各地域を結びつける観光政策の担い手です。国際観光学科での学びはこうした社会的なニーズに応えるとともに、観光業界・観光行政など観光に携わることを目指す一人ひとりの夢の実現をバックアップするものです。

学び方

2つの学問領域
国際観光学科では2年次より「観光政策・ツーリズム系領域」「ホスピタリティ系領域」の2つに分け、学生それぞれの夢の実現に合ったアプローチで観光を学びます。持続的可能性など観光の社会性などにも学びを深めていきます。

「観光政策・ツーリズム系領域」
観光産業や行政において企画や立案、プロモーション、営業などのいわゆる事務職系に携わりたい方のための領域です。目指す職業像は、旅行会社でのプランニングやセールス、航空会社・鉄道会社などのセールスや運営、観光局でのプロモーション、公務員として観光振興、まちづくり、DMO、イベント企画の他、空港の運営、観光コンサルタントなどがあります。

「ホスピタリティ系領域」
観光業の中核であり、現代社会における経済活動の中核でもあるサービス関連産業を、実践も通じて学びたい方のための領域です。目指す職業像は、航空会社CA・グランドスタッフ、ホテリエ(ホテル総支配人)、旅館の運営、ブライダル関連、外食関連のビジネスなどがあります。

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情報連携学部

注目ポイント

まだ見ぬ価値を形にする

インターネットは社会を大きく変えました。新しい技術が社会を変え、その変化が研究開発のスピードを加速させます。そして、そこで生まれた新技術がさらに社会を加速させて、社会の変化のスピードはどんどん大きくなっています。そのデジタルのスピードに合わせてすばやく「変われる」組織に「改革」しようという世界的な動きが「DX:Digital Transformation」。
情報連携学部では、プログラミングを含むコンピュータ・サイエンスを基盤とし、新しい社会や様々な分野で連携し、組織や社会をDX 化できる知恵を持った人材を育成します。

情報連携学科

デジタル技術による変革、DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現が社会のキーワードになる今、デジタル技術は日々目覚ましいスピードで進化しています。情報連携学科(INIAD)では、コンピュータ・サイエンスを基盤とし、7つの科目群それぞれの専門分野の連携と融合により、新しいデジタル時代に貢献できる人材を育成します。

学問の魅力

AI + IoT時代の教育の場
変化が加速した現代、高いレベルで「文・芸・理」の知恵を融合したIoT時代のサービスやモノがあれば、より早く成功をおさめられます。しかし同時に、どんなに優れた人でも一人で「文・芸・理」のすべてが高いレベルという人間はいません。今、求められている人材は、自分が得意ではない分野に対しても理解を持ち、共通の言葉で対話して連携しプロジェクトを達成できる人材です。
そのために創造したのが、連携するための「文・芸・理」の知識と学習がどうあるべきかを研究する「情報連携学」であり、その実践教育を行うのがINIADです。
また、OpenAIが提供するChatGPTの上位コア技術である生成系AIモデルであるGPT-4を活用した新たな教育システム「AI-MOP」(AI Management and Operation Platform:AI管理運用プラットフォーム) を開発し導入しました。これにより、学生がGPT-4を使って自分の考えを深め、より高度な思考力を身につけられるように、適切な環境・指導・教材の提供を積極的に進めています。

学び方

ネットワークと現場を組み合わせた新時代の教育スタイル
一人ですべてを理解し動かすことが難しい時代、ネットワークの時代だからこそ、INIADでは「その場に集うこと」を重視します。
INIADでは、すべての教材がオンライン化されており、知識を受け取る部分はネットワークのオンライン教育システム「MOOCs(ムークス)」を使って行います。いつでも、どこでも、何度でも、納得行くまでブラウザ経由で受講が可能で、演習により自分の理解度も確認できます。また、小テストやレポート提出もMOOCsで行います。そのため、学生には、学習のためのPCを自分で用意してもらうBYO(Bring Your Own)PCをお願いしています。
一方、キャンパスではネットワーク上でできないことを行います。INIADの教室は小教室中心の構成になっており、MOOCsでの予習で理解できなかった点のフォローアップを受けたり、教員や、学生同士での討論を中心とした対話型の授業や、実際に手を動かす実習を行い、MOOCsで得た知識を消化し、身につけることをメインに行っています。
そのほかに、ビジネスチャットのSlackやリモートミーティングのGoogle Meetといったグループウェアが使えるようになっており、リモートとリアルのハイブリット講義を構築、新しい時代にも対応できる教育を提供しています。

最先端の空間で学ぶ
キャンパス内の建物(INIAD HUB-1)には、5,000個のIoTデバイスが取り付けられており、建物自体がIoT教材となっています。
センサー、照明、空調、ロッカー、エレベーターなどさまざまな設備や機器がクラウドに直結されていて、API(Application Programming Interface, コンピュータプログラムから、他のプログラムや機器の情報を取得したり制御したりするための約束事を定めたもの)を通じて操作できます。そしてINIADでは少人数制授業の特徴も生かし、このAPIを使った授業を積極的に展開しています。
Wi-Fiも整備されていて、情報教育を実施するために十分なインターネット接続帯域が確保されているので、学生が所有するPCやスマートフォンを持ち込んで、授業や研究に活用できます。
また、INIADでは紙をなくすという方針により、教室内の黒板や白板がないだけでなく、紙を貼るための掲示板もありません。そのためINIAD HUB-1の各所にはデジタルサイネージが多数設置されています。このほか壁に投影するプロジェクターも多数配置され、INIADの中で情報発信が簡単にできます。

