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かんさいいか

関西医科大学

関西医科大学大学からのお知らせ 入試対策情報

英語(看護学部・リハビリテーション学部)

2024年度入試の問題分析

出題形式、大問や設問の数、そして問題のレベルは例年ほぼ同じ。標準的なレベルの良問である。2024年度は大問4題で設問数は34問。2023年度と同様である。そして問題はすべてマークシート式の客観問題である。

大問Iでは2024年度は対話形式の長文問題が出題された。設問は語句補充、内容一致問題などで7問。大問IIは文法問題。問いは3つに分かれていて、解答箇所は10問、大問IIIは日本語訳のついた語整序の文法問題が7問。大問IVは長文読解問題で設問は10問。つまり読解問題の設問が17問、文法問題の設問が17問で、英語の読解力と文法力とが等しい比重で求められている(なおリハビリテーション学部は大問IIIまでは看護学部と同じ。大問IVの設問数が3問減って7問。代わりに200字以内の日本語の作文が課されている)。

設問の形式は多彩である。受験生の英語力を総合的に評価しようという大学側の意図が明確に感じられる。英文は単語、文法ともに標準的なレベルであり、高校の教科書レベルの英語力がしっかり身についていれば十分に対処できる。奇をてらった受験テクニックが要求されるわけではない。日頃からの地道な学習を続けることが合格につながるはずだ。

2025年度入試対策・学習アドバイス

長文対策

英文は長文化の傾向にある。内容は一般教養レベルの英文であり、構文もそれほど複雑ではないので、いたずらに難解な英文解釈に取り組むのではなく、標準レベルの英語長文問題の演習を続けることが大切である。2024年度は大問Iで対話形式の英文が出題されたが、ことさら会話表現などを覚える必要はないだろう。基本的な単語力と文法の知識があれば、十分に対応可能である。大問I・IVともに内容一致問題が出題されている。細部にとらわれるのではなく、英文のメッセージの流れを大きく把握することを心がけよう。

出題される単語は標準レベルだが、単語力を問う設問の比重が高いので、基本的な水準の単語を網羅してある(あまり難しすぎない)市販の単語集を1冊仕上げておくことをお勧めする。標準レベルの単語で知らない単語をなくすことが大切である。日頃から辞書を引く習慣も身につけておきたい。辞書は語の意味を調べて終わりにするのではなく、例文を通して学び、その単語に対する感覚を鍛えることを心がけよう。

文法対策

文法問題が全体の半分近くを占めていて比重も高い。文法対策はしっかりやっておく必要がある。問題は高校の教科書レベルである。難問ではないが、文法について正確で確実な理解が求められる。基本的な事柄を「だいたい」ではなく「完全に」理解してほしい。難問への対策は不要。

高校の英語表現の教科書やワークブックを、総合英語の文法書を絶えず横に置いて、地道に勉強する習慣を身につけることが大切だ。例文の暗唱も有効な方法である。

日々の努力を大切に

毎日欠かさず、英語の教科書や問題集を開き、文法のワークブックを演習し、単語集を覚えるという作業を地道に続けるならば、関西医科大学の入試問題は必ず解けるようになる。自分のペースで焦ることなく努力を続けてほしい。健闘を祈る。

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