<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

しばうらこうぎょう

芝浦工業大学

芝浦工業大学大学からのお知らせ 学びの特徴

※今年度(2025年4月入学)情報を掲載中

工学部

注目ポイント

学科制から課程制へ

近年、産業構造の変化や社会の複雑化により、社会の諸問題を解決するためには複数の分野の専門知識が必要となってきました。例えば自動車産業ではEV化や自動運転等の技術革新に伴い、機械工学的な知識に加え他分野の知識の重要性が増しています。今後、このような分野融合の流れがあらゆる業界に波及していくことは間違いありません。そこで芝浦工業大学工学部は「学科制」から「課程制」に移行。分野融合型の教育研究を展開しやすい体制へ改組します。さらに3年次からの研究室への早期所属制度も導入。研究を主軸とした実践型教育を展開することで、現代社会が抱える様々な課題を発見し、そして解決することができる、イノベーションの推進役となれる人材を育てていきます。

自由度の高い学びを実現

課程制工学部では、主コースの学びに主軸を置きつつも、自らのニーズに合わせて他分野の知識も体系的に学べる自由度の高いカリキュラムを導入します。分野融合カリキュラムの骨幹となるのは「分野別科目群」という仕組み。これは各コースが提供する多様な専門分野を、「AI」や「ロボット工学」などの特定のテーマでグルーピングしたもので、他の分野を学びたい学生がニーズに合わせて自由に履修することができます。

機械工学課程 基幹機械コース

エンジニアリングデザイン能力を活用して、機械システムの高度化に貢献する
機械工学の基盤となる力学の体系的な知識を用いて社会の問題を解決できるエンジニアリングデザイン能力と、機械システムの高度化に貢献できる研究開発能力を育成します。
1・2年次には、力学と数学の基礎知識を学びながら機械工学に必要な工学的思考力と設計能力を修得。3・4年次では卒業研究1~4を中心に研究を軸とした体験的学修を積み重ね、力学的な観点に基づくエンジニアリングデザイン能力と研究開発能力を身に付けます。

機械工学課程 先進機械コース

機械工学の学理を応用することで、多様な分野を含む融合領域の発展に広く貢献する
機械工学の学理を応用することで、多様な分野を含む融合領域の発展に広く貢献できる研究開発能力を育成します。1・2年次には、機械工学分野の理論体系に沿った科目で基礎知識を学び、工学的思考力を修得します。3・4年次には卒業研究1~4にて研究を進めるために、機械工学を軸として幅広い応用分野の知識やスキルを学び、融合領域の発展に広く貢献する研究開発能力を身に付けます。

物質化学課程 環境・物質工学コース

物質科学・材料工学・環境化学の分野を網羅し、サスティナブルな新素材開発に貢献する
環境・物質工学コースでは、物質科学、材料工学、環境化学の分野を中心とした教育・研究を展開し、社会に優しいサスティナブルな新素材の設計・開発を行う技術者・研究者の養成を目指します。1年次には物理・化学等の自然科学を幅広く学び、2年次以降は講義と実験・実習を行いながら環境と物質の関係を重視した、より専門的な内容を学修します。3年次から講義、実験とともに研究室で最先端の知識と技術を学ぶ卒業研究が始まります。4年次には学生が個々に卒業研究を企画・実施し、エキスパートとしての第一歩を踏み出します。より進んだ内容を知りたいときには大学院でその研究を継続・発展させます。

物質化学課程 化学・生命工学コース

有機・無機化学や生命現象の研究を通して、社会に役立つモノの創成や生命の謎の究明に貢献する
化学・生命工学コースでは無機化学から、有機化学、高分子化学や生命現象までの化学の各分野で幅広く教育、研究を展開します。1年次から化学の専門科目、基礎的な実験科目を履修します。
2・3年次では講義と実験で化学をさらに深く学んでいきます。3年次の研究室配属から4年次にかけて最先端の研究を実施します。より高度な研究者を志す場合は、大学院で研究を継続、発展させます。