グローバル化への対応

世界中の人と「連携」するために
異なる専門、多様な国籍を持つ者同士で、共通の課題解決を行うため、日本人の場合は英語、英語が話せない外国人は日本語を学び、まずはお互いにコミュニケーションを取れるようにします。
また、単に語学力だけではなく、ロジカルシンキングやディベート、プレゼンテーションスキルなど、いろいろな実習を通してコミュニケーションする力(実践的コミュニケーション能力)を育てます。

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福祉社会デザイン学部

注目ポイント

人々がともに生きる、今と、これからをつくる。

誰もが尊重され、すこやかに生きられる社会の実現と発展に貢献する人財を目指します。多様化し、複雑化する現代社会の課題を多角的に捉える力を養うとともに、それぞれの専門領域に関する深い理解をもって連携し、これからの社会のかたちをデザインするための知識と実践力を身につけます。

社会福祉学科

誰もがその人らしくありながら、ともに暮らす「共生社会」の実現に向け、社会福祉の学びに基づいて、支援の現場で求められる知識と実践的技能を身につけます。また社会・経済の変化に対応する政策や制度、福祉ビジネスなどについても学びを深め、創造力とリーダーシップをもって国内外の幅広い分野に貢献する人財を目指します。

学問の魅力

社会問題の根本を捉え、その解決を目指す
「社会福祉」とは主に、なんらかの理由により生活に困難を抱えている・あるいは不利な立場に置かれている人びとに対する社会的な支援を指すものです。その課題は多様であり、またそれぞれの課題が影響し合うことで、複雑な社会問題を生み出しています。一方で、その解決に向けた取り組みもまた多様であることから、一人ひとりの関心に基づいて知識を深め、自分らしさを生かして共生社会の実現に貢献することができます。

学び方

社会福祉、介護福祉、精神保健福祉の基本と発展
さまざまな社会問題を紐解きながら、現代社会において社会福祉が必要とされる場面や背景について理解を深めます。たとえば、少子高齢化、生活困窮、格差拡大、大規模自然災害、孤独死、ひきこもり、自殺、不登校、児童虐待といった既知の社会的な課題について、その原因や背景を多角的に捉え、解決策を考えていきます。
また行政をはじめ、企業やNPO、市民団体や自治会などによる活動を体験的に学ぶフィールドワークやインターンシップを通して、自らの知識と経験を結びつけ、具体的な施策と活動について考察を深めます。
さらに、社会福祉士、介護福祉士、精神保健福祉士の国家試験受験資格の取得に向け、各分野に関する知識と技能を学び、関連施設や機関などにおいて現場実習を行います。

子ども支援学科

保育学・幼児教育学・子ども家庭福祉学を基礎とした学びにより、子どもと保護者、家庭、地域社会に関わる多様な問題への理解を深めます。また、「子どものウェル・ビーイング」を支え、よりよい地域社会づくりに貢献し、協働する専門職としての知識と技能を修得します。さらに、国内外において多文化共生社会の実現に貢献する、子ども支援のプロフェッショナルを目指します。

学問の魅力

子どもに関わる社会的な課題を捉え、解決する力を獲得
幼児教育、保育、そして社会福祉の領域におよぶ学習により、幼稚園教諭一種免許、保育士資格、社会福祉士(国家試験受験資格)を取得することができます。また実践的学習により、幼児教育、子育て家族や地域への支援、子どもに関わるソーシャルワーカーの役割、多文化共生に関連した知識と技能、経験を獲得します。保育・幼児教育・子ども家庭福祉の質の向上や子育て支援にICTを活用するスキルを身につけ、現代社会の子どもに関わる社会的な課題を広く捉える力、また協働して解決する力を獲得します。

学び方

保育・幼児教育、子ども家庭福祉の専門知識の獲得と実践
子どもに関する基礎学力と教養を養う科目、幼稚園教諭免許および保育士、社会福祉士の資格取得のための必須科目、子ども支援・保護者支援に関する科目が、各年次に系統的に配置されています。資格取得のための学外実習は、事前・事後指導を徹底しているほか、幼児教育や保育、子ども家庭ソーシャルワークなど、専門性の高い知識・技術を修得します。また多文化共生保育・教育などについて学習し、ボランティア活動を含めた地域貢献活動を通じて、地域社会の課題を解決できる力を培います。

人間環境デザイン学科

多様な人々が暮らす社会、まち、住まい、そして生活の場における「ユニバーサルデザイン」について、ものづくりを通して学びます。イメージを具体化するデザインの知識や技術を身につけるとともに、社会・経済的な課題についても理解を深めることで実社会におけるデザインの役割と可能性にも視野を広げ、人の営みを総合的に考える視点を養います。

学問の魅力

ものづくりの技術、社会への洞察から生み出されるデザイン
住居などの建築設計や商品開発・デザインなど、ものづくりとデザインの考え方やスキルを修得し、デザインによる新たなイノベーションで社会を導く力を身につけます。同学科では特に、ユニバーサルデザインやユーザビリティの視点を備えることで、独自性と質の高いモノのあり方・デザインを提案することを重視しています。また、一人の人間から社会全体にまでわたる広い視野を持ち、デザインに関する高い技能・知識を活かしながら、さまざまな領域の人材と連携することは、新たなビジネスを創成や起業につながります。

学び方

モノづくり、まちづくり、環境づくり
人とまち、建築、都市や地域、建築設計の手法、少子高齢化と生活空間計画、障害や加齢に対応した居住環境や福祉用具のデザイン、日常生活用品のデザイン、情報デザインなどを学びます。また欧米、アジアにおける居住環境の特徴、地域やコミュニティ活動など幅広い視点から「人間環境のデザイン」とは何か、どのようなものづくり意識が我々の目指すデザインに求められているかを考えます。

