名古屋学芸大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2024年度入試の問題分析
2023年度まで出題されていた発音問題が姿を消した。【1】語彙・熟語の同意語句4択問題7問、【2】文法・語法問題12問、【3】語句整序問題4問、【4】会話文完成問題4問、【5】中文空所補充問題5問、【6】長文内容把握問題5問で構成され、すべてマークシート方式。【5】と【6】では比較的読む語数が多く、60分で全問を解くには設問ごとの時間配分を考慮する必要がある。【3】の語句整序問題は慎重に解答しつつ、【1】と【2】を正確にかつスピーディーに解答し、長文問題に十分な時間を残す練習をしておこう。長文問題にどれだけ時間がかけられるかで勝負が決まる。【1】~【4】を20~25分以内で解けるよう練習を重ねよう。【5】は10分以内で解く練習をしておこう。【6】は20~25分が解答時間の目安と思われる。
2025年度入試対策・学習アドバイス
単語・熟語と文法・構文の強化を
語彙・熟語問題は基本~標準的ではあるが、確実な知識がないと正解でない選択肢を消去するのに時間を要する。素早く解答するために、語彙力強化は必須である。文法・語法問題は基本的な設問ではあるが、全分野にわたる。文法・構文問題集で同じ問題を複数回演習し、すべての項目を習得しておくべきだろう。語句整序問題は比較的難しいが、配点が高いので全問正解を目標にしたい。まずは動詞を中心に文構造を押さえ、句や節の構造を正確に組み立てる必要がある。不定詞、動名詞、分詞、接続詞、関係詞、前置詞、比較の構文といった項目をしっかり練習しておこう。語句整序問題集を活用し、普段から記号ではなく文を英語で書き解答文を音読しよう。
会話の流れをつかもう
会話文完成問題は会話の状況を把握し、流れを正確に理解して会話を完成しなければならない。会話文完成問題集やセンター試験の過去問を利用し、会話文問題をたくさん解き、学習するのが効果的だろう。比較的難しい言い回しや慣用表現が含まれる会話文が1問出題されるのが特徴的である。
時事問題に精通しておこう
中文、長文ともに時事問題をトピックとした新聞の記事が出題される。普段から新聞を読む習慣を持ち、時事問題に触れておくことが大切。【5】の中文空所補充問題は主に語彙力を求める問題である。様々な品詞の語彙力と熟語力を強化しよう。【6】の長文内容把握問題は英問英答で、内容一致問題が出題されるので、先に設問を読み、パラフレーズ(言い換え表現)に注意しながらキーワードを押さえ、設問の対応箇所を特定し、正確に答えを導き出す練習が大切である。名古屋学芸大学の過去問やセンター試験の長文内容把握問題および共通テストなどで長文読解に慣れておこう。文章全体のテーマを把握する練習が必要である。2024年度は「着物装飾の伝統を伝えるために海外市場をめざす京職人」「米国における史上最大のダム撤去の進展」など、2023年度は「ブルーライトをカットするメガネが子どもの成長を阻害する可能性」「環境に優しい竹を利用したストロー製作」など、2022年度は「猫がマタタビを好む理由の研究」「NPO法人元気プロジェクトによるペットボトルキャップの回収終了について」などがテーマの長文が出題された。