電気電子工学課程 電気・ロボット工学コース

最新の電気技術やロボット工学を活用した、持続可能な社会の実現に貢献する
電気・ロボット工学に関連する領域のなかで、“エネルギー&コントロール”の基本知識を有し、電力・エネルギー、システム制御・ロボット、さらに電気材料・デバイスの分野の問題を分析し、その問題解決のために応用できる能力を育成します。1・2年次には専門基礎科目、3・4年次には専門応用科目を配置して、広く・深く学べるカリキュラムを構成しています。

電気電子工学課程 先端電子工学コース

電子・光をキーワードに、電子情報システムで身の回りの全てのものの創造に貢献する
半導体から電子・集積回路、光通信から脳波・医療センシング技術、さらには知的ロボット開発まで、「電子・光」をキーワードに、ハード・ソフトの両面で先端電子工学を総合的に身に付けることを目標としています。1・2年次に電気回路、電磁気学などの専門基礎科目を学び、3・4年次に物性デバイス・知能情報集積回路に関連する科目のほか、メディカルエレクトロニクスなどの専門応用科目を学びます。

情報通信工学課程 情報通信コース

情報通信システムとネットワークを活用し、豊かで持続可能な社会の実現に貢献する
IoTやデジタルツインといった技術は、情報通信とその上に構築されるソフトウェアシステムの両方が発展して成り立っています。同コースでは情報通信の基盤技術をハードウェアとソフトウェアの両面から体系的に学修します。情報処理、回路、信号処理・計測、電磁波、通信・ネットワーク、マルチメディアを幅広く学び、実験・演習科目ではネットワークの構築や分析に関するプログラミング、光・無線通信回路の製作と評価実験などを通して実際のモノに触れながら基礎を修得します。

情報通信工学課程 情報工学コース

コンピュータを活用し、人と社会を豊かにする最先端技術の発展・創造に貢献する
ソフトウェア、ハードウェア、人工知能、ヒューマン・コミュニケーション等の情報技術、およびその原理となるコンピュータサイエンスを学びます。豊富な講義とプログラミングやシステム開発を行う演習を通じて、最先端技術の発展・創造を推進する力を身に付けます。

土木工学課程 都市・環境コース

都市の防災と再生をテーマとして、都市づくりに貢献する
都市の姿はどうあるべきでしょうか?都市を観察してみると、交通渋滞や自然災害、社会インフラの老朽化、少子高齢化といった課題が複雑に影響しあって存在しているのがわかります。より高度な都市づくりに挑戦するには、社会インフラの建設技術のみならず、自然や社会を俯諏して理解する能力や、複雑な問題を分析し、解決策を提案する能力が必要です。そのため、土木工学課程(都市・環境コース)では、「都市の防災と再生」をテーマとし、人<都市・交通・空間情報>、自然<環境・防災・レジリエンス>、モノ<設計・材料・維持管理>、それぞれを幅広く学ぶことで、社会基盤システムを大局的に捉える能力をもった、リーダーシップのある土木技術者を育成しています。

先進国際課程

学部教育をすべて英語で提供/1年生から研究室で最先端研究に従事
先進国際課程では、世界の技術革新の進展や国際化の速さ、複数の理工学分野が融合した先端分野の形成など時代の変化に対応できる人材育成を目指して、これまで卒業研究でのみ実施されてきた「研究プロジェクトを通じた能動的学習(Research Based Learning)」を、初年次から4年間を通して行います。

【特徴】

  • 開講科目はすべて英語で提供し、学士(工学)の学位を授与
  • 入学時から指導教員、アドバイザー教員のもとで最先端研究に取り組む「オナーズプログラム」
  • 異分野の領域も横断的に学修し、世界の技術革新の進展に応じた学際領域にも柔軟に対応
  • 外国籍の教員が指導にあたる多様な教育・研究環境が、イノベーションを担う人材を育成
  • 在学中に、国際会議において本人の研究成果を1回以上は発表することを目指す

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システム理工学部

注目ポイント

学部・大学院連携によるシステム工学教育のスパイラル

現代社会の諸問題の複雑化と環境変化により、従来から大学で教えてきた基礎学力と専門知識(縦糸)に加えて、社会の課題を総合的に問題解決するための能力である「社会人基礎力」の育成が、近年の社会ニーズとして強く求められています。
学部と大学院システム理工学専攻の連携によるシステム工学教育で身につける経験と知識(横糸)は、社会のニーズに合致し、社会で活躍できる人材を育成していきます。