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健康スポーツ科学部

注目ポイント

挑戦と、日々を支える健康の科学。

スポーツによる人間価値の創造には哲学と科学と情熱が不可欠です。健康スポーツ科学部は、スポーツを通じた人々のQOL(Quality of Life=生活の質)向上への貢献、あるいは少子高齢化やグローバル化によってもたらされた社会課題の解決を目指します。健康やスポーツ、食や栄養に関する先端的・専門的な知識と技術を学び、その新たな可能性を創造します。

健康スポーツ科学科

健康問題をはじめとした、少子高齢化・人口減少社会におけるさまざまな課題について、スポーツを通じた解決策を探ります。機能的、社会・文化的な側面から健康スポーツ科学を学び、科学的思考を伴った専門的知識と技術を修得。健康づくり、アスリートのパフォーマンス向上、そしてQOL(Quality of Life=生活の質)向上に貢献できる人財を目指します。

学問の魅力

多様な視点でスポーツを学び、人々の健康を支える
近年、スポーツはその概念と多様性を広げ、社会における役割・あり方を変化させています。同学科では特に、スポーツを「みる」「する」「ささえる」人として社会に貢献し、スポーツの持つ可能性を広げていく人財に必要な専門的な知識・技能を身につけます。またスポーツに関わるさまざまな職業についても、自らの興味・関心、学習の成果とキャリアの接続を図ります。

学び方

8つの「ユニット」による専門的研究と実践
同学科では「ヒューマン・ボディ・サイエンス」「コミュニティ健康スポーツ」「学校保健・スポーツ教育」「健康・スポーツ文化」「アスレティック・コンディショニング」「コーチング」「スポーツ情報」「スポーツビジネス」の8つのテーマから「ユニット」を構成し、PBL(課題解決型学習)を展開します。「ユニット」はそれぞれの専門分野に紐づく科目・学習内容のまとまりです。

栄養科学科

栄養学を基盤に、栄養科学とスポーツ科学の両面を探求することにより、食・栄養の観点からスポーツパフォーマンス向上や健康づくり、QOL(Quality of Life=生活の質)向上に貢献する人材を目指します。学際的な専門知識や技術を生かし、スポーツ栄養科学領域における新たな価値創造を図ります。大学院に進学し、さらに先端的な研究を進めることも可能です。

学問の魅力

スポーツ×栄養×科学=健康科学を極める
生物学、化学、生理学、疫学を基盤として、栄養学、食品衛生学、公衆衛生学、スポーツ栄養学、生活習慣病予防学、トレーニング科学など、関連・周辺領域へと学びを広げることができます。また、栄養学を基軸に栄養科学とスポーツ科学の両面を探求する学びにより、食・栄養の観点から人々の健康とアスリートのパフォーマンス向上、そしてQOLの向上に貢献する知識と技能を身につけることができます。

学び方

4つの「ユニット」による専門的研究と実践
同学科では「栄養疫学・栄養教育」「スポーツ栄養・生理学」「食理学」「生活習慣病予防学」の4つの学問領域をもとにした「ユニット」ごとに、PBL(課題解決型学習)を展開します。「ユニット」はそれぞれの専門分野に紐づく科目・学習内容のまとまりです。 東京都北区などの行政や民間企業、あるいは研究機関などとの連携活動を通して、課題の分析や課題解決に向けたプロセスに触れることで、実社会における物事の考え方や講義との関連性について理解します。

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理工学部

注目ポイント

科学技術の担い手として、社会へ巣立つ人財を育てる。

当たり前を当たり前に。なんでもないように見えて、実は難しい。そんな世界の営みを、科学技術が土台から支えています。科学技術の担い手として、人々の暮らしを支える理工系人財には、活躍できるフィールドがますます広がっています。私たちは、ものづくり、地域づくり、国づくりの根幹を担う理工系人財を育成します。

機械工学科

機械の設計・製作と利用について探究する「機械工学」は、さまざまな産業に関わる学問です。その基礎となる知識と専門的な知識を関連付けながら学び、幅広い分野に応用できる基礎力を確実に身につけていきます。その上で、産業基盤を担う技術者・研究者となるため、多角的な視点を培い、世の中の変化に対応できる柔軟さを身につけます。

学問の魅力

工学と科学を学際的かつ実践的に学ぶ
「機械工学」は、力学を基礎とする工学の一分野であり、私たちの暮らしや社会に欠かせない自動車や鉄道、家電など、あらゆるものづくりに関連しています。コスト、効率、最適化などを重視する「エンジニアリング(工学)」と、その理論や本質を重視する「サイエンス(科学)」を並行して、学際的かつ実践的に学ぶ学問です。

学び方

幅広い分野に応用できる基礎力を確立
「熱力学」「材料力学」「機械力学」「流体力学」「制御工学」「計測工学」の基幹科目に、他の専門科目を関連付けて繰り返し学習することで、幅広い分野への応用を可能とする基礎力を養い、創造性豊かなエンジニアを育成します。カリキュラムは基礎から先端技術まで広く網羅し、実験や実習、インターンシップ、卒業研究などを通じて実践的に学びます。

カリキュラムの特徴
機械工学科のカリキュラムはJABEE認定を受けており、基幹科目を柱として構成されています。それに加えて、1年次には専門科目への導入教育科目、2~3年次では設計製図に関連する実習科目、機械工学実験やプログラミングを開講しています。2021年度からは3年次後半で「シミュレーション実習」や「ロボット製作実習」といった発展的な選択科目も新しく開講します。4年次では各研究室に配属されて卒業研究に取り組みます。

