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地理

2026年度入試の問題分析

2026年度A方式の分量は大問4題・小問52問で、例年どおりであった。内容は〔Ⅰ〕地球上の位置の時差、〔Ⅱ〕世界の宗教、〔Ⅲ〕アフリカ地誌、〔Ⅳ〕日本の農業であった。例年、地誌が1題出題され、2025年度と同様に図示する小問が〔Ⅰ〕で出題され、また日本に関する大問が2025年度から続けて出題された。出題形式はリード文中の空欄や下線部に関連する語句の記述・記号選択が主であり、4問程度、短文や語句で説明する問題がある。難易度は標準レベルであり、記述する語句は教科書の基本用語が中心である。

2027年度入試対策・学習アドバイス

基本用語を確実に覚えよう

基本用語はまずはリード文や小問の内容から連想できる程度の理解力があればよい。2026年度の系統地理の大問は〔Ⅰ〕時差(地理総合の始めの単元)、〔Ⅱ〕宗教(地理探究の生活文化)、〔Ⅳ〕農業など、教科書の対応分野がわかりやすいが、2025年度では交通の大問のなかで工業の国際分業による影響を問うなど、複数の系統分野を扱う大問もある。そのため「今、どの分野の小問を解いているのか」を判断できるように、基本用語は、どの単元・項目で出てくるものなのか、教科書の構成に即して整理しておこう。系統地理、地誌の大問とも、社会的課題に関する語句を取り上げる場合が多いので、各単元の後半部分にも注意して学習しよう。例えば、2026年度〔Ⅳ〕の日本の農業が抱える課題や対策は、教科書では農業の単元の後半に記載されている。従来の過去問の系統分野のリード文は教科書的な流れで書かれており、リード文を読むこともよい学習になる。さらに2026年度〔Ⅳ〕で6次産業化、2025年度〔Ⅳ〕で移民問題などが出題されており、この他グローバル化や防災など、教科書の近年の話題にも注目しよう。

統計・地名・計算

統計や地名の出題は選択肢があることが多い。2026年度〔Ⅲ〕では国別の移動電話の普及率が問われたが、これは「所得水準の高い国の方が低い国より先に普及している」など特徴がわかれば解答できた。統計の細かい知識が問われることは少ないので、統計は上位国の特徴(自然、人口、所得水準、地域的偏りや割合の大小など)を捉える学習が大切である。地名については〔Ⅲ〕でリード文中の空欄にあてはまる語句が選択肢で問われているが、各空欄は実質2~3択である。選択肢を見る前に解答が想像できると望ましいが、選択肢を見た後でそれが何を指すかわかる程度の理解力でも十分解答可能である。地名を苦手とする受験生は多いが、成城大学では地名を選択肢なしで記述させることは少ないので、まずは語句を見れば地図上の位置や地域が想像できるくらいの知識力を目標として地図を用いて学習しよう。地名は地図帳の一般図のみならず、何に関する地名なのか、主題図と併せて学習するとよい。また、2025・2026年度と続けて描図が問われている。系統地理の各種主題図や主な国の位置についても学習しておこう。

説明問題

例年、事象の特徴や、原因・結果などを簡潔に述べる小問が出題されている。これは教科書の内容について、特徴や長所・短所、原因・結果などを簡潔な語句で表を用いて整理するなど、要点を押さえて対策をしよう。また、2026年度は時差の計算が問われた。地形図の距離や勾配など基本的な計算の方法についても確認しておこう。

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