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東京家政大学

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入試対策情報

日本史

2023年度入試の問題分析

東京家政大学の入試は、2020年度にそれまでと出題形式が大幅に変化した。2019年度までは大問3題、解答形式はすべてマークシート方式でそのほとんどが文章正誤の判定問題であり、また出題範囲は、2020年度は室町~江戸時代の出題がないという極めて特徴的な問題であった。しかし2020年度に形式が大きく変わり、2021年度からはIに全時代のテーマ史、IIが原始古代、IIIが中世、IVが近世、Vが近現代で、Iテーマ史とV近現代は10問ずつ、II古代、III中世、IV近世は各5問ずつとなり、問題総数は35問となった。出題形式も、2019年度までのほぼ全問文章正誤問題という構成から、2020年度以降は地図や図版を使いながら空欄補充、文章正誤問題や年代整序問題を出題する、共通テストの形式によく似た問題形式に変化した。ただし、史料問題の出題はない。2020年度以降の形式は、それまでの正誤問題ばかりの形式よりも易化しているといえ、慌てず慎重に解答を進めていけば、十分対応が可能であるといえる。

2024年度入試対策・学習アドバイス

正誤問題対策が必須

東京家政大学の日本史の問題は2020年度に傾向が大きく変わったとはいえ、いわゆる文章正誤問題が占める割合が依然として多く、この形式の問題を攻略することが合格への必須条件となる点に変わりはない。正誤問題も、共通テストと形式を同じくし、4択正誤、XY正誤がそのほとんどを占める。一般に正誤問題は、歴史用語の単なる暗記だけでは対処できず、用語の内容に関する正しい理解が要求され、インプットの際も常に正誤問題を意識したインプットが重要となる。また、年代整序問題も全35問中5~7問と多く、その対策も欠かせない。年代整序も形式は共通テストと同様のI II IIIの3文整序の形式であり、対策としては各時代間の変化など、歴史の大きな流れを理解する学習が重要となる。一問一答用語問題集で単語を答える練習を積むという学習や単純な年代暗記だけでは、正誤問題や年代整序問題に対応することは難しい。学習の際には用語集や資料集などを利用し、その歴史事象が理解できているか、単純な暗記になっていないかを確認しながら学習を進める必要がある。そして2021年度以降は地図問題が必ず一部に出題されているので、普段の学習から地理を意識した学習が欠かせない。ただ、史料問題の出題はなく、問題の難易度自体は共通テストと同等のレベルで、ほぼ教科書に記載されている内容で判断できるものが多いので、知識レベル自体は教科書本文を中心とした学習で十分対応できる。過去問などを利用して多くの正誤問題を解き、そのなかで得られたものをその後の学習に生かしたい。

苦手とする時代をカバーする学習

2021年度は全範囲からまんべんなく出際されるという形式になっており、特定の時代の学習を軽くするといった方法は現実的でない。もともと毎年戦後史の出題はあったが、2023年度はついに平成時代からも出題されている。また、文化史も一定数出題される。実際の試験対策としては、東京家政大学の過去問以外に、共通テストおよびセンター試験の過去問を数多くこなすことが、極めて有効といえる。文章正誤問題は非常に難度の高い形式であるが、基本的な時代、用語の概念を問う問題が多いため、とにかく「時代・分野に偏らない」学習を意識したい。

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