体験を通じたプロジェクト型学習

複雑化している理工学分野で「もの」や「こと」に対してその仕組みを解明し、横とのつながりを重視した付加価値のあるものづくりや、新たな枠組みを考えることができる創造力豊かな人材を育てるため、年次の早いうちから、学部内の複数学科で取り組む体験を通じたプロジェクト実践教育(PBL:Project-Based Learning)が用意され、4年間じっくり学べます。さらに、システム理工学専攻の特別演習、産学・地域連携PBL、グローバルPBLなど、実践的な学修を繰り返し体験していくことで「総合的問題解決力」と「コミュニケーション力」に加えて、「グローバル人間力」と「異文化理解力」を修得していきます。
この教育プログラムと研究活動を通じて、専門分野の知識と他分野の知識を融合することで、グローバル社会で活躍するための「武器、もしくは他人と違う個性」としてシステム工学を有効に活用できる人材を創出していきます。

電子情報システム学科

イノベーションとシステムアプローチにより豊かな情報化社会をつくる
グローバルな高度情報化社会をつくるため必要なシステムとイノベーションを発想できる21世紀型の技術者を目指して、ソフトウェア、メディア・ネットワーク、ハードウェアなどの幅広い分野について専門知識を学び、実験や実習を通じてシステムアプローチと感性を実践的に身につけます。

機械制御システム学科

未来をつくるものづくり、未来を担う人づくり
現代社会を支える高機能ロボット、次世代自動車、クリーンエネルギー・パワーソースなど、これからの国づくりに欠かすことのできない機械制御システムの解析、開発、設計、製作を行う基礎を、人-環境-社会を含む広範な視点から全体を最適化する原理や思考(システム工学)とともに学習します。

環境システム学科

環境をシステムとして捉え総合的に問題を解決
身のまわりの施設や住宅、まち、地域、さらに国土や地球規模の「環境」を対象に、建築や都市といった人間の活動をシステムとして総合的に捉え、問題点と解決策を考えることが目標。専門知識と実践的な能力を身につけます。

生命科学科―生命科学コース

「老化」をキーワードに生命の不思議を解明
老化や環境汚染など近未来に立ちはだかる生命科学諸問題を理解するため、基盤となる専門知識を身につけ、これを解決する方法を導きだします。誰もが充実した生活を送れるように、例えば認知症の原因追究と予防法の開発、環境汚染物質の微生物による分解法の開発など現代社会のニーズに合った研究に取り組みます。

生命科学科―生命医工学コース

人の生命や機能回復を助ける装置やシステムを開発
機械工学や電気・電子工学を融合したメカトロニクスを基礎に、福祉・医療支援ロボット、リハビリテーション機器、人工臓器など、人の生命や機能回復、あるいは年をとっても健康に過ごすためのさまざまな装置や支援システムの開発に取り組み、ものづくりの手法を学びます。

数理科学科

社会のさまざまな問題に数理科学からアプローチ
複雑化する実社会の問題を解きほぐすには数理科学的手法が有効です。そこで、数学の基礎をしっかり学んだ上で、具体的な問題も見据えてシミュレーション技術などの応用力を身につけ、科学・工学の幅広い分野で活躍できる人材を育成します。

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デザイン工学部(2025年4月改組予定)

注目ポイント

当たり前を疑い、共感を生み出す

「ユーザーに共感し、人々に共感される物事を生み出す」というデザインの特徴と、「デジタルを中心とした工学技術」を併せ持つデザイン人材を育成する3つのコースへと再編。「デザイン思考」をキーワードに、「当たり前を疑い、誰も気がついていないことを発見する」能力を養います。また、コースの垣根を超えて他コースと協働する科目を多く配置。一つの科目に多くの教員が参画することによって協創する力を高めます。すべてのコースでプログラミングやデータサイエンスなどの情報・デジタル技術を学ぶと同時に、人工知能を活用した学びも取り入れることで、デジタル時代に即した設計技術を身につけます。

