武蔵大学大学からのお知らせ 入試対策情報
英語
2024年度入試の問題分析
2月7日入試を分析する。例年どおり、大問5題が出題され、解答形式はすべてマークシート方式であり、全体的に、基礎~標準レベルの英語力を試す良問である。制限時間は60分である。文法系設問(語句補充・語句整序・会話問題)に加え、長文読解問題が出題されている。設問別に確認する。第1問は語句補充問題。一部語彙の知識を問う問題があるが、高校範囲の文法・語法表現を知っていれば十分得点できる。第2問は語句整序問題。与えられた日本語に合うように英語を並べ替える形式である。第3問は問1が会話問題である。短めの会話を読み、適切な選択肢を選ぶ。会話の内容を正しく押さえること、および、会話表現を確認したい。また、問2は英文を読み、内容一致問題に解答する。正しく内容を理解したい。第4問、第5問の読解問題は約500~550語の長文を題材とした読解問題である。設問としては、空所補充、下線部説明、内容一致問題など多岐にわたる。段落単位の内容理解を正しく行うこと、文法・語彙の知識を正しく運用することが重要だ。
2025年度入試対策・学習アドバイス
過去問対策をしっかり行おう
大問数が5題と多く、出題形式も多岐にわたる。まずは過去問で形式に慣れることが重要だ。また、問題分析のとおり、文法問題・長文読解では語彙の意味を問う出題が多い。普段から辞書を引いて、知らない単語や表現を一つずつ覚えていくことが重要である。時間配分については大問単位で解答時間を決めたうえで、その時間内で解答できるように、過去問演習を通じて演習を行いたい。
語句補充問題、語句整序問題は文法・語彙の補強を行う
語句補充問題は、高校で習う標準的な文法表現やイディオムを問うものが多い。また、語句整序問題は、イディオム・構文の出題が多く見られる。教科書で学習したり、過去問で出題されたりしたものを中心に、基本的な表現を習得したい。また、第1問、第2問を手早く解答することで、後半の長文読解問題に時間を割くことが可能だ。時間配分についても過去問演習を通じて確認をしておくことをおすすめする。
会話文問題は「内容理解」と「会話表現」を重視
会話文問題は、前後の文脈を踏まえて空所に適切な会話文を入れる形式である。その際、①会話が行われている場面の把握、②空所の内容理解、③会話表現の確認、が重要である。③については、過去問や、旧センター試験の会話問題などを参考にするとよい。
長文読解は「段落単位の内容理解」を正確に行う
武蔵大学の長文読解問題において問われていることは、長文全体の内容を正しく把握することである。主に、①内容一致問題、②語句補充問題、③下線部説明問題が出題されている。内容一致問題については、段落ごとの内容の把握が求められるので、段落ごとに「この段落はどのような内容を述べているか」をチェックする必要がある。語句補充問題は、前後の文脈から解答を決めるものが多いため、段落内容の把握と伴わせて文と文のつながりを意識したい。また、語彙知識を問うものも多いため、単語・熟語のインプットを正しく行っていくことが必要である。最後に、下線部説明問題は、指示代名詞の指示対象を問われており、意味・文法両面から正確に捉えていくことが重要である。