<入試科目の掲載について>
入試科目情報は、全学部・方式の入試科目が公表された大学より順次掲載しています。

私立

こくしかん

国士舘大学

国士舘大学大学からのお知らせ 入試対策情報

※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中

英語

2023年度入試の問題分析

ここでは前期選抜(2月1・2・4日)とデリバリー選抜(2月3日)の問題を分析する。大問数は日程によって5~6題と異なるが、小問数が40または50問で全問マークシート方式(制限時間60分)であることは共通である。読解総合問題・文法語法問題はどの日程でも出題されるが、対話問題や正誤問題、整序問題は日程によって出題の有無が異なるので、受験する日程に応じた対策をしておこう。標準レベルの出題が中心だが、なかには難度が高いものもあり、高校で学んだ語彙(ごい)・文法・読解の知識を使いこなさなければならないので、決して簡単に解けるわけではない。読解総合問題では内容一致問題のような典型的な設問以外に、空所補充や下線部の語句を言い換えさせる設問も多く、文脈や本文全体の流れを正確に捉えておく必要がある。前半の読解総合問題で時間を使い過ぎると後半の問題を解く時間が不足するので、後半の文法語法問題や正誤問題のような知識系の大問から解き始めるとよいだろう。

2024年度入試対策・学習アドバイス

語彙(ごい)対策は何度も反復せよ

語彙(ごい)力はスポーツの「基礎体力」に相当する。どんなに才能のある選手でも基礎体力がないと試合に勝てないように、語彙(ごい)力が乏しいと読解・文法ともに不利になるため、単語集を活用して豊富な語彙(ごい)力を養成しておこう。その際には、一度覚えたからといって放置せず、何度も反復練習して完全に習得するまで極めること。単語集に載っている訳語を丸暗記するのではなく、「この単語はこういうニュアンスだ」というイメージで捉えておくとよい。週に1日は「その週に覚えた単語を再確認する」という復習専用日を設定すると定着度が増すはずだ。

文法は根拠を重視せよ

文法はスポーツの「ルール」に相当する。ルールをよく知らないままでは試合に勝てないように、文法が曖昧なままでは英語力は伸びないので、どういう文法ルールに従って英文が並んでいるかを正確に理解しておくことが不可欠だ。出題される文法問題は大半が標準レベルだが、全範囲からまんべんなく出題されるため、問題集で対策する際には「なぜこの形になるのか」「なぜほかの選択肢は駄目なのか」という根拠を重視しよう。特に正誤問題では「こういう理由でこの部分が誤っている」「正しい形はこうなるはずだ」といった明確な根拠がないと正解できないので、根拠の説明が詳しい問題集を選ぶとよいだろう。

読解は「速読」と「精読」を区別せよ

読解はスポーツの「試合」そのものに相当しており、ここで得点できるどうかで合否が決まる。重要なのは「速読」と「精読」を区別することだ。内容一致問題は要旨を大まかに把握するという「速読」で対応できるので、多少の読み間違いがあっても、筆者の主張や話題の展開の概要がつかめていれば十分に正解に到達できる。また、空所補充や下線部の言い換え問題でも「この文脈ならこういう内容になるはずだ」といった推測力を働かせれば対応できる。ただし、下線部の和訳を選択肢から選ぶ問題では、英文構造を分析してその構造に忠実に和訳するという「精読」が必要だ。知っている英単語を拾って適当につなぐといった読み方では正解が選べない。問題集で対策する際には、この「速読」と「精読」を区別して、両者を混同しないように意識しておこう。

PAGE TOP