津田塾大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2024年度入試の問題分析
英語英文学科、多文化・国際協力学科は大問5題で、IはAが文法・語法を問う空欄補充、Bが読解型の空欄補充、IIはAが整序英作文、Bが記述式の単語補充である。IIIはEメールが素材文で読解型の設問と条件指定の英作文が設けられている。IVは読解型で、空欄補充、内容一致、内容説明、下線部和訳が設けられている。最後にVは和文英訳。国際関係学科は大問5題であり、IはAが文法・語法を問う空欄補充、Bが読解型の空欄補充、IIはAが空欄補充型の文法・語法問題、Bが記述式の単語補充。IIIはEメールを基にした問題で、AとBに分かれている。Aは内容一致、Bは条件指定の英作文。IVは読解型で、空欄補充、下線部語義、内容一致、下線部説明、下線部和訳が設けられている。Vは和文英訳。数学科、情報科学科は大問5題で、Iが読解型の空欄補充、IIが文法・語法問題である。IIIは会話型で、設問が内容一致、条件指定の英作文。IVは読解型で、空欄補充、下線部語義、内容一致、内容説明、下線部和訳が出題されており、Vは和文英訳。総合政策学科は大問3題で、Iが読解型の空欄補充、IIが読解型で、設問は英問英答の内容一致と記述式の内容説明、自由英作文となっている。IIIは日本語による要約問題である。全体として日本でもトップクラスの英語力が求められる良質な問題が出題されている。生半可な勉強では太刀打ちできないことをしっかりと理解しておきたい。
2025年度入試対策・学習アドバイス
記述問題対策を徹底的に
津田塾大学では、本格的な記述形式の和訳問題や内容説明が出題されている。まずは英文和訳問題への対策として、トップレベルの英文解釈能力を養っておきたい。教科書や標準的な参考書を用いて、英文の構造を把握して英文を理解・和訳する基礎的な力を養い、発展レベルの英文解釈問題集などを通じて、より実戦的、発展的な英文を読み解き、適切な日本語に直す訓練を行っておく。記述問題を中心にした読解問題集をこなしていくとよい。仕上げとして、津田塾大学の入試問題にできる限りたくさんあたっておく。問題の構成などは少しずつ変化しているが、記述問題が重要なことに変わりはなく、演習量を増やせば増やすほど、得点力が向上するだろう。また、ほかの大学の記述問題(特にトップレベルの国公立大学)も練習問題として利用するとよい。
本格的な英作文問題対策を
津田塾大学の英作文は、本格的な和文英訳問題や、条件指定型の英作文が出題されており、本格的な英作文学習が必要となる。まず単語や熟語を覚える際には、用例とともに覚えていき、それと同時に英作文に必要な基本表現や基本例文を覚えていく。その後、入試レベルの問題集などで、こなれた英文をいかに自分の知っている表現で書いていくかを学習する。また、日本語形式の説明問題に対しても、英語で書けばどうなるか、といった形で練習もしてみるとよい。自由英作文問題も出題されているが、定期的に指導者に添削を受けることで、対策できるだろう。
要約問題対策
要約問題は、英文の展開を把握し、要点を自分の言葉でまとめて、要約だけを読んでも理解できる日本語にまとめていくことが重要となる。津田塾大学の問題だけでは練習量が不足すると思われるので、国立大学の類題を解いてみて、指導者に添削してもらうことを勧める。