国士舘大学大学からのお知らせ 入試対策情報
※昨年度(2024年4月入学)情報を掲載中
数学I・A
2023年度入試の問題分析
2月1日実施分は大問5題で、それぞれの設問の題材は「式の計算」「2次関数の最大・最小」「図形と計量」「平面図形」「場合の数」であった。2月2日実施分は大問5題で、それぞれの設問の題材は「連立不等式」「2次方程式の解の配置」「図形と計量」「平面図形」「整数の性質」であった。2月3日実施のデリバリー選抜試験は小問集合が1題と大問2題であり、小問集合は「2次不等式」「集合」「順列」「平面図形」を題材にした4問の小問から構成されていた。また、大問2題の題材は「2変数の2次関数」「最小公倍数と最大公約数」であった。2月4日実施分は大問5題で、それぞれの設問の題材は「式の計算」「2次関数の最大・最小」「データの分析」「平面図形」、「2進法」であった。どの実施日においても試験時間は60分であり、標準的な内容を問う問題から深い考察を要求する問題まで、いろいろな問題が出題されている。特に、図形や整数を題材にした問題のなかには、完答するのが大変なものも見られる。
2024年度入試対策・学習アドバイス
図形問題に多く触れるようにしよう
2023年度の試験では図形や三角比についての問題が多く出題された。数学Iの「図形と計量」の分野の知識と数学Aの「図形の性質」の分野の知識の両方が問われることになるので、それら分野の知識をしっかり整理しておこう。特に、数学Iの「図形と計量」で学習する「sin、cos、tanという三角比が絡む図形に関する公式(余弦定理や正弦定理など)」は適切に活用できるようにしておきたい。また、平面図形においては「円」「三角形の相似」といった知識を、空間図形においては「球」「円錐」「四面体」「円柱」「三角柱」「直方体」といった有名な立体が題材になっている問題の解法を整理しておくようにしよう。以上のことを意識して、日頃からいろいろな図形問題に触れるという習慣をつけておくことが大切である。
計算練習をおこたらないようにしよう
2023年度の試験では式の計算に関する問題も多く出題された。出題された問題の題材としては、文字が多く含まれる式の因数分解などの「文字を多く含む式の計算」や連立不等式などの「不等式についての設問」が目立った。日頃から、いろいろな分野の計算練習をしておこう。
2次関数をしっかり学習しておこう
2023年度の試験では2次関数の問題も多く出題された。頻出テーマである「最大・最小」「2次不等式」「解の配置」については、日頃から頻繁に触れておこう。また、平方完成などの基本的な式変形についても、スムーズにできるようにしておこう。
場合の数と確率の対策をしよう
2023年度の試験では場合の数・確率の問題も多く出題された。その出題内容も、決して典型的なものではなく、思考力や応用力を問うものであった。そのような問題に対応するためには、日頃から、「順列」「組合せ」といった場合の数の主要なテーマと「反復試行」「条件付き確率」といった確率の主要なテーマに触れつつ、いろいろなタイプの問題に触れることが大切である。このような学習をしながら、そのテーマで取り上げられた様々な解法を身につけていこう。