河合塾グループ 河合塾
  1. 大学検索トップ
  2. 津田塾大学
  3. 大学からのお知らせ
  4. 入試対策情報
つだじゅく

津田塾大学

  • 大学HP

出願は女子に限る

入試対策情報

※前年度情報を掲載中

現代文

2022年度入試の問題分析

学部の出題内容と形式

いずれの学科も読解問題の出題形式は同一で、すべて論述形式(総合政策学部総合政策学科のみ独立した漢字問題がある)。国公立大学を受験する際と同様の対策が必要となる。大問1では「宗教の社会的機能と死生観の形成」「友情とその排他性」「親ガチャという言葉に見られる諦観と人生への満足感」といった主題を扱った文章が出題された。議論の論理展開を忠実に追えば正確な理解が可能で、また本文の正確な理解があればそれほど苦労なく答案をまとめることができる。また傍線部説明だけではなく、全体の論旨を踏まえたうえで筆者の見解を説明することを求める設問がある(いずれの学科も150字以内)。大問2では、傍線の内容・理由の説明が課された後で、本文に対する自分の見解を提示することが求められる。2022年度は学科ごとに異なる出題だった。「ネット時代におけるプラットフォーム権力の形成」「財政の持続可能性と将来世代への責任」「他者に対する申し訳なさの感情と、その他者の具体性」といった内容を主題とした比較的短い文章が出題された。傍線部の内容についての見解が求められている場合でも、本文全体で展開されている根拠の説明を踏まえることが必要。自分の見解については200字という短い字数でまとめることが求められている。主張は明確に。根拠は論理的かつ簡潔に。総合政策学部では将来世代について考えるという問題意識を広げるためには「どのようなことをすべきだと考えますか」と問われており、問題解決の具体的な構想を示すよう求められている。

2023年度入試対策・学習アドバイス

内容の理解

問題を解く際、ただ字面を追うだけでは不十分。時間内に解答を作成することが求められているとはいえ、何よりも大切なのは、問題文を理解するという姿勢。「対比」「具体例」「言い換え」に気をつけるという受験現代文の基本を踏まえたうえで、「主題」(何を説明しようとしているのか)、「論旨」(議論はどのように組み立てられているのか)を理解することが必要。さらに、結論やキーワードに注目するだけでなく、その結論の根拠を理解し、その言葉がどのような意味で使用されているのかを踏まえることも大切。また、特に大問2については、筆者の言うことを単に鵜呑みにするのではなく、わからない部分で立ち止まることも重要。そうすると、その部分を理解するために不可欠な説明に目が行き、さらに、納得できなかった場合には、課題文に対する自分の見解を組み立てるきっかけになる。

内容の説明

傍線部の言葉を説明するときは、「傍線部と同じ内容になるように本文の言葉を切り貼りせよ」ということではない。わかりやすく論理的に説明することが求められている。本文を読解するときも、傍線部にのみ着目するのは避けて、文章の全体像を踏まえたうえで、傍線部が置かれた文脈を理解する必要がある。それ以外にも、指示語の指示対象を明確にする、特殊な言い回しを通常の平易な言葉で説明することなどが必要。また、書いた後で、自分の答案を読み直す習慣が重要。多くの受験生は本文のフレーズの切り貼りで対応するが、そのまま書き写すだけでは制限字数を超過することがあるため、簡潔に説明する必要が生じる。また課題文のなかでは周囲の文脈によって意味が与えられている言葉が、短い解答欄では意味不明になることも多い。読み直さないとそのことに気づけない。気づいたら、恐れず、自分の言葉で説明しよう。このときに的外れな内容にしないためにも、本文の正確な理解が非常に重要。普段の練習のなかで、何度も失敗しておくことが大切。採点者は、自分の言葉によって説明している部分で、受験生の言語能力を評価するはずだ。

入試問い合わせ先

  • 【担当部署】
    入試課
    【電話番号】
    042-342-5120
    【所在地】
    東京都小平市津田町2-1-1
  • 津田塾大学資料請求

デジタルパンフレット

(*「テレメール進学サイト」が提供している画面へ遷移します)

閉じる

一緒に見られた大学