大東文化大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2025年度入試の問題分析
いずれの日程も、長文読解を中心に、会話文、文法・語法、語彙が出題されており、解答はすべてマーク方式である。分量的にはそれほど多くはないものの、出題内容は多岐にわたり、選択肢がすべて英文であることから、幅広い角度からオールラウンドな英語力が試されている。難易度は、高校の教科書レベルの内容がきちんと理解できていれば十分に対処できる問題がほとんどなので、基本事項を確実にマスターすることが最優先となる。長文読解については、英問英答形式での内容一致(12問)で統一されているのが特徴的で、文章の流れを追いながら、質問文を手がかりにして、解答するうえで必要な情報を見つけていくことができる。英文中に空所を設けておらず、内容把握が中心の構成となっている。会話文はいずれの日程においても重視されており、長めの会話文を使って、英問英答形式での内容一致や空所補充が出題されている。文法・語法は様々な項目からバランスよく出題されており、2つの文に共通して埋めることのできる語を選ばせる語彙問題は定番となっている。
2026年度入試対策・学習アドバイス
過去問対策は万全に
いずれの日程とも同一の出題形式であるので、受験する試験日以外の問題も活用すれば、難易度や時間配分を把握したうえで、本番の試験に臨むことができる。したがって、過去問を数多く解くことが最良の入試対策であるといえる。
長文読解が合否の決め手となる
長文読解問題では、英文の分量は比較的少なめに抑えられているので、雑な読み方をしないように心がけよう。これまで読んできた教科書や問題集の英文を利用して、語彙や文法事項などを確認しながら、正確な文脈理解に努めるようにするとよいだろう。設問は英問英答形式での内容一致で統一されているので、まずは質問文に目を通し、どういう内容かをあらかじめ確かめておいてから、本文との読み合わせをするのが効率的だろう。該当箇所が見つかったら、本文と選択肢の内容を照らし合わせる、といった解き方に慣れておくことが大切である。
文法・語法問題は基本事項を確実にマスターする
文法・語法問題は、これまでの授業やテキストの総復習を通じて、基本構文、文法・語法、語彙などを確実に身につけておくことが不可欠である。共通語を補充させる問題は、すぐに解答が思い浮かばない設問もあると思われるが、対策としては、いわゆる多義語を身につけておくことが大切である。ひとつの単語に対して、複数の意味とその使い方まで押さえておくようにしよう。また、語法や意味の似た単語の使い分けが問われることも多いので、単語を覚えるときには、語法や微妙なニュアンスの違いにも注意する必要がある。
会話文問題では文脈理解がポイント
会話文問題では、特別に難しい会話表現が出題されているわけではないが、応答表現などの基本的な会話表現には習熟しておく必要がある。また、会話自体が長いので、長文読解と同様に、英問英答形式の内容一致の設問には、あらかじめ質問文に目を通しておくと効率よく解ける。質問が会話のどの部分を対象にしてつくられているのかを読み取る力を身につけておくことが大切で、過去問や問題集などを活用して長文読解と同様に十分な対策が必要である。
