駒澤大学大学からのお知らせ 入試対策情報
日本史
2026年度入試の問題分析
大問4題。全学部統一日程選抜はすべて選択式(マークセンス方式)で40問、これは従来どおりの傾向である。2026年度も2025年度と同様で、従来の均等配分の出題ではなく、近現代大問2題と古代の文献史料、『読史余論』から見る武家政権の変遷の4題構成だった。歴史総合の問題は大問での出題ではなかったが、小問2問出題された。空欄補充が主体であることに変化はないが(全40問中30問)、その空欄補充も単純な単語だけではなく、短文を挿入して文章を完成させるなど難度が高い。正誤判定問題が8問、並べ替え問題が2問出題されたが、そのうち1問は歴史総合の並べ替え問題だった。2024年度以降、図版問題は出題されていないが、全学部統一日程選抜は正誤判定や並べ替え、史料問題、図版読解などバラエティに富んだ問題を出すことが多いので、意識しておこう。
2027年度入試対策・学習アドバイス
史料を読解する力をつけよう
駒澤大学は空欄補充を中心とした出題傾向のため、史料問題も空欄補充が中心となる。2026年度は大問Ⅰ(「南方占領地行政実施要領」)・Ⅳ(『読史余論』)と史料が出題され、半分を占めた。駒澤大学の史料問題は、頻出史料とは限らず、むしろ未見史料の方が多い。しかし、冒頭に史料が来て、後半にその史料の解説文が来るので、未見史料だったとしてもいきなり読解しないで、まずはその解説文を読み、何の史料なのかを把握してから史料に取りかかると、非常に解きやすくなる。また、出典が最後に記載されていることが多く、それもヒントになり得る。近年は近世から近現代史の史料の出題率が高まっているため注意しよう。
近現代は必ず出題される
近現代史の問題は必ず出題されるが、近年は半分を占めるなど重視されている。2026年度は日中戦争~太平洋戦争・大衆の誕生とその展開、2025年度は近代の日中関係史・明治期の文学と文壇の大問2題だった。まだ、歴史総合と戦後史の比重は軽いのでまずは戦前をしっかりマスターしたい。そこで高得点を取っておけば、歴史総合で落としても合否を左右しないだろう。ただし、今後、歴史総合が増加する可能性もあるので、日本史探究をベースに理解を深めるために、歴史総合を参照するのもひとつの手である。歴史総合が負担になるようなら、まずは出題が多い外交史から始めるとよい。
因果関係や時期を意識した学習をしよう
駒澤大学全学部統一日程選抜は、選択式の空欄補充で語群がある。ほかの学部は5問記述があるが、全学部統一日程選抜では今のところ出題されていない。その分、正誤判定問題や並べ替え問題が出題される。2つ合わせて4分の1を占めるので、重要である。並べ替え問題は西暦よりも、政権者から判断することが多いので、歴史事項を学習する際には、天皇や将軍、内閣など意識した学習を心がけよう。
文化史も忘れずに
2026年度は大問1題での出題はなかったが、近代の文化史の問題が数問出題された。2025年度は大問1題で、明治文学と文壇が出題されたことからも、近代の文化史は注意が必要である。駒澤大学の文化史は、特定の文化よりも、テーマ史問題で出題してくる(仏教史、教育史、絵画の歴史など)ことが多いので、テーマを意識した学習をしよう。また、図版問題の可能性も十分あるので、写真資料集を併せて学習したい。


