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京都橘大学

京都橘大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語

2024年度入試の問題分析

一般選抜前期A日程は大問4題で全問マークシート方式。難易度は標準レベル。[I][II]は500~550語程度の長文読解問題、[III]は短文空所補充および語意定義選択問題、[IV]は日英対照式の英文完成問題。[I][II]共に空所補充、類義語句選択、内容真偽問題が同形式で出題される。2024年度は[II]のみ、代名詞を含む下線部のパラフレーズ問題が出題された。[III]はABに分かれ、Aは文法・語法問題が5問。Bは5つの英単語の定義として正しい英文を7つの選択肢から選ばせる問題。[IV]の英文完成問題は400字前後の日本文が与えられ、その英訳文を完成させるもので、京都橘大学の特色問題と言える。英訳文中の下線部に空所が設けられ、日本文の該当箇所の意味に合うよう、適語を選択肢のなかから選んだり、与えられた語句を並べ替えたりして英文を完成させる。語彙(ごい)の知識に加え、日英語における解釈力と表現力、2つの言語の発想の違いに着目して考える力が求められる。

2025年度入試対策・学習アドバイス

標準レベルの語彙(ごい)力を

語彙(ごい)力は得点に直結する。ひとつでも多く覚えよう。単語集で紹介されている同義語も覚えたい。なお「暗記」に苦労している人には、実際に発音しながら繰り返し書くことをおすすめする。「マークシート方式だから書けなくてもよい」と考える受験生もいるが「声を出し手を動かす作業」は五感を刺激し記憶の定着を促す。さらに意味を英英辞典で確認すると[III]B対策にもなる。

文法・語法問題対策は反復練習で

幅広い範囲から出題されるので、苦手項目を克服しておこう。そのためには①参考書を最低3回読む。例文を音読し解説を熟読する。②問題集を使い該当範囲の問題を解く。③参考書を再読し理解度を確認する。①~③を文法項目ごとに行う。なお問題集は「文法項目別編成」「解説が豊富」を条件に自分が「使いやすい」と感じたものを選び、同じ問題に最低3回は取り組む。100問を1回解くより30問を3回解いたほうが、知識と解法が身につく。

長文に慣れよう

全体を通して1,000語以上の英文を読むことになるので、まず「長文」に慣れること。リーダーの教科書のような、空所や下線部のない英文を利用し、辞書を引かずに1~2回読んだ後、全文訳を見て理解度を確認する。代名詞が指す内容を明らかにすることも忘れずに。その後、改めて英文を読み直す。この練習の反復により、知らない語句があっても最後まで読み通す気力や集中力を養いたい。次に京都橘大学の過去問を解き、答え合わせをしながら意味がわからない語句を辞書で調べる。以後、同じ問題を3~5回、数日間隔を空けて解く。問題レベルと形式に慣れることで得点力がアップする。

直訳ではない和文英訳に慣れる

[IV]対策として、日本語で書かれた文章とその英訳を対照しながら読む練習を積んでおこう。効果的なのが書店の語学書コーナーにある、日英対訳式(左右の頁に日本文と英文が載っている)書籍の利用である。興味を持てそうな内容のものを1冊選び、段落ごとに「日本文→英文」の順に読み進めていく。英文中のキーワードとなる語句はマーカーを引いたりノートに書き出したりして覚える。結果的に[I][II]の長文対策にもなる。

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