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入試対策情報

現代文

2021年度入試の問題分析

学部の出題内容と形式

いずれの学科も読解問題の出題形式は同一で、すべて論述形式(総合政策学部総合政策学科のみ独立した漢字問題がある)。国公立大学を受験する際と同様の対策が必要となる。大問1では学科ごとに様々な主題の文章が出題されたが、「フードコートと公共空間」「人とロボットとの共生と自立性」「社会的環境問題としての情報弱者論」といった、いずれも興味深い内容を扱っている。議論の論理展開を忠実に追えば、正確な理解が可能である。また傍線部説明だけではなく、全体の論旨を踏まえたうえで筆者の見解を説明することを求める設問がある(いずれの学科も150字以内)。大問2では、傍線の内容・理由の説明が課された後で、本文に対する自分の見解を提示することが求められる。英語英文学科と多文化・国際協力学科では、身体的特徴や外見の美醜を超えた「カッコいい/悪い」という判断について。国際関係学科では、経済効果を目的として観光振興がもたらす地域の画一化と、地域の固有の文化を目的とした観光振興について。総合政策学科では、公権力による個人データの把握を推進すべきかどうか。いずれも、それぞれの学科にふさわしい主題に関して自分の見解を述べることが求められた。傍線部の内容についての見解が求められている場合でも、本文全体で展開されている根拠の説明を踏まえることが必要。ただし自分の見解については200字という短い字数でまとめることが求められている。主張は明確に。根拠は論理的かつ簡潔に。指示がなければ具体例は必ずしも提示する必要はないだろう。

2022年度入試対策・学習アドバイス

内容の理解

問題を解く際、ただ字面を追うだけでは不十分。時間内に解答を作成することが求められているとはいえ、何よりも大切なのは、問題文を理解するという姿勢。「対比」「具体例」「言い換え」に気をつけるという受験現代文の基本を踏まえたうえで、「主題」(何を説明しようとしているのか)、「論旨」(議論はどのように組み立てられているのか)を理解することが必要。さらに、結論やキーワードに注目するだけでなく、その結論の根拠を理解し、そのキーワードをどのような意味で使用しているのかを踏まえることも大切。また、特に大問2については、筆者の言うことを単に鵜呑みにするのではなく、わからない部分で立ち止まることも重要。そうすると、その部分を理解するために不可欠な説明に目が行き、さらに、納得できなかった場合には、課題文に対する自分の見解を組み立てるきっかけになる。

内容の説明

傍線部の言葉を説明するとは、「傍線部と同じ内容になるように本文の言葉を切り貼りせよ」ということではない。わかりやすく論理的に説明することが求められている。本文を読解するときも、傍線部にのみ着目するのは避けて、文章の全体像を踏まえたうえで、傍線部が置かれた文脈を理解する必要がある。それ以外にも、指示語の指示対象を明確にする、特殊な言い回しがあれば通常の平易な言葉で説明することなどが必要。また、書いた後で、自分の答案を読み直す習慣が重要。多くの受験生は本文のフレーズの切り貼りで対応すると思うが、課題文のなかでは周囲の文脈によって意味が与えられている言葉が、短い解答欄では意味不明になることも多い。読み直さないとそのことに気づけない。気づいたら、恐れず、自分の言葉で説明することが不可欠。このときに的外れな内容にしないためにも、本文の正確な理解が非常に重要。普段の練習のなかで、何度も失敗しておくことが大切。採点者は、自分の言葉によって説明している部分で、受験生の言語能力を評価するはずだ。

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