「とにかくやってみる、失敗から学んで社会実装へ」の学習スタンス

「当たり前が違っていた」ことに気がつくのも、「予想と実際が違う」ことに戸惑うのも、すべては「やってみて」はじめてわかることです。だからこそ、デザイン工学部では「とにかくやってみる」ことを重視します。そして、失敗することを前提に物事を進めます。失敗から学び、次なる着想を得る。この繰り返しの中で社会実装へとつなげていく。これがデザイン工学部の基本的な学習スタンスです。

デザイン工学科-社会情報システムコース

データを用いて社会問題を解決する
社会情報システムコースで主に行うのは、「社会の様々な情報を処理し、問題をシステムにより解決すること」です。SDGsのような複雑な問題は、データに基づき問題を読み解くことが必要です。そして利用者や関係者が共感・納得でき、かつ社会に持続可能な提案をしなければなりません。基本となる情報技術・人工知能技術に加え、社会実装に必要なリサイクルやヘルスケアなどの幅広い技術を用いて、新たなビジネスやサービスを提案・開発します。

デザイン工学科-UXコース

新たな体験ができるサービスをデザインする
UXコースで主に行うのは、「機器操作や情報伝達を中心とした体験(User Experience)の設計」です。これは、画面のデザインをすればよいという話ではありません。認知科学に基づき人間の行動特性を理解し、ジェスチャ入力や拡張現実などの最新技術も用いて、操作や伝達を中心とした人間の行動プロセスをデザインします。そして利用者に新たな体験をもたらすアプリやサービスの提案・開発を行います。

デザイン工学科-プロダクトコース

形ある製品を生み出す
プロダクトコースで主に行うのは、「形ある製品の開発」です。ただし、形を考えればいいという話ではありません。人間工学的な分析、製造方法の検討、ビジネスとしての事業採算性など、多くのことを考えなければ製品は実現しません。IoT機器などのデジタル技術についても精通している必要があります。様々な要素を多角的に検討しながら、形ある製品の提案・開発を行います。

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建築学部

注目ポイント

充実の学科共通教育と3つのコースの独自性

3つのコースは1つの建築学部建築学科として緩やかに連帯しつつ、それぞれカリキュラムの独自性を持っています。基礎的な建築教育は学科共通で行われますが、設計演習科目で取り上げる課題の違いやコース独自の専門科目の配置により、各コースの特徴に沿ったカリキュラムとなっています。

多様な建築専門分野&ゼミ・研究室選択の柔軟性

1年次から3年次前期の専門基礎課程では、共通専門科目、設計・演習、共通・教養科目を学びます。そして、3年次後期から4年次の専門応用課程では、学生は自身が所属するコースに関わらず、教員が提供するプロジェクトゼミや研究室を横断的に選択することが可能となります。特定の分野にとどまらない多様な選択肢を通じて、より多くの知識を得ることができます。

建築学科

多様な建築専門分野&ゼミ・研究室選択の柔軟性
建築学部建築学科は、入学から3コースに分かれてスタートします。すべてのコースにおいて基礎的な建築技術と教養の習得を徹底し、知識・技術の土台づくりを行う一方、コースごとに特色のある専門科目が用意され、各コースの教育方針に沿ったカリキュラムとなっています。また、3年次からのより専門的な建築教育では自らの専門分野を主体的に選択し、より専門性を深めていきます。

APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
建築の技術をベースに多様な価値観と国際的な知見で社会の諸問題を自立的に解決するプロジェクトをデザインする。

SAコース(空間・建築デザインコース)
身の回りの空間から住宅、建築などのスケールに重心を置き、幅広領域の建築技術を総合し、建築・都市・空間をデザインする。

UAコース(都市・建築デザインコース)
建築から都市、まちづくりなどのスケールに重心を置き、幅広い領域の建築技術を総合し、建築・都市・空間をデザインする。

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このページに関するお問い合わせ

大学・部署名 芝浦工業大学 入試・広報連携推進部入試課
Tel 03-5859-7100
E-mail nyushi@ow.shibaura-it.ac.jp

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