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ゼミ研究室紹介

文化学部 国際文化学科
藤高和輝ゼミ(ジェンダー/セクシュアリティ)

藤高ゼミの1枚!

マスクのパッケージですね。

左が普通サイズ、右が小さめサイズです。2種類のパッケージを見て何か気づくことはありますか?

普通が青、小さめがピンクですね。色は逆でも良いと思いますが、何故なんでしょう。

それは的を射た指摘ですね。私のゼミではその“不思議に思う気持ち”を大切にしています。

本編に続く

モヤモヤする気持ちや疑問をスルーせずに、言葉を与える

ゼミのテーマ

ジェンダー、セクシュアリティは
誰にとっても身近なもの

社会的・文化的につくられた性を意味するジェンダー。誰に性的な関心を抱くかを示すセクシュアリティ。これらの言葉は広く社会に認知されるようになったが、ニュースや新聞で論じられる他人事と思う人が多いかもしれない。「けれども、マスクのパッケージを例に取れば、実は自分たちの足元にある問題なのだとわかるのではないでしょうか」と、藤高和輝先生は話す。

あるメーカーのマスクは、普通サイズのパッケージが青色で、小さめサイズがピンク色になっている。そもそも日本における人口比は男女半々なのだから、顔が小さめの女性向けを“普通” にして、男性向けを“大きめ”としても良さそうなものだが、「“普通”は主に“男性”が使うサイズで、“女性”は“小さめ”という固定観念があることがわかります」。加えて、男性のイメージが青で女性はピンクという設定も疑問。「ついスルーしてしまうこのような例にも、多くのジェンダーバイアス(性差に基づく偏見)が存在しています」

知り合った人に、「“彼氏”/“彼女”いる?」と聞くのも、勝手に異性愛者と決めつける行為。「恋人はいるかと聞くなら成立しますが…。そもそもそういう習慣があるからこそ声をあげにくく、生き苦しさを生んでいるのではないでしょうか」

学びの目的

「男だから、女だから」
モヤモヤした経験を誰もが持っている

あるドイツ人カップルが子ども連れで来日し、日本で生活していた時のこと。パートナーの男性がつくってくれた弁当を女性が食べている様子を見た知人女性に「お弁当づくりまで手伝ってくれるなんて良いね」と驚かれた。そのエピソードを家庭に持ち帰った女性はパートナーと大爆笑したそうだ。「“手伝う”という表現がツボだったみたいです。『あなた“手伝って”るんだって』と(笑)ヘルパーさんじゃないんだからと笑い合ったそうです」

家事や育児は女性がメインで男性はサブという考え方が日本では根強い。だから“イクメン”などといった不思議なワードがもてはやされる。「誰も“イクウーマン”とは言いませんよね」

宴会の席で、なぜ女性にだけ料理を取り分けたり、お酒を注ぐ役目が求められるのか。「シンガーのAdoさんが歌う『うっせぇわ』の歌詞にもなっていますが、そんな風にモヤモヤしたり、疑問に思うことを忘れたりスルーするのではなく、大事に記憶しておいてほしいと私は思っています」

ゼミの学び

思いを表現、言葉にする
喜びの体験を

グループに分かれてディスカッションを実施。
学生たちは様々な視点から意見を出し合う

ゼミでは、そういった疑問やモヤモヤ感を言葉化することをめざしている。「言い表しにくい感情に言葉を与えるおもしろさや喜びを感じてほしい。そして文献を読むことを通して、概念や理論を学び、自分が抱えていたモヤモヤや疑問が晴れていく喜びを知ってほしいです」

2・3年生は、「ZINE」(ジン:マガジンの語尾から名づけられた)という冊子づくりも行っている。その目的は、言葉で思いを表現する、アウトプットのトレーニング。「カジュアルな感覚で思いを表現する機会や喜びを創出したいと思って始めました」

藤高先生の好きな言葉は、「The personal is political(個人的なことは政治的なこと)」だ。「些細で個人的なものと思えるものも政治的に考える価値があるという考え方です」。身近な疑問が学問につながる魅力、「机の上」でなく自分の「ライフ」に関わる実感をぜひ得てほしいと考えている。

ゼミ紹介

総ゼミ数 19

中西佳世子ゼミ
英語文学作品の読解を通して、正しく説得力のある文章を書く力を身につけることをめざします。ゼミに参加する学生は、まず好きな文学作品をビブリオバトルで紹介します。次にその本の書評を書き、ひとつの作品の魅力を異なる手段で表現する方法を学びます。さらに作品分析に必要な文学技法・理論などの専門知識を学び、文学作品を深く理解するための感性を磨きます。自分の考えをゼミで共有し、レポートや論文に書くことを通して、説得力のある文章とは何か、そのために必要な知識や考え方とは何かを学んでいきます。
井㞍香代子ゼミ
日本を代表する文芸の「俳句」は、メキシコやアルゼンチンなどのスペイン語圏でも普及しています。このゼミでは、なぜ日本の俳句が日本から離れた地球の裏側で広まったのか、その歴史や背景をひも解きます。また、ラテンアメリカを軸に、学生それぞれが興味あるテーマに向かって学びを深めていく個人研究も展開しています。世界遺産についての研究やスポーツが盛んな理由の追究などテーマは様々。長い時間や歴史を経て形成された文化を理解し、広い視野を身につけます。
志賀浄邦ゼミ
13億もの人口を誇るインドは、準公用語として英語が普及している一方で、州ごとに母国語が異なり、同じ人種でありながらまったく言葉が通じない地域もあります。では、多様性に富んでいるインドをひとつの国としてまとめているものは何でしょうか? それが、志賀ゼミで掲げている大きな研究テーマです。言語、宗教、歴史などの観点から、一見カオスにみえるインド文化のなかにある、アイデンティティや思想について学びを深めていきます。
指導教員 藤高 和輝 助教

大阪市出身。大阪大学人間科学部を卒業、同大学で博士前期課程、博士後期課程を修了。大阪大学人間科学研究科助教を経て、2020年から現職。近著に、博士論文を元にした『ジュディス・バトラー:生と哲学を賭けた闘い』(2018年)、ゲイル・サラモン『身体を引き受ける:トランスジェンダーと物質性のレトリック』(2019年)の翻訳出版がある。

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