電気電子情報工学科

エネルギー・制御分野、エレクトロニクス分野、情報通信分野について、系統立てて学びます。「電気工学」、「電子工学」、「情報通信工学」をベースに現代社会を支える技術について理解し、広い視野と倫理観をもって新しい技術を創造する技術者の育成を目指します。

学問の魅力

電気・電子・情報通信工学を融合
「電気電子情報工学」とは、電気・電子・情報通信工学の3分野を融合した学問です。電気電子情報技術は、コンピュータや家電、自動車、人工衛星などあらゆる工業製品に活用されており、発展の著しい分野です。さらに、エネルギー問題や環境問題といった地球規模の問題を扱うため、技術者としての専門知識だけでなく、倫理観が必要とされる学問でもあります。

学び方

実践的な学びで創造力を養う
電気工学と電子工学、情報通信工学を基盤に、エネルギー・制御、エレクトロニクス、情報通信の各分野について専門的に学びながら、コンピュータを活用する力も育成します。1年次に、専門科目の導入となる「電気電子情報工学通論Ⅰ」で社会での実用・応用例を学ぶことにより、2年次以降の専門分野の学修へスムーズに移行することができます。また、「コンピュータプログラミング」ではソフトウェアを活用したプログラムの作成を、電気電子情報実験では電子回路製作等のものづくりを実施するといった具合に、実践的な学びで創造力を養います。

応用化学科

化学の力で様々な課題を解決し、社会に貢献する実践的な研究者・技術者・教育者を目指します。そのためには、現代社会の幅広いニーズに応え、日々進歩している化学技術に対応できる実力が必要です。実験と講義で確かな基礎力を培い、柔軟な応用力を身につけます。

学問の魅力

純粋化学と応用化学の融合
現代の化学は、純粋化学と応用化学の融合により、ナノテクノロジー、先端材料・バイオテクノロジー・食品・エネルギー・環境など、現代社会が求める幅広い分野に関連した学問領域になっています。同学科で学ぶことにより、広範な化学の基礎知識に基づく柔軟な応用力が身につきます。また、創造的かつ実践的な研究者・技術者・教育者として、社会に貢献することが期待されます。

学び方

実験とリンクした実践的教育で専門基礎力を培う
衣食住に関する身近な製品、衣服、食糧、スマホから電気自動車、航空機、医薬品を含む医療分野に化学は関わっている。この「化学」を学ぶため、1・2年次の専門課程では、化学の基礎である「有機化学」「物理化学」「無機化学」「分析化学」「生物化学」を必修科目として学びます。これらに対応する実験(必修)に並行して取り組み、化学薬品を安全に取り扱う知識やレポート作成能力を培う科目も履修し、化学者としての基礎力を身につけます。2・3年次には、基礎科目に加えて、化学の幅広い専門分野の学問に触れる機会を持ちます。
そして、持続可能な社会の実現を目指した、環境にまつわる様々な課題の解決には、化学のすべての専門分野が深く関わり、貢献します。応用化学科で学び、理科や数学の教員となり、将来、理工系を志す子供たちを世に送り出す仕事につくこともできます。教育職員免許状(理科・数学)取得のための教職科目も充実しています。

都市環境デザイン学科

建設技術についての理解を基礎として、人々が安全で快適に暮らせる空間づくりを学びます。専門性を高めるため、3つのコースを設置。実験や演習を通して、都市環境を構築するデザイン力と、都市づくりに活かされる創造力や経営力を身につけます。

学問の魅力

都市環境における安全で快適な空間を創造する
「都市環境」に関連する要素を広く学び、都市環境における安全で快適な社会空間を研究し、創造します。水、土、廃棄物といった都市環境の基本要素から、建造物の材料、設計、メンテナンス、さらに防災、地域経済、建設経営まで広く学び、都市環境を構築する力や都市づくりの創造力、実践力を養います。そして、安全で快適な生活を支える健全な都市システムを実現し、都市の持続的な発展につながる自然との共生を目指します。気候変動や自然災害の多発など、私たちの生活環境は大きく変わりつつあります。そのため、都市環境デザインに関連する高度な知識と実践力を有する技術者が、いま多くの分野で求められています。

学び方

自ら考え、答えを導き、実践する
社会基盤施設の老朽化、地球資源の枯渇、多発化する自然災害への対応などのさまざまな課題を解決し、安全で快適な生活を支える健全な都市システムを持続的に実現していくために、技術者に求められることは何でしょうか。それは自ら考え、答えを導き出すこと。そしてその答えを実践していく強い意志と技術力が、何よりも必要です。都市環境デザイン学科では、その実現のために必要となる豊富な知識と技術について体系的に学ぶために、建設業界で必須となる構造力学、水理学、地盤工学を基幹科目とし、さらに、専門性を高めるために、3つの科目履修のモデルコース(都市環境コース、都市創造コース、都市経営コース)を設けています。これに加えて同学科では、単なる知識・技術の習得にとどまらず、地域社会の問題を自ら見つけ、問題の本質や解決策の多様性を意識しながらその解決を試みる、実践の養成にも力を注いでいます。

新カリキュラムの特色
カリキュラムは、基盤教育、理工学基盤科目、専門科目などから構成されています。
都市環境デザイン学科では、将来の進路選択に合わせて、

  • 水、土、廃棄物といった都市環境の基本要素を学ぶ「都市環境コース」
  • 都市内の人工物の材料、設計、メンテナンスに関する知識を学ぶ「都市創造コース」
  • まちづくりの要素である地域行政、地域文化、国際建設マネジメントを学ぶ「都市経営コース」

