河合塾グループ 河合塾
  1. 大学検索トップ
  2. 東洋大学
  3. 大学からのお知らせ
  4. 入試対策情報
とうよう

東洋大学

  • 大学HP

入試対策情報

数学III・B

2023年度入試の問題分析

試験時間は60分で大問4題(第3問、第4問はどちらか1題を解答)の全問マークシート方式である。2月9日入試の出題内容について、第1問は5問の小問集合で、出題分野は、数学Iから「2次関数(最大最小)」「データの分析(四分位範囲)」、数学Aから「場合の数(重複組合せ)」、数学IIから「対数関数(常用対数)」、数学Bから「数列(和と一般項の関係)」であった。難易度は基礎~標準で、教科書の例題レベルの解きやすい問題がほとんどであった。第2問は、数学Aから「整数(整数の割り算、一次不定方程式)」であり、前半は容易に完答はめざせるが、後半は設定を正確に読み取って、どのように立式して式変形するかが鍵である。第3問、第4問は、学部によってどちらかが必須になっているか、どちらかを選択するような形式になっている。第3問は数学IIIから「積分(回転体の体積)」の出題であった。式と曲線の融合典型問題であり、双曲線の知識も問われた。ある程度の問題演習量を積んでいる生徒にとっては高得点が期待できる。第4問は数学IIから「積分法(放物線で囲まれる面積)」の出題であった。複雑に関数が定義されているが、具体的に調べてみれば、放物線で囲まれる面積を計算することになり、積分の際には6分の1公式を利用して要領よく計算をしたい。

2024年度入試対策・学習アドバイス

基礎力の徹底

例年、小問集合の難易度は基本~標準の問題がほとんどであり、分野もまんべんなく出題される。まずは教科書をきちんと読んで基本事項の内容をしっかり理解することから始め、基本問題をミスなく解けるようにしておこう。一度解いた問題の解法パターンは必ず記憶しておき、類題に対して柔軟に対応できるようにしておくとよい。第3問の数学IIIからの出題は微積分からの出題がほとんどである。典型的な問題であることが多いため、基礎的な微分計算や積分計算の訓練を徹底し、最大最小問題や面積体積などの問題を確実に得点できるようにしよう。また、全問マークシート方式であるため、計算ミスが致命的になる。途中で検算をしながら素早く正確に計算することを心がけておこう。

応用力の養成

複数の分野の融合問題や、文章題などの出題頻度が高く、応用力が必要となってくる。問題集の基礎問題だけでなく発展問題の演習を積んでおこう。しかし、それらをやみくもに解くだけでは応用力はつかない。問題が解けるプロセスを整理し、ほかの方法で解けないかなど、ひとつの問題に対して深く考えることを普段から心がけておくとよい。そうすることで、難しい問題にも柔軟に対応できるような思考力が養われる。

過去問演習

ある程度問題演習をこなしたら、過去問を解いて分量、出題形式、傾向を把握しよう。実際の入試問題と自分自身の学力の差を認識し、早めに課題を発見することが重要である。問題を解く際には、本番と同じように60分の解答時間で解き切ることを目標にし、見直しの時間を確保できるように時間配分を調節しておこう。解けなかった問題はそのままにせず、どこでつまずいたのか自分なりに分析しておくとよい。正解にたどり着けるまで解き直しをして、疑問点を少しずつなくしていくことが大切である。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試部入試課
    【電話番号】
    03-3945-7272
    【所在地】
    東京都文京区白山5-28-20
  • 東洋大学

デジタルパンフレット

(*「テレメール進学サイト」が提供している画面へ遷移します)

閉じる

一緒に見られた大学