
英語
2022年度入試の問題分析
全学部日程、学部個別日程、そして共通テスト併用/英数日程がある。全学部日程は全問マークセンス方式での出題。学部個別日程と共通テスト併用/英数日程では記述問題が含まれる。日程間の傾向の違いは少ないので対策は基本的に同じでよいだろう。どの日程でも、長文読解問題が3題、文法・語法問題、整序英作文問題、会話問題が出題されている。学部個別日程と共通テスト併用/英数日程では、これらに加えて記述問題となる英文和訳問題と条件英作文問題が出題されている。いずれの日程でも総合的な英語力が問われる設問構成となっている。長文読解問題の単語数は大問3題合計で1,200~1,600語程度となっている。記述問題の英文和訳、条件英作文は10~20%程度の配点比率になっている。どの日程においても難易度は安定しており、難問・奇問の類はほとんど出題されていない。オープンキャンパスなどで入試問題・解答・正答率などを掲載した冊子が配られているので、ぜひとも入手しておきたい。
2023年度入試対策・学習アドバイス
語彙力をつけよう
まず何といっても語彙力の充実を図りたい。長文読解問題で出題の多い空所補充問題や同意語句選択問題では、やや難度の高い単語が解答になることもある。また文法・語法問題で出題されている単語にもやや難しめの単語が出題されている。語彙力だけで高得点が取れるわけではないが、なるべく早い段階で相応の語彙力を身につけておきたい。
文法・語法の力をつけよう
文法・語法の力はほとんどすべての設問で問われる。短文空所補充問題はもちろん、長文読解や会話問題や整序英作文でも文法・語法の知識がポイントとなることが少なからずあるので注意したい。実践的な問題に取り組む前に一通りの知識を身につけておきたい。
文と文の論理関係に注目しよう
最初のうちは比較的短めの英文で、一文一文しっかりと構造をとって精読していきたい。語彙力と文法の基礎力がある程度身についたら、少しずつ長めの英文に挑戦していきたい。そして文と文の論理関係に注意して読む習慣をぜひともつけておきたい。空所補充問題や同意語句選択問題では、前後の論理関係がヒントになることが多い。また内容一致問題では、論理関係を把握していると英文全体の流れを把握するのに役立つはずだ。
記述問題に対処しよう
英文和訳問題は、比較的易しいものが多いので高得点を狙いたい。またit/themなどの指示語が含まれる下線部が比較的多く出題されており、日頃から代名詞が受ける内容を考えて読む習慣をつけておきたい。条件英作文は、難しい表現を無理に使おうとせず、基本的な表現を上手に使いたい。文法の基本例文の暗記が最も有効な対策となるだろう。
口語表現を覚えよう
文脈把握が問われる問題も多いが、口語表現の知識がなければ解けない問題も出題されることもある。基本かつ頻出の口語表現を一通り覚えておきたい。
過去問に取り組もう
直前期には過去問に取り組む必要があるが、全学部日程と学部個別日程の両方の傾向を確認しておきたい。自分が志望していない学部の問題にも目を通し、様々な問題形式に慣れておくことも大切だ。どの方式でも大問数が多めなので、時間配分には十分注意したい。