皇學館大学

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英語

2024年度入試の問題分析

2023年度は大問4題であったが、2024年度は3題になった。すべて客観式問題で、解答時間は50分。問題数、難易度に大きな変化はない。大問Iの長文読解問題で出題される英文はなじみのあるテーマで比較的読みやすく、問題は基本的なレベルである。英文中の空所に語句を補充する問題、語句を並び替えて英文を完成させる問題、下線部の語句の意味をたずねる問題、内容一致問題、段落の先頭に文を補充する問題、段落の内容をたずねる問題に変更はない。単語の意味を英語で説明したものを選択する問題が新たに出題された。文法・語法、ボキャブラリーの知識と段落単位で内容を把握することが求められる。大問IIは短文の空所に語句を補充する問題で、問題数が増えた。文法・語法、ボキャブラリーが問われる。大問IIIは短い対話の空所に文や語句を補充する問題で、対話の展開はわかりやすく標準的な問題である。

2025年度入試対策・学習アドバイス

ボキャブラリー・文法・語法の基本を固めよう！

全体的に設問の形式はバラエティーに富んでいるが、設問自体は基本的なレベルで、文脈の把握、文構造の理解、文法・語法やボキャブラリーの知識があれば解答を出すことは十分に可能だ。様々な設問に対応できるように、ボキャブラリー力と文法・語法の基本を押さえることが必要となる。普段使っている単語集や熟語集を1冊押さえること。単語や熟語を覚える際に、スペルと意味だけではなく、使い方も一緒に覚えるようにしよう。英英辞典を使って単語の意味を調べるのもよい練習となる。さらに英文法の基本的なルールや品詞による使い分け、複数の語句を組み合わせて使う語法を重点的に学習してほしい。普段使っている文法・語法問題集を1冊押さえ、特に前置詞、関係詞、接続詞、準動詞など英文中で頻繁に使われるものを重点的に学習すること。会話文については、英語独特の会話表現をまとめて押さえておくこと。問題の形式に慣れるために、過去問を解いてみることをおすすめする。問題の形式はほかの大学でもよく出題されるものなので、苦手な形式の問題がある人は、ほかの問題を使って演習を繰り返し、問題の解き方に慣れておくのもよい対策となる。

基本的な読解力の養成を！

どの日程の試験も大問Iの長文読解問題は配点が60点あるので、できるだけスコアを取りたい。設問の形式は文法・語法や文構造をたずねる問題、ボキャブラリーなどの知識から解答を出す問題、英文の内容をたずねる問題で、設問の難易度は標準的である。英文を読む場合には、普段から段落ごとの内容と英文全体の展開を捉えながら、文構造を意識して読み進める練習をしてほしい。そうすることで、英文の展開を理解することと同時に普段の学習で身につけた文法・語法や文構造の理解を深めることにつながる。また文中に出てくる語句を覚えながら学習を進めることで、徐々にボキャブラリーが豊かになっていく。いろいろなテーマで500語程度の長文を集めた問題集を使って学習するとよい。また英文の構造を重点的に学習したい人は、英文和訳の問題集で学習をするのもよい練習となるだろう。なるべく解説が詳しい問題集を選ぶことで自学自習がしやすくなる。