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法政大学

法政大学大学からのお知らせ 入試対策情報

現代文

2026年度入試の問題分析

国語の試験時間は各日程とも60分(ただし、T日程の文学部日本文学科のみ90分)。この時間内に3~4題(同5題)を解くため、時間的な余裕はあまりない。現代文の出題形式は、〈2月9日・12日実施分〉と〈それ以外の日程〉とで大きく二分される。前者は古典なしの現代文3題だが、本文分量が平均4,500字前後とやや長めとなっており、空欄補充問題が積極的に問われる一方、すべての設問が客観式で、記述問題の出題は見られない。後者は本文分量が平均3,500字前後と標準的であり、解答形式は記述式と客観式の併用であることに加え、大問1題につき1問、30~40字程度の記述説明問題が出題される。したがって、自分の受験する日程が前者の〈多読型・記述なし〉型と後者の〈標準型・記述あり〉型のどちらであるかを確認しておくと、対策の方針をより鮮明にすることができるだろう。本文は一部の随筆を除いて評論文。近年発表された新書などの著作からの出題が中心だが、少し古めの著作からの出題も、ときおり見られる。本文のジャンルは思想、芸術、文学、文化、社会、科学など多様であるが、入試問題としては典型的な文章が大半であり、日頃の読解の訓練の充実度が問われるオーソドックスな出題となっている。設問の種類としては、全日程とも漢字問題、傍線部の内容や理由の説明問題、本文の内容一致問題は必須。また多くの日程で空欄補充、一部の日程では語句の意味を問う問題も出題されている。なお、2024年度にT日程で出題された抜き出し問題は、2025年度に続いて2026年度も出題されず、文学史の出題もなかった。全体の難易度は標準~やや難レベル。記述問題には手ごわいものもあるため、用意周到な対策が求められる。

2027年度入試対策・学習アドバイス

漢字・語句は傾向に合わせた対策を

漢字の読み書きに加え、語句の知識問題が出題されている。以前ときおり見られた難問は影を潜めており、適切に対策すれば得点できるため、意外と差がつく問題だと考えられる。漢字問題集と語彙(ごい)集を1冊ずつ決め、徹底的な反復練習を行い身につけておきたい。

本文全体の内容の把握が正解への鍵

他方、本文を読んで解答する通常形式の問題では、傍線部前後の文脈を的確に把握することで正解への糸口が得られる設問もある一方、本文全体の論旨の把握を問うものもある。正解の根拠となる内容を、本文全体にわたる筆者の議論の把握を通じて理解してほしいという意図が明確に感じられる正統派の出題であり、その点では正攻法の読解力を磨けば相応の成果が期待できる。記述問題については、途中までは抜き出し問題と同じ要領で、設問の問いかけに対応する記述を、本文全体から見つけ出す過程が不可欠である。該当箇所を見つけ、構文を整え、解答に仕上げる問題練習の積み重ねが効果的だ。

問題演習に加えて要約の練習も有効

練習に用いる問題集には、客観式を中心としつつも記述問題を1~2問ほど含んでおり、解説が詳しく、記述問題にも採点基準がついたものを選んで取り組むのが合理的である。はじめのうちは解答時間を過度に意識せず、自力で的確に正解していくことを主眼とした練習を積み重ねていき、やがて徐々に解答時間を意識した演習に切り替えていくとよい。また、答え合わせをした後には、誤答理由の特定や自身の読みの不備に関する検証を必ず行うこと。

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