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入試対策情報

世界史

2023年度入試の問題分析

おおむね2022年度の出題形式を踏襲

問題数はいずれの日程も大問2題、小問34~41問と他大学と比べて少ない印象を受けるが、例年40問前後であるため普段どおりといえる。出題範囲について、時代については全日程で古代から現代まで幅広く出題されているものの、先史や21世紀の出来事に関する問題が問われた日程もあった。地域はヨーロッパ史からの出題が最も多く、次いで中国史と、受験世界史からの頻出地域を中心に出題された。また、社会経済史や現代の環境問題など学習が後手になりがちな分野からの出題も散見され、ここで点差がついたと予想される。出題形式は、文章中の下線部に関連した一問一答および空欄にあてはまる適語を答える記述問題が中心であり、そのほかは4択正誤判定問題や、複数の出来事を時系列順に並べ替える整序問題に加え、1行(30~40字程度)論述問題が2月6・12日実施で1問ずつ、10字以内で説明する記述問題が2月6日実施で1問出題された。難易度は難問がいくつかあるものの、大半の問題が基本的な知識で解けるためおおむね標準レベルといえるが、2021年度から4択問題に「選択肢に正解がない場合はeをマークする」形式が登場し、2022年度に引き続き2023年度にも見られた。

2024年度入試対策・学習アドバイス

問題数が少ないからこそ全範囲をまんべんなく

問題数が少ないため、苦手な分野が出題されると大量失点につながる。したがって、特定の時代・地域に偏った学習は禁物である。これまで受けた模試の成績表などをチェックして学習が手薄となっている分野がないかを確認しよう。特に文化史は毎年出題されているため、人物とその業績をきちんと把握しておく必要がある。立教大学に合格するうえでめざすべきは、「特定の範囲に強い人」ではなく「全範囲をきちんとカバーできている人」になることである。

漢字・カタカナを正確に

出題の中心を占める記述問題で確実に得点できるかが合否の分かれ目となる。普段の学習から教科書を眺めるだけでなく、太字で記載されている基本的な人名・事件名などを「書いて」覚える習慣を身につけておきたい。特に東アジア史関連の用語については、漢字が正確であるかを意識して学習することが求められる。また、欧米史・イスラーム史におけるカタカナの表記ミスにも気をつけよう。幸い、本番の試験時間は60分であり、問題文の分量を考えると自分の解答を見直しできる時間的余裕がある。模試で問題を解き終わった際に、自分の書いた解答が正確であるかを再度チェックするよう習慣づけておこう。

過去問を積極的に活用し、立教大学の出題形式に慣れる

立教大学は2021年度入試から文学部以外の学部で独自入試を廃止し、全学部入試を複数回実施する方式に変更した。しかし、世界史に関しては2020年度までの全学部入試・独自入試の出題傾向と類似しているため、過去問も十分に活用できる。全範囲の学習を一通りすすめた後はできるだけ多くの過去問に触れることで知識の抜け・漏れを確認してそれらを補強するとともに、立教大学の世界史に対する経験値を高めて独特の出題形式に慣れよう。

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