昭和女子大学大学からのお知らせ 入試対策情報
日本史
2024年度入試の問題分析
入試の形式はすべてマーク式
A日程・B日程ともにすべてマーク式で、大問数は4題、総設問数はA日程で50問、B日程で45問であった。正誤判定問題がA日程で25問、B日程で25問出題され、「正と誤」を組み合わせるXY正誤が中心である。語句選択問題のうち、空欄補充式の問題では複数の空欄の組み合わせを問う形式があり、正解を導き出すのに慎重さが要求される。また、近年は並べ替え問題も必ず出題されているので(2024年度は両日程とも3問)、因果関係や出来事の政権者(天皇や将軍、執権、首相など)を意識した学習を心がけたい。
全時代から均等に出題される
2024年度も2023年度同様に両日程とも、古代・中世・近世・近代が大問4題で出題された。この傾向が続けば、対策が取りやすいので高得点を狙いたい。B日程は出題されなかったが、A日程は戦後史が8問出題された。2023年度は6問だったが、2024年度は8問に増加したことに加え、地図やグラフ問題まで出題された。今後も戦後史の問題が増加する可能性が高いので注意しよう。
2025年度入試対策・学習アドバイス
教科書での基礎固めが大切
まずは、教科書の理解をベースにした基本事項の完全習得を目標にしよう。太字の周辺部分を注意深く読んで、前後関係や因果関係をつかんでいくなどの工夫をすれば、正誤判定問題では内容の正誤だけでなく時期を判断できるようになるし、年代整序問題では選択肢の時代を大まかにつかんで順番を確定できるようになるだろう。
文化史は早めの対策を行おう
昭和女子大学では史料問題も出題される。基本史料では空欄を埋める用語の知識が問われ、未見史料では読解力や応用力が問われる。教科書の内容を理解し覚えていても、史料対策をしていないと史料問題は解けるようにならない。一問一答式の暗記や教科書の通読などに終始してしまい、史料対策が後回しになってしまう受験生も多い。しかし、教科書に載っている基本史料は、史料文の空欄補充が出題されたり、関連する知識が問われたりするので、ある程度読み慣れておかなければならない。
史料問題対策を必ず行おう
昭和女子大学では史料問題も出題される。基本史料では空欄を埋める用語の知識が問われ、未見史料では読解力や応用力が問われる。教科書の内容を理解し覚えていても、史料対策をしていないと史料問題は解けるようにならない。一問一答式の暗記や教科書の通読などに終始してしまい、史料対策が後回しになってしまう受験生も多い。しかし、教科書に載っている基本史料は、史料文の空欄補充が出題されたり、関連する知識が問われたりするので、ある程度読み慣れておかなければならない。
図版を併用しよう
地図やグラフ、写真など図版を使用する問題も出題される。2024年度は、A日程で能の絵・日清戦争の賠償金の使途のグラフ・戦後の日本の領域の地図・戦後のエネルギー需給の推移、B日程で、来迎図の絵・福島事件と秩父事件の地図、2023年度はA日程で不平士族の反乱の地図、近代の鉄道のグラフ(民営と官営)、B日程は第一次世界大戦開戦後の物価指数、柳条湖事件の地図が出題された。時代や分野に統一性はないが、いずれも教科書レベルの標準的な図版である。学習をする際にも教科書や資料集を併用することは効果を高めることになるので、ぜひ実践してほしい。