私立

さんぎょうのうりつ

産業能率大学

産業能率大学大学からのお知らせ 入試対策情報

日本史

2026年度入試の問題分析

前期3教科(2月1日)を分析する。出題形式は大問が6題、小問が36問と、大問・小問数は例年どおりであった。また、各大問で取り上げられた時代も例年どおりで、第Ⅰ問ではテーマ史、第Ⅱ問では古代史(原始を含む)、第Ⅲ問では中世史、第Ⅳ問では近世史、第Ⅴ問は近代史、第Ⅵ問は近現代史が出題された。出題分野に関しては、各分野まんべんなく出題されているといえよう。解答形式は、すべてマークセンス方式である。産業能率大学は選択問題に比して、正誤問題(2文・4文)が多く出題されている。また、3文を用いた配列問題の出題も見られた。文献史料や地図、図版、グラフなどを用いた問題も見られ、過去には表や系図を用いた問題も出題されている。正誤問題の出題が多いため難しく感じる受験生もいるかもしれないが、難易度は標準的なものである。

2027年度入試対策・学習アドバイス

歴史用語の理解が重要

産業能率大学の日本史は、出題の半分以上が2文・4文を判断する正誤問題で構成されている。正誤問題は用語の単純な暗記のみでは、正答を導くことは難しい。用語の内容の正確な理解や、その用語の時代背景(時期)などを意識した学習が必要となる。一般的に正誤問題は正文よりも誤文の方が判断しやすいことが多い。その文が誤文となる根拠を問題ごとに明らかにすることが重要である。その際、設問文と教科書を照らし合わせる癖をつけると、より用語の理解を深める学習を行うことができるだろう。

配列を意識した学習が必要

産業能率大学では、3文の順番を判断する配列問題が例年出題されている。2026年度は2問の出題にとどまったが、2025年度のように5問の出題が見られたこともあるので、配列問題への意識も重要であるといえよう。配列問題を解答するうえでのポイントは、文の順番を判断する際になるべく西暦に頼らないということにある。例えば、第Ⅳ問の問5のように「ラクスマンが根室に来航」と「レザノフが長崎に来航」の順序を判断する際、「ラクスマンが根室に来航」は1792年、「レザノフが長崎に来航」は1804年など西暦で判断しようとするとすべての出来事の西暦を把握していなければならないということになる。しかし、「ラクスマンが根室に来航」した際に、通商要求は拒否したが、長崎への入港許可証(信牌)を渡して返した、そのため、「レザノフ」は「長崎に来航」したと歴史の流れを意識できれば、西暦を暗記していなくとも順番は判断できる。流れのほかにも、配列問題を解答するときのポイントとして、時代や政権担当者、世紀、文化名など、順番がわかるもので順序を判断するという意識を持っていきたい。

テーマを意識した学習を進めたい

産業能率大学では、第Ⅰ問でテーマ史が出題されることが通例となっている。

2024年度は「東国・関東の歴史」、2025年度は「鉱山資源の歴史」、2026年度は「災害の歴史」が出題された。通常、通史を学習する際、時代ごとに学習を進めることが一般的である。もちろん、通史で日本史を理解することが重要であることはいうまでもないが、通史の学習がある程度進んだあとは、それぞれのテーマに絞った学習を行うことも産業能率大学では重要であるといえる。例えば、「日中関係史」や「教育史」などとテーマを決めて、その項目だけを教科書などを利用して抜き出してみるなどの方法がテーマ史学習には有効である。

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