の3つのコースを用意しています。専門科目は、各コースに共通する基幹科目である構造力学、水理学、地盤工学や、集大成の科目となる卒業研究科目などが含まれる必修科目、3つのコースに関連の深い選択科目からなります。学生は学びたいコースの科目を重点的に履修することになりますが、視野を広げるために他のコースの科目も幅広く学びます。また、学生の関心の高い防災分野の科目として「防災計画」、「都市防災学」を用意しています。これらの科目を履修することで、防災士の資格が取得できるよう計画しています。

建築学科

建築学科では地域に残るストックや歴史といった文化的側面を尊重しながら、構造計算や図面作成といった工学的な技術を身につけ、建築と「まち」をトータルデザインできる人材を養成します。市民や行政に対するパブリック・ミーティングをはじめとする校外演習やイベントを通じて、調査、分析、提案、プレゼンテーションまで行える総合的なマネジメント能力を養います。また、保存やリノベーションといった今日的な課題にも積極的に取り組みます。

学問の魅力

広い視野で建築物やその環境をとらえる
構造、材料、環境、計画、デザインなど、幅広い分野にまたがるのが「建築学」の特徴です。そのため、工学だけでなく、人や社会に対する関心や芸術的・科学的なセンス、さらにはマネジメント能力も必要になります。同学科では「計画・意匠」「構造・材料」「環境・設備」「まちづくり」「生産・マネジメント」の5コースを準備し、広い視野で建築物やその環境をとらえ、地域の歴史や文化、暮らしに根ざした建築を学びます。

学び方

多彩な視点からものごとを見渡す力をつける
人・社会・地球環境との関わりの中で、もの・建築・まちをデザインする力を養います。そして専門知識や技術に基づき、調査分析、問題解決、提案、プレゼンテーションをする力を身につけます。また、第一線の実務者や研究者を招いて交流することで、建築分野の動きを学び、将来の職業意識を高めます。キャンパスのある川越のまちづくりの課題に取り組むなどのプロジェクト実践形式の授業や演習も多く、実践的な力も身につけることができます。

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総合情報学部

注目ポイント

「次の豊かさ」をつくる、文理の融合。

文理融合のカリキュラムにより、文系・理系の枠にとらわれない総合的な知識とスキルを培い、それぞれの志向と興味関心に合わせた学びを深めます。各専攻で、特長豊かな学びを展開。AIやデータサイエンスの専門的なスキルの習得も可能です。実践的な学を組み合わせながら、ウェルビーイングの実現に向けたアプローチを身につけていきます。

総合情報学科 メディア情報専攻

メディア情報専攻では特に「心豊かな生活」の達成に向け、コンテンツ制作に携わる仕事やクリエイターを志向する人に求められる専門的な知識とスキルを修得します。文系(アート)・理系(サイエンス)・制作(デザイン)に広がる最先端のメディアの学びを体感してください。

学問の魅力

コンテンツ制作を通じて、AIとデータサイエンスの活用方法を考える
Web3とよばれる現在に対応できるメディアの専門性、特に、ゲームやCGなどの制作スキルを磨き、VRやARなどのXR技術について学びながら、コンテンツ制作に活用されるAIとデータサイエンスについて理解を深めます。また情報を広く伝えるメディア(媒体)の様々なかたちや役割を知り、メディアのあり方を考える・デザインする、表現する方法を学びます。
コンテンツの制作からメディアを通した発信までを学ぶ多くの実践を通して、人々の心を豊かにするコンテンツ(情報)、あるいはメディア(情報を伝える媒体)のあり方を考えてみましょう。

学び方

多様なコンテンツの制作スキルを身につける
映像、2Dデザイン、3Dデザイン、コンピュータグラフィックス、アニメーション、Webデザイン、マルチメディアシミュレーションといったさまざまなコンテンツを制作する理論と技法を学びます。今日、メディア分野に必要なものはコンピュータのスキルだけではありません。文系的な知識、社会学的な技法、サブカルチャーへの関心など幅広い感性が求められます。コンピュータを使用したさまざまな作品の制作を実践し、それを発信するための分析力、人の心と社会を豊かにするコンテンツを制作・発信するためのスキルを身につけます。

心を豊かにするリッチメディアを創造する
最新のCG・VR技術を使用したシステムの構築方法や、AIを使った多様なコンテンツの自動生成手法を学ぶことで、人々の心と社会を豊かにするコンテンツと、機能的なシステムをつくり出す力を身につけます。またメディアの多様な役割や影響力を理解するとともに、優れたコンテンツを作成する方法を身につけるための学びを展開します。

総合情報学科 心理・スポーツ情報専攻

心理・スポーツ情報専攻では特に「心身の健やかさ」の達成に向け、心理職や、ユーザーリサーチャー、スポーツトレーナー、スポーツアナリスト、データサイエンティストなど、心理・福祉・スポーツ・データ分析に関わる領域で活躍する人に必要な専門的知識とスキルを修得します。

学問の魅力

心理学とスポーツ科学を加速する、AIとデータサイエンス
文理融合の考え方が、心理学とスポーツ科学、そしてそれらに活用できるAIとデータサイエンスの学びを可能にしています。自分自身の興味関心に合わせて、各テーマを専門的に学ぶことも、複合的に学ぶことできます。
心理学やスポーツ科学は、データサイエンスを活用して大量の情報を収集・処理したり、AIによる分析で新たな視点を獲得したりなど、先端的な技術との親和性が高い分野のひとつです。同専攻では人の心(心理)や身体、スポーツについて客観的なデータを収集・分析・活用し、人々の心と身体の健康を支援するための専門知識を獲得します。学内のアスリートの協力を得て、リアルなデータを基に学習できるという点も大きなアドバンテージです。

