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りゅうこく

龍谷大学

龍谷大学大学からのお知らせ 入試対策情報

現代文

2024年度入試の問題分析

各試験日程で現代文が2題出題される。〔一〕では評論文が、〔二〕では、評論文もしくは、随筆が出題される。文章内容は言語、文化、文学、教育、身体、宗教、科学など、様々なテーマから幅広く出題されている。解答形式は、全問マーク式である。設問数は〔一〕が9問、〔二〕が8問の出題である。設問内容は、漢字の書き取り、空欄補充(接続語句、キーワード、文挿入)、指示語の内容、語句の意味説明などの基本的な知識を問う設問をはじめ、傍線部説明問題(内容説明、理由説明)、本文全体に関わる問題(合致するものもしくは、合致しないものを選択させる)などで読解力が問われる。試験時間から考えると、時間に余裕があるわけではないので、本文構成や主題をスピーディーに把握する練習が必要である。

2025年度入試対策・学習アドバイス

基本的な知識の確認

問題分析でも触れたように、〔一〕では、漢字の書き取り(4問)が出題されるので、日頃から対策を立てておこう。漢字練習には、漢字ドリルなどを活用することで知識量を増やすことが必要だ。また、文脈を踏まえて漢字の意味を把握して解答することも心がけておこう。

読解力を身につけよう

読解力を養成するためには、日頃からキーワードや論理展開、筆者の主張に注意しながら本文を論理的に読むことが大切である。そのときの注意点としては、漠然とした読解や流し読みはやめよう。このような学習態度で本文読解を行っても読解力の向上は望めないということである。本文で筆者が「何について」「どのようなこと」を主張しているのかを読む訓練や本文構成(段落のつながり)を素早く理解する訓練を積むことが大切である。普段から市販されている問題集や大学の過去問を活用することが有効な練習方法である。とにかく「丁寧に」「素早く」本文の論理展開やキーワードを理解しつつ、筆者の主張を読むことを繰り返すことや、様々なテーマの文章に触れることで精緻な読解力を養うことが大切なことである。さらに、「キーワード集」を用いて評論文に頻出する「ことば」や「テーマ」に触れて知識量を増やすことも有効な勉強方法のひとつである。

過去問を解こう

過去問を解いて、頻出の「テーマ」は何か、どのような「設問形式」か、また、手際よく解答するための「解法」は何かなどの出題傾向(特徴)をつかむことで、設問に対する対策を立てることが大事である。過去問から自分に何が必要なのかを知ることができるため、学習計画も立てやすくなる。徹底的に問題を研究し、傾向に合わせた対策を立てることが合格への近道である。

設問の対策

まずは、傍線部説明問題の対策であるが、「なんとなく」傍線部や傍線部の前後の文脈を眺めても正解は選べない。設問条件や傍線部でポイントを明確にすることが必要である。注目するポイントは、①傍線部の論理関係、重要語句。②傍線部を含む文の構造の確認。③本文の論旨展開。以上のポイントを踏まえることが大切である。空欄補充は空欄の前後の文脈を論理的に考えることが大切である。選択肢でわからない語句は必ず「辞書」で意味を確認し覚えよう。最後に、内容合致は、筆者の主張や本文構造に注意することで解答が得られるので、丁寧に論旨展開を読み進めることが求められる。

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