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中央大学

中央大学大学からのお知らせ 入試対策情報

日本史

2024年度入試の問題分析

①文学部:例年と大きな変化はなく、全時代から出題され、解答形式はマークセンス方式・記述式の併用であった。用語の選択・記述のほか、正誤判定や年代配列問題が図版や史料を用いて出題された。

②商学部A・B:A方式は古代~現代から、B方式は全時代から出題された。両方式とも例年通り近現代からの出題比率が6割を占め、解答形式はマークセンス方式・記述式の併用であった。歴史用語を選択・記述させる問題のほか、正誤判定や年代配列問題が出題された。

③経済学部I・II:両方式とも全時代から出題され、すべてマークセンス方式での出題であった。例年通り近現代からの出題が5~6割を占め、大問のほとんどで史料・地図・表・グラフを用いた語句選択・正誤判定・年代配列問題の形式で出題された。

④法学部:全時代から出題され、第4問以外はすべてマークセンス方式で、選択肢それぞれの正誤を判定させる正誤判定問題を中心に出題された。第4問では歴史用語を記述させる問題が1問、30~50字の論述問題が2問出題された。

⑤6学部共通:全時代からの出題で、解答形式はマークセンス方式のみでの出題であった。例年通り正誤判定問題と語句選択問題、年代配列問題が出題されたが、正誤判定問題では正答を1つ、もしくはすべて選ばせる形式のほかに、「適切な選択肢がない」という選択肢を選ばせる形式や、従来から法学部で出題されている3つの選択肢の正誤をそれぞれ判断させる形式も登場した。その一方で正しい文2つの組み合わせを選択させる形式は姿を消し、あてはまる歴史用語2つの組み合わせを選ばせる形式が新たに出題された。

2025年度入試対策・学習アドバイス

基本事項中心の学習を

一部難問が出題されているが、そのような出題に惑うことなく、教科書レベルの事項を正確に理解・習得することが重要である。また図版やグラフなどを用いた出題も多く見られるので、資料集を用いた学習を心がけたい。また文・商学部では記述式の解答が求められるので、歴史用語の正しい表記ができるよう練習しておきたい。

計画的な学習を

中央大学ではおおむね全時代にわたって政治・経済・外交・社会・文化のすべての分野から出題され、特に商学部や経済学部では近現代からの出題割合が高い。受験生のなかには時間的制約から文化史や近現代史の学習が十分ではない人が見受けられるが、学習計画を立て、まんべんなく学習しておくことが重要である。

正誤判定問題対策

すべての学部で正誤判定問題が出題されているため、知識の正確な理解とともに、過去問などの問題演習を通じて慣れておくことが重要である。

史料問題対策

例年、法学部を除いて各学部で史料を用いた出題が続いており、史料対策は必須である。未見史料の出題もあるため、学習に際しては史料を読んで慣れておくことが重要である。

論述対策

法学部では例年30~100字程度の論述問題が出題されており、担当の先生から添削指導を受けるなど、その対策も忘れないようにしておきたい。

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