学び方

2つの分野で、データの可能性を体感する
心理分野・スポーツ科学分野について学ぶとともに、膨大なデータを科学的に分析するデータサイエンスやAIについて理解を深め、専門的知識を社会において広く活用する力を養います。
「心理情報領域・スポーツ情報領域の両方を学ぶ」「心理情報領域のみを学ぶ」「スポーツ情報領域のみを学ぶ」あるいは「データサイエンス領域を学ぶ」という学びの選択が可能です。またスポーツ情報領域を学ぶ場合も自分自身がアスリートである必要はなく「選手を支えるスポーツ科学とデータサイエンスについて専門的に学んでいく」ということも、もちろん可能です。

心理学領域の学び
心理学の分野では、人間の心について客観性のある情報(データ)を獲得し、適切な分析・評価によって研究に用いることが必要です。同専攻では臨床心理学や実験心理学、応用心理学(行動心理学、色彩心理学、犯罪心理学など)といった幅広い心理学領域の学びとあわせて、心理・行動に関わるデータの測定と解析、解釈といったプロセスでのデータサイエンス活用手法を学習・研究します。

スポーツ科学領域の学び
スポーツの世界でも、さまざまにデータの収集・分析・活用が進んでいます。
アスリートの科学的トレーニングや試合におけるパフォーマンスの分析、戦略・戦術の立案への活用などのほか、より日常的なフィットネス、ヘルスケアを支えるツールとしてもデータサイエンスが用いられています。
同専攻では、解剖学・生理学をベースとしたスポーツ科学分野の学びや、専門家の指導のもとで体力・筋力トレーニングを実践する実技授業を行うなどスポーツ分野の専門知識を獲得するとともに、急速に発展するデータサイエンスの活用方法について学びます。

知識とデータの活用を実践する
客観的なデータを用いた選手のパフォーマンス分析や向上、競技生活の充実などを見据えた、実践的な研究活動に取り組むことができます。同学体育会との連携による実践が可能で、学生アスリートのデータを活用した学びを通して先端的・実践的なスポーツ科学、心理学、データ解析技術の応用可能性について考える機会が充実しています。

総合情報学科 システム情報専攻

システム情報専攻では特に「安全・安心・快適な社会」の実現に向け、プログラミングや情報工学分野の学びを軸として、AI応用、システム・ソフトウェア開発、ビジネス創生に関わる専門的知識を身につけます。

学問の魅力

今日、生活の隅々にAIが普及し、私たちはその恩恵を受けています。AIを活用する上では、AIそのものを知るだけでなく、AIを組み込んだシステム、それを動かすソフトウェアの開発設計、ネットワークの構築が必要です。それらを作る上ではプログラミング技術が必要となります。また、AIを活用したシステムを社会に普及させるためのビジネスモデルを創生するスキルも重要です。システム情報専攻では、AIを使いこなし、システム、ソフトウェア、ネットワークの設計・開発するスキルと、それをビジネスに展開するスキルの双方を養うカリキュラムを提供します。文理の枠を越えた幅広い学びのもと、社会を変え、「安全・安心・快適な社会」を実現するための能力を身につけることができます。

学び方

高度なプログラミングスキルとAI設計能力を養う
同専攻ではAIのしくみを深く理解するために必要な数学科目にくわえ、AIを設計する上で必要となる高度なプログラミング能力を養う科目を、1年次から充実させています。
数学・プログラミング、そして情報工学分野を中心とした専門知識に、先端的なAI応用領域の学びを重ねることで、AI、システム・ソフトウェア等の情報通信技術を駆使したDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するための高度な知識を身につけます。グローバルな世界で通用し社会の変革を実現できる、第一級のAIエンジニア・プログラマーを目指せるカリキュラムとなっています。

高校教員免許「情報」取得*に対応したプログラム

DX人財(デジタル技術によって業務や社会の仕組みを変革できる人財)の育成や、高校での「情報」科目の高度化に対応するため、ニーズが高まりつつある高校教員免許「情報」取得のためのプログラムを展開します。
「情報」の教職課程修了者は、情報通信技術に関する知識とスキルを備えた人財として企業に認知されていることから、他業種への就職活動でも有利に働きます。そこで同専攻では高校教員免許「情報」の取得に必要な科目のうち「コンピュータ及び情報処理」「情報システム」「情報通信ネットワーク」区分の科目を充実化し、他の分野でも活躍するための基盤をつくります。
なおシステム情報専攻は東洋大学で唯一、高校の「情報」教員免許を取得できるカリキュラムとなっています。
(*文部科学省への認可申請準備中)

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生命科学部

注目ポイント

※2024年春、朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に移転。 いのちに学ぶ。未来への問いを解く。

「いのち」のあり方を思索する哲学と倫理を基盤に、俯瞰的な視野を養い、生命科学の各領域についての深い専門知識を獲得。「いのち」と健康の分野に関する学内連携が可能な、朝霞キャンパスを拠点に学びを深めます。医療や食糧、環境問題といった社会・地球規模の課題の解決、そして持続可能性の実現に貢献する人財を育成します。

生命科学科

さまざまな生物が見せる生命現象について理解を深め、その原理としくみの解明に挑みます。生命科学についての幅広い専門知識と高い倫理観を身につけ、人々の健康と医療、あるいは自然環境や生物多様性などに関するグローバルな課題に取り組み、社会と地球環境の持続的な発展に貢献できる人財を育成します。

学問の魅力

生命への理解を深め、社会と環境の課題に向き合う
生命科学の対象は、分子や遺伝子レベルから、細胞、生物の個体、集団・社会、そして多様な生物が影響し合う地球環境にまで及びます。その成果は医学、農学、工学など複数の学問分野に応用されるほか、食料危機や環境破壊、資源枯渇、感染症など、社会あるいは地球規模で生じているさまざまな課題の解決にも役立てられます。同学科での学びは、生命科学の幅広い応用分野の基盤となるものです。

