武庫川大学大学からのお知らせ 入試対策情報
生物
2026年度入試の問題分析
一般選抜(前期)1月22・23日実施分ともに大問はⅠ~Ⅳの4題であった。問題数は両日ともに40問であり、2025年度の20問、22問、2024年度の19問から大幅に増加した。各大問それぞれの問題数が10問ずつとなっている。
解答様式はマークシート方式であるが、問題数を考慮すると、60分の試験時間ではそれほど余裕はない。流れを止めずに解き進める必要があるだろう。
1月22日実施分について、Ⅰでは「代謝」から呼吸や発酵の内容が出題され、かなり細かい知識を要求されている。Ⅱでは「遺伝情報の発現」からコドン表を用いて翻訳する問題や、突然変異に関する問題が出題された。Ⅲでは「ヒトのからだの調節」から主に腎臓に関する内容、Ⅳでは「植物の環境応答」から花芽形成に関する内容が出題された。
1月23日実施分においては、Ⅰで「細胞と分子」から、タンパク質の構造や酵素について出題されており、Ⅱでは22日と同内容であった。Ⅲでは「動物の環境応答」、Ⅳでは「植物の環境応答」からの出題であった。
両日ともに、複雑で長い実験問題は出題されていない。リード文をもとに解いていく形式であるが、実際は1問ずつ独立して解く形であり、正確で深い知識が必要な問題も見受けられる。問題数の増加に伴い、複雑な考察問題は減少したが、基本事項をどれだけ正確に理解できているかを問う問題が中心になったといえる。高得点をめざすには、どの分野もまんべんなく、教科書を正確に読み込む必要があるだろう。
2027年度入試対策・学習アドバイス
選択肢に惑わされないように
武庫川大学の生物では、マークシート方式であることが難度を上げている。あやふやな理解のまま選択肢を見ると、答えを絞り込むのに時間を取られてしまう問題が多く見られる。日頃から、選択肢が設けられている問題演習をする際には、リード文や設問文を理解したうえで、あらかじめ答えとなる用語や文章を想定し、能動的に選択肢を見るように心がけよう。
教科書記載の内容を正確に理解する
教科書に記載されている基本事項を正確に理解できているかを問う問題が多い。そのため、教科書の記載内容に絞り、知識の抜けがないように意識して読み込むとよいだろう。その際、教科書の内容に準拠した問題集を使い、「アウトプットしながらインプット」していくと効率がよい。計算問題については、特別な対策は必要ないと思われる。教科書準拠の問題集をこなしていれば問題ないだろう。
「代謝」「遺伝情報の発現」を手厚く
なかでも、コドン表を読み解く問題に関する大問が2026年度では両日ともに出題されている。2026年度からの出題形式の変化に伴い、生態系などのマクロな範囲よりも、より身近な、ミクロな内容における出題の可能性が高いのではないかと思われる。
時間配分に気をつけよう
大問ごとの問題数が統一されたことで、時間配分の目安はつけやすくなった。試験時間60分で、大問が4題なので、1題15分としつつも、コドン表を読む問題などでは慎重にならざるを得ないため、焦らずに取り組んでほしい。そのためには、過去問題を解く際に、時間を計って練習することが有効である。問題を解くスピードの感覚をつかんでから本番に臨むようにしよう。


