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こくしかん

国士舘大学

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ゼミ研究室紹介

掲載している内容は、2023年8月時点のものです

理工学部 理工学科 まちづくり学系
景観デザイン研究室

景観デザイン研究室の1枚!

おっ、模型を囲んで何やら議論していますが、これは何をしているのですか?

研究室で毎週行っている公共空間デザインゼミの一コマです。この時は、行政の方と一緒に、具体的な場所を対象に、将来のまちづくりについて議論しています。空間のデザインも、模型も、学生たちが作成したものです。

社会人の方と一緒にプロジェクトに取り組んでいるということですか?

そうです。いつもではありませんが、このように実際のプロジェクトをお手伝いすることもあります。それ以外にも、研究室では毎年デザインコンペにも参加しています。今年で17回目ですが、2018年度には…

本編に続く

理想的なまちの姿を模索し公共空間デザインの力を養う

研究テーマ

住み続けたいまちをめざし公共空間デザインに取り組む

まちづくりのなかでも、“公共空間デザイン”をメインテーマに据えるのが、景観デザイン研究室だ。

「住みたいまち、住み続けたいまちをつくることを目的に、広場や街路、水辺や橋などの新しい在り方やデザインを考えるのが、研究室の大きなテーマのひとつ」と話す二井先生は、土木学会デザイン賞2016年最優秀賞を獲得するなど研究に加え実践活動にも取り組んでいる。

「計画やデザインでは一石三鳥の目標設定が大切だと、学生に伝えています。河川を例に挙げると、以前は洪水被害を防ぐためだけの整備がほとんどでした。防災はもちろん大切ですが、それだけだと豊かな場所が生まれない。高い防災機能を持ち、多くの市民で賑わい、豊かな生態系も育める水辺が理想ですよね。では、全部達成するにはどんなアイデアやデザインが必要なのか、それを考えていこうということです。今、多くの市町村では、限られた予算のなかでまち全体への波及効果の高い空間づくりが求められています。市町村の公務員、都市プランナーや空間デザイナーとして、そうしたミッションに取り組める人材育成をめざしていますし、多くの卒業生が活躍しています」。

学生の活動

土木デザインコンペに参加しチームでの仕事を経験する

まちづくり学系では3年生から研究室に所属する。3年生と4年生が一体となる研究活動で最大のミッションとなるのが、研究室創設から17年間続けているデザインコンペへの参加だ。特に「景観開花。」という土木デザインのコンペには、研究室のチームで応募しており、2018年は最優秀賞を受賞するなど、これまで11度もの入賞を果たしてきた。

「コンペでは学んだ知識や技術を総動員するため、生きた力を身につけるには最適な方法です。またチームで取り組むため、ディスカッションやスケジュール管理など、協働作業で仕事を進める技術を磨く面でも大きな経験となります」。

さらに、3年の夏には地方の集落に出かけて学ぶ「まちづくりフィールド演習」や、興味深いまち並みを楽しみながら訪ねる「ゼミ旅行」も行われる。

「机の上だけが学びのフィールドではありません。まちには生きた教科書があり、実体験を通じて、まちの魅力や課題を知ることが深い学びにつながります。常識にとらわれず、現状に疑問を持ち、あるべき姿を模索することで、これからの社会につながるアイデアを形にできるようになります」。

PickUp 土木デザインコンペ

実際の地域を舞台に自由な発想でまちづくり

デザインコンペへの参加は研究室創設から17年間続けている。土木デザインコンペ「景観開花。」では、社会的な課題解決につながるまちづくりのアイデアと、対象となる場所の双方を自由に考える。それを1m四方の模型とパネルにまとめて応募する。テーマ課題の発表が7月、応募締切が10月末と、取り組む学生はかなり忙しい日々を送ることになる。

2022年度のテーマは「Multi-funAction」多機能橋梁空間。研究室のチームは、浅草と隅田公園を結ぶ隅田川にかかる歩道橋を提案。一次選考を通過し、東北大学でのプレゼンテーションを経て、佳作を受賞した。

学生の声


先生が関わる実際のプロジェクトに参加するなど
実践的な学びが充実

工学研究科 建設工学専攻
修士2年(理工学部理工学科まちづくり学系卒業) R.T.さん

*学年・インタビュー内容は取材時のもの

この研究室では主に、学生コンペティションや研究活動などを通して今後のまちづくりの在り方について考え、学んでいます。研究室の雰囲気は、研究室のレイアウトや使い方といった身近なデザインの話から、学生コンペなどを通してまち全体の話まで、学年分け隔てなく学生同士で積極的に意見交換をしながら空間や作品づくりをしています。先生も学生の自主性を尊重しており、親身になって相談やアドバイスをしてくれます。また、先生が関わる実際のプロジェクトに学生が参加することもあり、実際にまちに出て、地域の人や設計に携わる方々と関わる機会もあります。

研究の進め方

ゼミ旅行では歴史的なまち並みや橋などの空間デザイン事例を視察し、土地の魅力を味わう

土木デザインコンペ「景観開花。」応募案の模型写真

研究室の様子はこちらからCHECK!(大学HP)

指導教員 二井 昭佳 教授

2000年東京工業大学大学院社会工学専攻修士課程修了。建設コンサルタントで4年間、橋の設計に従事。2007年東京大学大学院社会基盤学専攻博士課程修了。博士(工学)。同年より国士舘大学に勤務。2019年より現職。

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大学・部署名 国士舘大学 入試部
Tel 03-5481-3211
E-mail ad1@kokushikan.ac.jp

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    入試部
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