学び方

2つのコースで最先端の生命科学を学ぶ
いのちのあり方を探る生命科学の基盤として、哲学を学び、高い倫理観を養います。その上で科学の基礎的知識と実験手法を身につけ、専門領域に応じた2つのコースで学習を進めます。「生命機能コース」では動物個体や細胞の構造・生理について学び、それらを応用する知識や技術を修得します。
「環境科学コース」では、生物多様性と地球環境の持続可能な開発についての理論と実践を学びます。生命機能と環境科学を同時に学べるカリキュラムは大きな特徴であり、さらに生物資源学科と生体医工学科の専門科目のほか、大学院開講科目の一部も学ぶことができます。

生体医工学科

「生きる」を支える、科学と工学。
高精度で安価な診断・治療システム、新薬、あるいはヘルスケアテクノロジーの開発と発展を通して、人々の「いのち」を支えます。生物学、医学、工学が融合する生体医工学の成果は、医療・福祉・生活の質(QOL)の向上、持続可能な社会と環境の実現(SDGs)に貢献しています。同学科では、生命科学を応用する学びによって生体と関連技術への理解を「ものづくり」につなげ、社会を支える人財を育成します。

学問の魅力

生命科学を基盤とした生体の探究、生物学・医学と工学技術の融合により、人々の健康と生活を支えます。「いつもの毎日」と「より豊かな明日」のための、科学と「ものづくり」を結びつける学問ともいえるでしょう。医療データサイエンスやスマートバイオセンサなど、ICTを最大限に利用した先端技術も扱われるなど、新たな社会の構築にも貢献することが期待されています。

学び方

生体医工学の両輪をなす2つの分野を学ぶ
生体医工学の知識や技術を、より高度なものとして活用する知識とスキルを養うため、2年次秋学期より、再生医療/細胞工学や健康科学等の生命工学を学ぶ「生体工学コース」と、医療機器や医療材料等の先端応用領域を学ぶ「医工学コース」の2コースに分かれて学習します。それぞれのコースで専門性を高めると同時に、横断的に学ぶことも可能とし、医工学の融合領域での幅広い知識と技術についての高度な学びへとつなげます。また、生命科学科と生物資源学科 の専門科目のほか、4年次には大学院開講科目の一部も学ぶことができます。

生物資源学科

植物と微生物に学び、未来をつくる
安全で豊かな生活に欠かせない「生物資源」である植物と微生物について深く学び、それらの活用について先端研究を行います。人口増加による食糧不足や環境・生態系への影響が、大きな問題になっています。植物や微生物の生命現象を理解し、それらを活用することで健康医療問題や地球規模の諸問題の解決に貢献する人財を育成します。

学問の魅力

食料、医療品、燃料などの供給源となる「生物資源」を、人類はさまざまな工夫を重ねて利用してきました。一方で、人口増加は地球規模での食糧不足や、環境の悪化、生態系の破壊を引き起こしています。人類の持続的発展には「生物資源」、特に植物や微生物のさらなる活用が欠かせません。同学科では、幅広い教養と倫理観を基盤とした学びを展開。植物・微生物の生命現象を理解し、それらの持続的活用について考え、さらには人類の健康福祉や、生命を支える地球環境にも目を向けた総合的探求に取り組むことができます。

学び方

環境に調和し、持続可能な生物資源の活用を目指す
植物および微生物に関する総合的な知識と、柔軟な思考による問題解決能力を身につけます。またこれらの「生物資源」を活用して、人類が直面する課題の解決と持続可能な発展に貢献する能力を養います。さらに、生命科学科や生体医工学科で開講される動物や環境、「ものづくり」に関する専門科目や大学院開講科目の一部など最先端の専門知識を学ぶことができます。
植物科学コース‥‥‥植物の形づくりとそれを制御する遺伝子やタンパク質、植物ホルモン、さらには環境変化や病害虫に対する応答機構など、植物に関する幅広い専門分野を学びます。また、研究の根幹となる遺伝子やタンパク質、植物成分などの分析技術を修得します。卒業後の進路として、食品系(食品開発、食品分析、食品製造、品質管理等)、農業系(農薬、種苗、農業資材等)、化学系(製薬、農薬、医療、香粧品等)などの分野が挙げられます。
微生物科学コース‥‥‥地球上のさまざまな環境で生育する微生物種を対象とした幅広い専門分野を学びます。極限環境微生物について深く学び、専門的に研究できるカリキュラムは、同学科を際立って特徴的なものにしています。卒業後の進路として、食品系(食品開発、食品製造、品質管理等、特に発酵・醸造系)、化学系(製薬、化粧品、医療等)、環境系(環境浄化等)など分野が挙げられます。

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食環境科学部

注目ポイント

※2024年春、朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市)に移転。 明日のための、食と健康をつくる。

新しい朝霞キャンパスを拠点とし、食に関わるあらゆる分野を網羅的にカバーする「食環境科学」について、総合的な学びと研究を展開します。食品の安全と安心、食や栄養に関する情報や行政のしくみ、機能と栄養の関わりを学んで、実社会で役立つ実践力を獲得。専門知識をもって食や栄養についての多様な問題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献する人財を目指します。

食環境科学科

生きるを支える、次世代の食をつくる。
食をとりまく多様な分野でリーダーシップを発揮し、食環境科学に関する専門知識をもって、次世代の食を創造する人財を目指します。哲学に根ざした高い倫理観と広い視野を養うことで築く、人間的な成長の礎。そして段階的に専門性を高める学びによって、持続可能な社会、食関連産業を実現するための能力を培います。

