立教大学大学からのお知らせ 入試対策情報
日本史
2026年度入試の問題分析
2月8・9・12・13日の問題を分析する。立教大学では、歴史総合・日本史探究が出題科目となっているが、2026年度は歴史総合からの出題はなかった。時代は原始~戦後まで出題されている。戦後の下限は2003年のイラク復興支援特別措置法。分野は、政治・社会経済・外交・文化各分野から出題されている。各日程とも大問2題で、小問は36~39問とややバラつきがある。記述式設問が約半数を占め、2月9・12・13日日程では60~75字程度で各1問、2月8日日程のみ45字が2問出題された。この2問はグラフが3つ提示されたものだが、設問文を丁寧に読んで教科書的な知識を活用すれば、グラフの読解は必要ない。ほかに特徴的な出題として、絵画作品などの図版選択問題(2月12日日程)、遷都した都の形状についての図版選択問題(2月9日日程)、紫雲出山遺跡の位置を問う地図問題(2月12日日程)などがあった。単なる歴史用語の暗記に終始した学習をしていた受験生には答えにくかったであろう。
2027年度入試対策・学習アドバイス
教科書中心に基本事項を押さえよう
一部の文章正誤問題などに難問が含まれるものの、教科書記載の事項を丁寧に確認しておけば、十分対応可能な問題が多い。基本的な問題を取りこぼさず、一部の詳細な設問に動揺せずに着実に得点していこう。記述式・論述式で半数程度の設問数となるので、学習に際しては書いて覚えることも徹底してほしい。また、年代整序問題も出題されており、この形式の問題では、出来事の西暦年代を暗記して対処しようとしてはいけない。歴史用語を覚える際に、前近代なら50年単位(○世紀の前半or後半程度)、近代以降は10年単位(1880年代、1890年代など)で時期を把握しておき、論理的に考えて前後関係を判断できるようになってほしい。こうした設問に関しても、教科書の記述を丁寧に追うことで対処できるようになる。基本事項を押さえたうえで、年代整序問題をできるだけたくさん解いてみてほしい。
歴史総合にも目配せをしよう
2026年度は歴史総合分野からの出題が見られなかったが、2025年度は各日程小問1~2問のみの出題で、記述式・選択式どちらの出題も見られた。2027年度に歴史総合からの出題が復活する可能性もあるので、日本史探究だけでなく歴史総合についても、教科書をよく読んで、問題演習にも取り組んでおこう。
文化史対策を進めよう
2026年度は、作者名と作品名の組み合わせ正誤、空欄補充、図版選択など多様な形式で、平安時代の和歌集、室町時代の建築、近世の学問、近代文学の流派など、幅広い時代からの文化史の出題が見られた。後回しにしがちな分野だが、なるべく早くから問題演習を繰り返し、また建築物や仏像などの図版も確認しておこう。
論述対策を行おう
論述問題は各日程とも出題されており、まったく対策せずに受験するのは非常に心許ない。字数は45~75字と取り組みやすい分量なので、過去問を活用して実際に解答を作成してみるとよい。2026年度は、指定語句型や書き出しの文言を指定したもの、グラフが提示されたものなどが出題された。2025年度までは史料読解を要する出題もあったので、与えられた史資料は何を意味しているのかなど、内容をじっくり吟味して解答をまとめる練習をしていこう。


