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京都橘大学

京都橘大学大学からのお知らせ 入試対策情報

数学I・A

2024年度入試の問題分析

出題形式は大問4題すべてマークシート方式であり、以前までの「センター試験」と同一の形式である。大問の1題目は数学I・Aの様々な分野から小問が5問出題されている。典型的な例題よりも少し思考力を要する設問も出題されている。確かな基礎力と、思考力、運用力がないと得点に結びつかないような設問が多いので、注意したい。

大問の2題目は独立した二つの設問で構成されている。立体図形の問題と文章題であり、文章題では食塩水や差集め算といった典型的な算数の問題が出題されている。第3問は数学Iの2次関数からの出題である2次不等式についての典型問題である。第4問は数学Aの確率からの出題である。条件付き確率など典型問題であり、確実に得点したい問題である。

2025年度入試対策・学習アドバイス

頻出分野はよく勉強しておこう!

数学I・Aの分野がまんべんなく出題されている。特に、「式と計算」「図形問題」「2次関数」「場合の数・確率」の単元はしっかり勉強しておく必要がある。教科書レベルの基本問題、典型問題を習得した後は、ややレベルの高い問題で運用力を磨く必要がある。解き方を暗記しているような学習方法では太刀打ちできないであろう。概念の意味を正しく理解した上で問題を解いているか、今一度確認してもらいたい。教科書を読み直してみるのもよい復習になるであろう。

算数の問題が出題される傾向にある

例年、算数の問題が出題されている。食塩水の濃度の問題や和や差に関する文章題など、文字式を利用して解決できるようにしておきたい。

基本的な問に対しては確実に得点できるように!

前半の小問はいずれも基本的な内容を問う問題であるから、これらの問題に対しては確実に正解できるように、各単元の基本的な解法はきちんとマスターしなければならない。公式についても問題演習を通して、実際に使いながら正確に頭に入れておこう。基本的な問題での失点はほかの受験生に差をつけられてしまうので、避けなければならない。

特に、見慣れない問題の対策を!

学習した数学的な概念をどう活用するかを問う出題が京都橘大学入試の特徴といえるであろう。見たことがないように思える問題も、実は構造的には数学I・Aで学習した内容であり、知識をどう活用するかという思考力が問われることになる。そのような設問に対応するためには、基本的な概念の体系的な理解はもちろん、様々な演習問題を解いておく必要がある。早めの時期から過去問などをして、どのような学力が要求されているのか、自分にはどのような力が足りていないのかを分析、研究してもらいたい。思考力を磨くという意味では、「大学入学共通テスト」の問題も参考になるであろう。知識をどう活用するかを学んでもらいたい。

計算を普段の学習から意識して!

解き方がわかっていても正しく答えが出せなければ得点にならないので、計算力を普段の学習から意識して取り組むようにしよう。計算の速度を上げることも重要ではあるが、それ以上に、「工夫して計算ができないか」あるいは「計算量を減らすことはできないか」という意識をもって取り組む習慣が大切である。ややレベルの高い問題で対策をとっておくことが望ましい。

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