学問の魅力

食環境の変化に対応し「次世代の食」を創造する
地球規模での環境変動による食料資源の危機、食の格差といった問題への対応、食料資源としての動物の利用などについて、グローバルな視点から「食のあり方」を見直す時が来ています。食環境科学科では、次世代の食に貢献する人財としての基盤を築くとともに、食をとりまく分野でリーダーシップを発揮するための高い倫理観と哲学を身につけます。持続的・永続的な社会を支え、健やかないのちを育み、質の高い暮らしを実現するため、環境への負荷を抑えた「自然共生型の食産業」を実現する提案力・開発力・実践力・推進力を修得。さらに、少子高齢化が進む社会に対して食の環境から貢献し、より充実した健康寿命の源となる、「次世代の食」を創造する力を身につけます。

学び方

新たな「食」のあり方を探り、実現する
日本と世界における、食をとりまく環境の現状について理解を深め、先端的な知識と技術を身につけます。加えて、ICTとデータサイエンスについても学び、持続可能な食環境産業の提案・開発・推進に取り組む人財としての基盤をつくります。
また先進的な研究施設を活用し、最先端の科学的根拠に基づく食品分析や、HACCP(食品製造のすべての工程において、危害要因を科学的根拠に基づいて管理する規格)に対応した食品の製造・加工に関する知識やスキルを修得。食品や食材の機能性の探索、評価、応用を目指した基礎的研究などにより「食環境科学」に関わる技術者・専門家を目指します。

フードデータサイエンス学科

データで、新たな食の可能性を開く。
「フードシステム学」と「データサイエンス」との文理融合の学びで、食を取り巻く問題の解決に挑みます。食の歴史・制度・法律・文化に関する専門知識とともに、多種多様なデジタルデータの分析・活用スキルを獲得。社会で実践的にデータサイエンスを使って活躍し、データの力で食物の生産、物流、付加価値の創出、安定供給を支え、食の未来を創造する「フードデータサイエンティスト」を育成します。

学問の魅力

普遍的な食への理解と先端的科学
人工知能(AI)技術を中心としたデータサイエンス(データの適切な分析を客観的根拠とする科学)の発展は、フードシステム(農林水産物の生産から食品の製造・加工、卸売、小売を経て消費者に渡るまでのしくみ)のあり方を変え、食をとりまく環境を大きく変化させました。POSデータによるマーケティング、IoTを活用した「スマート農業」への取り組み、あるいはフードビジネスにおける高付加価値の創出。さらに高齢化社会における「健康寿命」の充実に向けた食生活のサポート、持続可能な食を実現するための政策立案など、活用の場は多岐にわたっています。
これからの社会において、食に関わる多様な領域についての知識と、先端的なデータサイエンス領域の知識・技術の融合は、食に関する問題の解決と新たな価値の創出において、重要な意味を持つ鍵となるものです。

学び方

食の専門的知識とデータサイエンスを融合
データ分析スキルを食の領域に適用するためには、データサイエンスについてだけでなく、食環境科学、栄養学、あるいは食の歴史・制度・法律・文化に関する専門知識を備えていることが必要です。コンピュータの処理能力向上とビッグデータの利用可能性向上により、AI等を利用した予測・分析は著しく進歩しました。しかし、食品や食文化、フードシステムに関する専門的知識と理解なしに、データを適切に処理し、信頼に足る予測精度や考察を得ることは困難だからです。
同学科では、食の未来を創造する「フードデータサイエンティスト」となるべく、関連する領域を総合的に学習。食に関する深い知識、データサイエンス領域の全般的な知識・技術、そして食に関わる社会経済問題を捉えるための社会科学的方法論を身につけます。

健康栄養学科

人と社会の健康を担う、管理栄養士のちから。
管理栄養士としての能力を育むとともに、社会における実践力、自然科学と人文科学分野の基礎的知識を養います。さまざまな視点から食と健康について理解を深める学びにより、さまざまな分野で健康栄養科学の側面からリーダーシップを発揮しうる人財を目指します。

学問の魅力

栄養学と生命科学、哲学の融合
すべての学びに通ずる「哲学する姿勢」と生命科学分野の幅広い知識を基盤に、管理栄養士に必要な基礎的知識を獲得。専門的知識と基礎的研究能力、グローバルな視野、そして変化に対応する実践力をもって、さまざまな分野で社会に貢献できる能力を獲得します。科学的根拠に基づく栄養学(Evidence-based Nutrition)を基盤に人々の健康維持・増進に取り組む管理栄養士は、社会において普遍的に求められる存在です。同学科では所定科目の単位修得により、卒業と同時に管理栄養士国家試験の受験資格を得ることができます。

学び方

学内外での学びによる知識とスキルの統合
急速に少子高齢化が進む日本においては、食と健康にまつわる新たな問題が次々と出現しています。食品流通や食文化は大きく変化しており、グローバルな視点から栄養問題を捉えることも重要です。こうした現状から、管理栄養士には広く社会を捉え、その専門的知識と技術をもって実践的に指導する力が欠かせません。そこで同学科では、キャンパスの内外で展開する総合的・学際的・実践的な学習と経験の積み重ねにより、これからの社会において管理栄養士に求められる能力を養うとともに、人々の健康を支え、リードする力を身につけていきます。
授業では生命科学をベースに、生物学的な視点から人体の構造や食べものと健康の関わりなどについて広く学びます。さらに基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論など関連分野の講義や実験・実習を通して、専門的な知識と技術を修得。また管理栄養士の実業務に触れる機会として数週間にわたる病院、福祉施設等での学外実習を行い、知識と技術(スキル)を統合します。

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このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 東洋大学 入試部入試課
Tel 03-3945-7272

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